わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

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すべてをゆだねる

2020-12-30 05:38:20 | 癒し
祈るということは
大いなる生命(いのち)に
すべてをゆだねる
ということです

祈りに入ったとき
人は光明につつまれます
奥の奥のすきとおった本心の光と
天界の霊人
守護霊守護神とが
ともに
大愛の
まばゆい
円光から
光をながし
光を受け
それらが
交叉しつづけるのです
そのとき人は
何も
気付いてはいません
ただ祈りが深ければ
深いほど
その心は
波のようにしずかに
おだやかになり
おのずから
光明が
辺りを照らすのです

かがやいているとか
いないとか
そんなことは
一向かまわずに
ひたすら
世界平和の祈りのなかに入って
ゆきますと
ただもう
気持ちがよくなって
丁度日向ぼっこをしながら
いねむりをするように
スーッと気持ちがよくなります

眠りに入るとき
そして
寝入ったとき
人は
無防備です
何のおそれも
かなしみも
その上をおそいません
ゆだね切った姿が
そこにはあります
そのように
深い祈りは
何も思わず
何も考えず
母の胸に抱かれるように
ふんわりと気持ちのよい
ものなのです
電車のなかで
祈りながら眠ってしまう
というのはもっとも深い
統一のひとつでしょう

自分も人もなく
ただふんわりと任せている
そうすると
おのずから
光が放たれ
光が流れてきて
光につつまれた人を
みることになるのです
意識する
しないにかかわらず
人は
こういう存在です

本心の光を
明るく照らして
祈っている
それが人間なのです
人間の真実の
姿なのです
    平成2年1月31日 記