「レコード鑑賞」シリーズ。第７回のお題は、「イ・ムジチの四季/アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、永遠のベストセラー２枚組。イ・ムジチ合奏団によるヴィヴァルディ協奏組集「四季」とモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークその他を収録。イ・ムジチ合奏団のことを紹介すると、イ・ムジチとは「音楽家たち」という意味で、ローマ聖チェチーリア音楽院卒業の若手１２名によって１９５２年３月ローマで組織された室内合奏団のこと。編成はヴァイオリン６、ヴィオラ２、チェロ２、コントラバス１、チェンバロ及びピアノ１の編成となっている。イ・ムジチは楽員各々がソリストとして十分通用するテクニックを持ち、アンサンブルでも指揮者なしで素晴らしい演奏をきかせる。かのトスカニーニも「間違いなく世界一美しい室内合奏団だ」と絶賛を惜しまなかったイ・ムジチは、イタリア独特の明るい弦の音色と素晴らしいアンサンブルをもって完璧な音楽を形造り、観衆を魅了する。イ・ムジチのすべてがこのアルバム２枚組に！。絶妙なバランスで重厚感あふれる音楽を聴かせてくれる。
おしまい
おしまい