福澤諭吉を読みたいと、
思っているだけの私(笑)。
読まなくても思ってれば、
それとなく気になります。
諭吉の名があれば目につく。
5月9日読売新聞。
橋本五郎の「五郎ワールド」には、
最初の方に、こうして登場。
「大学生になるというのは、
私にとって別世界に足を踏み入れる
ということでした。
10歳上の長兄は入学祝いに
『福澤諭吉全集』(岩波書店、全21巻)
を買ってくれました。公務員の給料で
よく買えたと思います。一冊一冊が重く、
友人5人が手分けして運んでくれました。」
5月6日産経新聞の正論欄は
しばらくぶりに
平川祐弘氏が書いておりました。
その最後の方に、こうあります。
「明治維新は日本人が第一外国語を
漢文から英語に切り替えた文化史的
大転換で、福澤諭吉がその旗振りである。
私は『脱漢入英』の福沢の支持者だけに、
習近平国家主席が唱える『中国の夢』が
現実し、華夷秩序が復活、東アジアの人が
中国語を強制される日がきたら、
一大事だと思っている。
だが文明の興亡はめまぐるしい。
米国と並ぶ超大国と目されたソ連は、
昭和前期には社会主義建設の天国のごとく
喧伝された。だが実態は逆で、
スターリンの少数民族強制移住だけでも
千数百万人の犠牲者を出した。
中国はさすが大国で、毛沢東の大躍進や
文化大革命の際にソ連をも抜いて
二千数百万人の死者を出した。
私は歴史を直視するから
そんな国でなく日本人に生まれて、
まあよかったと思っている。・・・
平成に安んじる人には、
そんな古風なお国柄は
わからないかもしれない。
戦争世代で不慮の死をとげた
人には気の毒だが、
敗戦と復興の一身二生の
経験は悪くなかった。・・・」
この平川氏の文の見出しは
「世界史に刻まれる『昭和』の時代」
となっておりました。
思っているだけの私(笑)。
読まなくても思ってれば、
それとなく気になります。
諭吉の名があれば目につく。
5月9日読売新聞。
橋本五郎の「五郎ワールド」には、
最初の方に、こうして登場。
「大学生になるというのは、
私にとって別世界に足を踏み入れる
ということでした。
10歳上の長兄は入学祝いに
『福澤諭吉全集』(岩波書店、全21巻)
を買ってくれました。公務員の給料で
よく買えたと思います。一冊一冊が重く、
友人5人が手分けして運んでくれました。」
5月6日産経新聞の正論欄は
しばらくぶりに
平川祐弘氏が書いておりました。
その最後の方に、こうあります。
「明治維新は日本人が第一外国語を
漢文から英語に切り替えた文化史的
大転換で、福澤諭吉がその旗振りである。
私は『脱漢入英』の福沢の支持者だけに、
習近平国家主席が唱える『中国の夢』が
現実し、華夷秩序が復活、東アジアの人が
中国語を強制される日がきたら、
一大事だと思っている。
だが文明の興亡はめまぐるしい。
米国と並ぶ超大国と目されたソ連は、
昭和前期には社会主義建設の天国のごとく
喧伝された。だが実態は逆で、
スターリンの少数民族強制移住だけでも
千数百万人の犠牲者を出した。
中国はさすが大国で、毛沢東の大躍進や
文化大革命の際にソ連をも抜いて
二千数百万人の死者を出した。
私は歴史を直視するから
そんな国でなく日本人に生まれて、
まあよかったと思っている。・・・
平成に安んじる人には、
そんな古風なお国柄は
わからないかもしれない。
戦争世代で不慮の死をとげた
人には気の毒だが、
敗戦と復興の一身二生の
経験は悪くなかった。・・・」
この平川氏の文の見出しは
「世界史に刻まれる『昭和』の時代」
となっておりました。