花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

いつか 帰る道

2020年07月11日 11時04分32秒 | 趣味
雨に濡れてきんかんの花が咲いています
遠くで鳴る雷の音をきいたのでしょうか
きんかんは雷が鳴る度に花が咲くといいますもの




赤玉瓢箪木の花がこんな時季に咲いているのです
もう赤い実が成るのは無理でしょうに





日ごろ茶道と筝曲は人生の課題と思って暮らしていたのです
それなのにこのところ詩吟を習い始めた私は
お琴を出して弾く余裕がなくなっているのです
年に2回我が家で琴 三絃 尺八の合奏を楽しんでいましたのに
もっと老齢になって詩吟の声が無理になったらまたお琴をと
思っています

筝曲で “残月“を初めてきいたときの感動は忘れられなくて
生意気にもお琴を習う目的は“残月”を弾けるようになることと
自分を鼓舞していたのかも
我が家の演奏会での曲目選びで私が”残月”を希望すると
三絃を演奏する人が少し躊躇されたのですが私は強引にダメだったら
ほかの曲に替えるからと
“残月”の唄 心惹かれるのです
~磯部の松に葉隠れて 沖の方へと入る月の~
低い声で静かな前うたは涙を誘うのです
それでいて手琴ははれやかで美しいのです
またいつか帰る道と思っています



最新の画像もっと見る

コメントを投稿