
イタリアの友人が送ってくれたイタリアTV放映版、どうせMGM原版と同じだろうと思っていたら、少し違っていてびっくり!
でも、あくまでも「少し」です(笑)。
私が気がついたのは2点。
まず、タイトル・クレジットが出る前、ジェリーが軍の追っ手に取り囲まれ、リンチを受けた後です。
英語版DVDでは、新旧ともに「刑務所にぶち込んでやる」みたいな軍曹のセリフのあとに音楽とクレジットタイトルが始まります。
しかし、イタリア版では、「とっとと消え失せろ」みたい軍曹のセリフ(英語版では音声なしの部分!)のあと、ガンベルトを
拾うことも許されず、(これは英語版でも収録)たよりない足取りで丘を歩き始めます。
そのシーンが数十秒、その後軍曹にジェリーは右足のヒザ裏あたりを撃たれてしまうのです。
足を抱え込んで倒れるジェリーの姿に、「Un Fiume di Dollari」(ドルの河)のイタリア語タイトルが出て、音楽が始まります。
(↑の画像です)
少し残忍な印象を受けるシーケンスなので、インターナショナル版ではカットされたのでしょうか。
ジーノの歌う主題歌は、イタリア版でも英語の歌が流れていました。
あと、もう1点。
私が大好きなニコレッタ・マキャベリ嬢のシーケンス。
ヘンリー・シルバ扮するメンデスとの撃ちあいの前に、ニコレッタ嬢扮するメリー・アンは流れ弾に倒れてしまいます。
思わずハッとしてしまうシーンですが、英語版ではラストシーンで微笑むメリー・アンの姿が映し出されて、あっ!助かったんだ!
よかった~~~!と嬉しくなってしまいます。

しかし、イタリア版は無慈悲でした…
「何も知らなかった…」と言い残した後、彼女はガクッとうなだれて間違いなくお亡くなりになってしまうのです。
当然、ラストシーンでも彼女の微笑む姿はありません。

面白いのは、英語版、イタリア版、それぞれの同じシーケンスの構図の違いです。

英語版

イタリア版
まずカメラが描くメリー・アンのアップの顔の角度の違い。
それから、英語版にはある顔の向かって右にある黒髪が、イタリア版にはないということ。
この違いは単なる編集の違いではないことが分かり、とても面白いです。
でも、英語版は音楽もこのシーンで途切れているので、英語版に使われたカットでも彼女の最期が描かれていたのかな?
興味は尽きません。
イタリアTV放映版の面白い点、これからも時間をみてアップします。
でも、あくまでも「少し」です(笑)。
私が気がついたのは2点。
まず、タイトル・クレジットが出る前、ジェリーが軍の追っ手に取り囲まれ、リンチを受けた後です。
英語版DVDでは、新旧ともに「刑務所にぶち込んでやる」みたいな軍曹のセリフのあとに音楽とクレジットタイトルが始まります。
しかし、イタリア版では、「とっとと消え失せろ」みたい軍曹のセリフ(英語版では音声なしの部分!)のあと、ガンベルトを
拾うことも許されず、(これは英語版でも収録)たよりない足取りで丘を歩き始めます。
そのシーンが数十秒、その後軍曹にジェリーは右足のヒザ裏あたりを撃たれてしまうのです。
足を抱え込んで倒れるジェリーの姿に、「Un Fiume di Dollari」(ドルの河)のイタリア語タイトルが出て、音楽が始まります。
(↑の画像です)
少し残忍な印象を受けるシーケンスなので、インターナショナル版ではカットされたのでしょうか。
ジーノの歌う主題歌は、イタリア版でも英語の歌が流れていました。
あと、もう1点。
私が大好きなニコレッタ・マキャベリ嬢のシーケンス。
ヘンリー・シルバ扮するメンデスとの撃ちあいの前に、ニコレッタ嬢扮するメリー・アンは流れ弾に倒れてしまいます。
思わずハッとしてしまうシーンですが、英語版ではラストシーンで微笑むメリー・アンの姿が映し出されて、あっ!助かったんだ!
よかった~~~!と嬉しくなってしまいます。

しかし、イタリア版は無慈悲でした…
「何も知らなかった…」と言い残した後、彼女はガクッとうなだれて間違いなくお亡くなりになってしまうのです。
当然、ラストシーンでも彼女の微笑む姿はありません。

面白いのは、英語版、イタリア版、それぞれの同じシーケンスの構図の違いです。

英語版

イタリア版
まずカメラが描くメリー・アンのアップの顔の角度の違い。
それから、英語版にはある顔の向かって右にある黒髪が、イタリア版にはないということ。
この違いは単なる編集の違いではないことが分かり、とても面白いです。
でも、英語版は音楽もこのシーンで途切れているので、英語版に使われたカットでも彼女の最期が描かれていたのかな?
興味は尽きません。
イタリアTV放映版の面白い点、これからも時間をみてアップします。
今年のGWは少し長めに取ったので、「マカロニ三昧するぞ!」と意気込んでいたはずなのですが、家族旅行や法事があったりして、結局、5/2リリースの国内版+αぐらいしか見られぬまま、過ぎて行ってしまいました。
しかし、「砂塵に血を吐け」は素晴らしい画質でしたね。幻の作品となりかけていた作品がこんな画質でリリースされるとは、世界的な快挙だと思います。
さて、今回ご紹介いただいた「帰って来たガンマン」 イタリア版にはビックリしました。こんなメジャーな作品でも別バージョンがあるとは...
製作から50年近く経っているのに、今後も「(こんな作品も)実は...」という新発見があるかもしれないかもしれませんね。
いろんな国のバージョンも細目にチェックする必要があるかと思うと、油断はしていられないですね。
ただ、私の場合、ボゥーッと見てて、見落としてしまう可能性もありますが...
連休に入って少し時間の余裕が出てきたところです。
マカロニ大会以降はメチャクチャ忙しくて、マカロニどころではありませんでした。
「砂塵に血を吐け」は素晴らしかったですね。
いやあ、この「帰って来たガンマン」のイタリア版にはびっくりでした。
まだまだ、メジャーな作品でも、何か違いのある作品があるかも知れませんね。
引き続き、友人にはいろいろと探してもらっています。