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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

安直な称賛を浴びるが。

2015-05-02 | 短文紹介
雑誌WILL6月号は読みでがあります。
宮崎正弘の
「今、中国の味方は誰もいない」は
こうはじまっておりました。

「2月27日、シャーマン米国務次官(政治担当)
はカーネギー国際平和財団で講演を行い、
尖閣諸島海域での日中間の緊張の高まりや
中国・韓国における反日運動に関連し、
『第二次世界大戦の「いわゆる慰安婦」
などの歴史問題』に言及した。
『ナショナリスト的な感覚で敵をけなす
ことは、国の指導者にとって
安直な称賛を浴びるが、
それでは感覚が麻痺するにすぎず、
進歩とは無縁である』
特に『いわゆる慰安婦』と表現して、
従来の『強制連行』『従軍慰安婦』
『性奴隷』という中国や韓国の政治
プロパガンダに疑問符をつけた点が
注目される。
これは米国務省の対中、対韓国アプローチ
の変化を顕著に示唆しているからだ。」

こうはじまる10頁を
私は、嬉々として読みました。


もう一箇所引用。


「日本でも西欧でも、
冷戦が終結してから
中国の軍事的台頭が露骨となるまで、
左翼リベラル派がメディア・論壇を
席巻していた。
欧米マスコミは中国・韓国の日本叩き
にも同調し、日本を批判する傍らで
中国を高らかに褒めそやしてきた。
だが、環境が激変し、
米国の姿勢が中国に厳しくなると、
メディア・論壇の中国観も変わった。」
(p234)

うん。歯ごたえある読みごたえ。
できたら、全文引用したくなる(笑)。
コメント
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