「こだわり」の哲学と実践

ものごとに「こだわる」から楽しい!

チャランギスタ:「ホルヘ・ミルチベルグ」

2015-05-29 00:10:00 | Weblog
アルゼンチン人でベテラングループ「ロス・インカス」のチャランギスタ。「ホルヘ・ミルチベルグ(Jorge Milchberg)」氏。僕はこの人の作った曲が好きです。とくにウニャ・ラモスがケーナで参加した『ウルバンバ』の曲は全部いい!その収録曲すべてがホルヘさんの作曲と後から知った。どこか神秘的な爪弾きが彼の持ち味だと思う。このロス・インカス2枚組のアルバムの1枚はすべて、ミルチベルグ氏のチャランゴ演奏で17曲収録されている。貴重な1枚です。タイトルもズバリ「El Charango De Los Incas」素晴らしい演奏です。いまも、パソコンいじっている時のバック・グランド・ミュージックとして聴いています。フォルクローレで使われるチャランゴはマイナーな楽器だけど現地ではたくさんの製作家がいる。アチャ、パノソ、リーバス、ガンボア、イグナシオ、ウンベルト、キスペ・トレス、ロドリゲス、オロスコ、ビリャルタ、、etc それぞれ、特徴があって奥が深そう。それと同時にすばらしいチャランギスタもいっぱいいる。チャランゴ弾きのマエストロをご紹介しよう。①エルネスト・カブール:多分、一番有名なチャランギスタ。チャランゴをただの伴奏楽器からソロ楽器に格上げした人らしい。1960年代に誕生した伝説的グループ「ロス・ハイラス」でチャランゴを弾いてた。②マウロ・ヌニュエス:1990年代前半に現在の一般的なチャランゴのかたちを確立した人。詳しくは不明。③ウィリアム・エルネスト・センテージャス:『Ven a mi』、『Ausencia』といったチャランゴの名曲を数多く作った人。残念ながら故人。④サウル・カジェーハス:今、一番勢いのあるチャランギスタ。ボリビアのグループ「プント・ナスカ」でチャランゴとボーカルを担当してる。⑤ドナット・エスピノーサ:ボリビアの国民的グループ「サビア・アンディーナ」のチャランギスタ。⑥クラルケン・オロスコ:「グルーポ・アイマラ」、「ワラ」のチャランゴ奏者。コンドルの爪を持つ男という異名があるらしい。⑦ハイメ・トーレス:アルゼンチンで一番有名なチャランゴ奏者。⑧ハイメ・グアルディア:ペルーの国民的チャランギスタ。歌いながらメロディーを爪弾くペルースタイルのチャランゴを弾かせて、この人の右に出る人はいないとの噂も。⑨フレディ・トレアルバ:チリのチャランギスタ。多分、トレモロのテクニックは絶品とのこと。早弾きフレディとあだ名がついているらしい。・・・とチャランギスタの名前を挙げたが、いつか、自分も、チャランギスタと呼ばれる位になりたいと願いながら練習に励んでます。ちなみに、自分の「こだわり」のチャランゴは、ペルー製のクリスティアン・メナ作の「ハイメ・グアルディア・モデル」である。「こだわり」の逸品です。
おしまい