僕は、人付き合いがとても苦手なわけで。
さらに小学生の頃から勉強が苦手で、運動もできなかった。
小学3年か4年の頃。それまで成績が2ばかりだった僕が、3をとったことがあった。
その成績表を見た母親が、「ご先祖様に感謝しないと」と仏壇に手を合わせていたことが記憶に残っている。
運動もできなかった。
劣等感っていう言葉は知らなくても、それは体に染み付いていた。
なんとなく「みんなとは違う。頑張れない僕」という感覚が、さらに友達との壁を作った。
だが、親の愛情はなんとなくわかっていた。
(父親には何度も蹴飛ばされたことはあったりしたが)
多分、そのことが僕自身を路線変更に導いたきっかけなのだと思う。
褒める所が少ない僕には、他人から褒められたという記憶が薄い。
その反作用なのか「誰かに認められたい」「褒められたい」「見捨てられたくない」という気持ちが自分を動かすことがある。
それはそれで問題はある。褒められるために、認められるために生きているわけじゃないから。
そして
僕のもとに、男の子が生まれてきた。
僕の遺伝子を継いでいる彼は、残念ながら僕に似ている。
算数も早くできなかったり、漢字ドリルも遅かったり。
かけっこもびりで。
お休みの日は家で遊んでいる。
だけど僕に似ず、いいところもある。
折り紙名人で、恐竜博士で。
好きなことは、みんなが幸せになること。
彼は、僕が感じていたような惨めな気持ちになることはあるんだろうか。
寂しい気持ちになることがあるんだろうか。
それを自分自身で乗り越えられるんだろうか。
僕が彼にできることはなんだろう。
Ken Hirai - 思いがかさなるその前に
この歌を何回聴いても涙が出る。
彼の前でこの歌は歌えない。
――――
君の目に映る青空が
哀しみの雨に滲んでも
そんなときは思い出して
笑い合えた今日の日を
その手のひらは虹もつかめるさ
君だけの歌を探しに行こう
誰といても一人ぼっち
唇噛みしめるときには
またここに来て同じ空を
何も言わずに眺めよう
ねえ いつか君は君の夢を忘れてしまうのかな
そんなときは瞳そらさずに君と向き合えるのかな
言葉にならない思いだけ
強く手を握ろう
――――
さらに小学生の頃から勉強が苦手で、運動もできなかった。
小学3年か4年の頃。それまで成績が2ばかりだった僕が、3をとったことがあった。
その成績表を見た母親が、「ご先祖様に感謝しないと」と仏壇に手を合わせていたことが記憶に残っている。
運動もできなかった。
劣等感っていう言葉は知らなくても、それは体に染み付いていた。
なんとなく「みんなとは違う。頑張れない僕」という感覚が、さらに友達との壁を作った。
だが、親の愛情はなんとなくわかっていた。
(父親には何度も蹴飛ばされたことはあったりしたが)
多分、そのことが僕自身を路線変更に導いたきっかけなのだと思う。
褒める所が少ない僕には、他人から褒められたという記憶が薄い。
その反作用なのか「誰かに認められたい」「褒められたい」「見捨てられたくない」という気持ちが自分を動かすことがある。
それはそれで問題はある。褒められるために、認められるために生きているわけじゃないから。
そして
僕のもとに、男の子が生まれてきた。
僕の遺伝子を継いでいる彼は、残念ながら僕に似ている。
算数も早くできなかったり、漢字ドリルも遅かったり。
かけっこもびりで。
お休みの日は家で遊んでいる。
だけど僕に似ず、いいところもある。
折り紙名人で、恐竜博士で。
好きなことは、みんなが幸せになること。
彼は、僕が感じていたような惨めな気持ちになることはあるんだろうか。
寂しい気持ちになることがあるんだろうか。
それを自分自身で乗り越えられるんだろうか。
僕が彼にできることはなんだろう。
Ken Hirai - 思いがかさなるその前に
この歌を何回聴いても涙が出る。
彼の前でこの歌は歌えない。
――――
君の目に映る青空が
哀しみの雨に滲んでも
そんなときは思い出して
笑い合えた今日の日を
その手のひらは虹もつかめるさ
君だけの歌を探しに行こう
誰といても一人ぼっち
唇噛みしめるときには
またここに来て同じ空を
何も言わずに眺めよう
ねえ いつか君は君の夢を忘れてしまうのかな
そんなときは瞳そらさずに君と向き合えるのかな
言葉にならない思いだけ
強く手を握ろう
――――