わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

人間の本質(8)

2020-12-22 10:30:17 | 癒し
    (前日からの続き)
ふるさとは
遠きにありて想うもの
と詩人はうたいましたけれど
もともと
ふるさとから
この世に歩いてきて
それで
この世に生活している内に
すっかり
ふるさとを遠いものだと
勘ちがいしちゃったんです

そうじゃなくて
みんな
もともと
光を持って
この地上におりたんです
この地上を光にするために
降りたんです
人間は
一人一人
この地球の開発部隊の隊員だったんです
それが長い間に
その目的と
光をおびているという事実を
忘れちゃったんですね

世界平和の祈りはだから
みなさんを
原点にもどしてゆく祈りです
肉体人間という狭い人間観ではなく
もっともっと自由自在な
本当の人間の姿を
無理なくわからせてゆく
そういう祈りなんです

昔だったら道を求めて
修行をした
だけど今
肉体を痛めて本心に到るっていうことは
よほどの心の人でないとできない
それに人間のなかに
等しく光がわけられているわけですから
誰が偉くて
誰が偉くない
なんて世界じゃないんです

すべての人が光になってゆく道
今の立場、今の場を離れずに
誰もが白光を発揮してゆくみち
それが世界平和の祈りの道なのです

この世にあらわれているもの、
あらわれてくるものは
すべて消えてゆく姿であって
のこるものは
ただ
神の愛ばかりなんだ

肉体は苦しい
思いは苦しい
苦しいままに
世界平和の祈りのなかに
投げ込んでゆくと
救世の大光明が
その苦を抱きとって
いつの間にか
安心立命している自分が
祈りのなかから
あらわれてくるのです

徹底した感謝行である
この祈りを唱えてゆくときに
朗らかな
自分自身
神の大愛といつくしみのなかに
しっかりと抱かれている
自分自身
世界人類のなかの一人としての自分自身
そして
平和の気の流れの一すじである人間の
本当のすがたを
しらされてゆくことに
なるのであります
      平成2年1月30日 記