僕のありえない日々

受け入れがたい日常について

君の好きなとこ

2012年09月20日 | 貼り付けるブログ
A「僕はなんであの子のことを好きになっちゃったんでしょうか」
僕「へぁ?」

少人数相手の任務が終わり、やっと自分の課へ帰れると思ったとき、一人残った若い兄ちゃんが僕に聞きにきたわけで。

A「あの子が好きになっちゃったんです。だけどどこが、何が好きなのかわからないんです。だけど好きなんです」
僕「・・・・・」
A「うーぴーさん。あの子の何がいいんです?」

まてまてまて。惚れとるのはお前だろうが。質問の意味がわからん。
っていうか、なんで僕に聞く。
っていうか、僕、もうここの勤務は終わりなんだけど。部屋に帰りたいんだけど。
っていうか、僕が「見た感じモテない男」だとはよくわかっておろうに。

A「確かに可愛んですけど、そんなにすっごい「可愛い」ってわけじゃないし」
A「特別に優しくしてもらったわけでもないし」
僕「・・・・・・」
A「こんな気持ちで、あの子を好きになっていいんでしょうか」

あー。いやー。なんていうのかなー。
甘酸っぱいですー。
青春ですー。
っていうか、そんな話はできれば避けたいんですけどー。

A「うーぴーさん。どう思います?」

さーて、あなたならどう答える。



僕「そんなんな。理由なんてないねん。」
A「は?」
僕「『ただなんとなく好き』っていうのが実は最強なんだよ」
A「うーん。ちょっとよくわかんないです」

僕「例えば逆に考えてみ?自分のことを好きだという女の子がいるとする」
A「はい。」
僕「その理由が、お前がかっこいいことって言ったとする」
A「いやぁ?・・・けど、やっぱり、ちょっと嬉しいんじゃないですか?」
僕「じゃぁその女の子が、お前よりももっと優しくて、もっとかっこいい男に出会ったらどうなる?」
A「・・・・・ううううーん。。。」
僕「好きになる理由が「外見」だけならすぐに離れていくんじゃない?」
A「・・・・・」
僕「好きになるのなんて理屈じゃなくってね、雰囲気とかフィーリングとか、そういう理由の方が大事なんじゃない?」
A「・・・・・・」
僕「だから『理由はわからないけど、ただなんとなく好き』って言うのが実は最強なんだよ」
A「・・・・・」
僕「見た目とか、内面とかは、多分アトヅケの理由なんじゃない?」

いやぁ。うまいこと言うなぁ。僕。
自分で言いながら「なるほどそうかぁ」と感じてる僕がいたりする。
けどまぁ若いの。勉強になったろう?自信を持てばいいんだよ。わっはっは。


A「・・・やっぱりよくわかんないです。自分で考えます」


 帰 れ 



君の好きなとこ  Ken.hirai

残念ながら、平井堅の名前が間違ってる。


珍しい動画を発見した。
平井堅もカブトムシも好きな僕にはテクニカルヒット

平井堅 Hirai Ken カブトムシ