わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

道(5)

2023-05-20 10:27:09 | 癒し
     (前日からの続き)
一体、救いとか、救われの範囲、というのは
これは、人間の側から出ていることです。
神様というのは、本来、枠のないもので、救う
ということについても、誰を救って誰を救わない
という方ではないわけです。
ですから、神様側からすると、救いの対象は
無限大、救われ方は無限定ということなんです。

この救われ方ですが、お金持ちになってそれで
よかったという価値感、それだけが幸福だと思って
いる人は、お金持ちになるということ自体で、もう
救われたと思うのかもしれませんし、また、それは
一面で幸福なことかもわかりませんけれども、
神様の側から見た救い方、あるいは救われ方
というものは、単なる事実、実際に、一つのことが
起こったとか、状況とか、それだけを指している
のではありません。
なぜ人を救うのかというと、それは、人間が本来
一人一人神の分霊(わけみたま)であって、
大神様、宇宙神の輝きを現わす生き生き
とした生命の相(すがた)に帰すためであります。
そういう生命の相があるのだ、自分の中に内在
しているのだということを理解させるため
であります。

ですから、この世的にみれば、何と理不尽なと
思われるような運命を最後に受けて死ぬ人が
ありますけれども、それでもその人は神様から
みれば十分な救い、あるいは救われをすでに
受けている、なぜなら、神様は愛そのもの
だからです。
        (つづく)