跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

権利者によるフリーライド対策は続くよ(たぶん)どこまでも

2006-12-06 07:37:03 | メディア
跳箱はYouTubeもフリーライダーの一種と考えていまして、なおかつフリーライダーは大嫌いと公言してもおりますので、YouTubeに対して日本の権利団体等が著作権侵害対策を要請したとの今般のCNET報道は歓迎しています。(いたちごっこは承知の上で)

YouTubeとしてはDMCA対策として事後チェックの自動化方針を公表していますので、今般のJASRAC等による申し入れに対してはゼロ回答してくるかもしれません。(てゆうかゼロ回答でも驚きません...。)

当面、YouTubeがリリースで

YouTube to Deliver Innovative New Infrastructure By End of Year to Help Media Companies Harness the Financial Potential of User-Generated Content

と、年末までに出すんであると宣言したことでもあるので、(もう年末だけど) "New Content Identification Architecture"がどの程度効果的に機能するのか?というかそれ以前に12/31までに提供されるのかを見守りたいと考えています。なにはともあれ、次のチェックポイントは12/15ということらしいので、来週末を楽しみにしています。

P.S.
萩原センセ、その後、日本からのYouTubeアクセスはどう変化したんでしょ?

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2 コメント

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障害は本当になくなったのか? (谷村 正剛)
2006-12-06 09:13:36
実は、YouTubeで騒いでいるのは「何を差し置いても、テレビを見るのが好き」という人たちだけなんじゃないでしょうかね? というのは、そうではない人の存在をウェブは必ずしも拾い上げることができないからです。

「○○が好き」という表現は日本語ではかなり乏しいのですが、英語だといろいろいい方があります。その中に、"to not care for something"があります。これは便利な言い方で、("Do you like it?"の問いかけに対し)NoとI don't knowの両方を含んでいます。ところが、日本人は質問の答えとしてYesかNoしか答えてはいけないと思っている人が多いようです(「知らぬは恥」という共通認識の影響?)。すると、本質的にI don't knowが答の人たちは、たとえどんなに発信コストの安いメディア上であっても、声を上げることができなくなってしまいます。

ということを考えてから、「メディアのコストは、情報発信の障害を別の要素へ追い出しただけ」と考えるようになったんですが、どうでしょうか?
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あら、お久しぶり (跳箱管理人)
2006-12-06 20:47:04
なにをおいても、かどうかは断定しえませんが、無料で自身に権利が存在しない著作物を自由に利用するという便益を現に享受しているか、今後享受したいと考えている人であって、かつ、その便益を失痛く無いと考えている人で、かつその主張を積極的に広めたいと考えている人であろうことはまず間違いないかと。

日本人が何らかの問いを受けた際、YesかNoで答えなければならないと考えているかどうかについて、跳箱は"to not care"なのでなんともいえませんが、インセンティブ論として捉えるなら、当人にとってどうでもいいことについて、私はこの件についてどうでもいいと考えている、と意見表明するインセンティブが働かなければ、当該個人は意見表明しないでしょうね。どうでもいいがゆえに。

ゆえに、人が他者のなんらかの主張を目にする際は、YesかNoかどちらかの意見を目にすることになるんでしょう。

どうでもいい、という意見の表明を誘発したいなら、どうでもいい、と考えているという事実を表明することによってマイルがもらえるとか、なんらかのインセンティブを付与する必要があるんじゃないでしょか?

YesでもNoでも意見が表明されているかどうかが問題なのでは無く、その意見が集団を代表しえるほどのシェアを持っているかどうかがとりあえず問題になるんじゃ無いかと考えます。(何割がそういった意見を持っていて、それは全体のどの程度を占めるのかがわかれば問題なかろうと)

最後の一段落については意味が汲み取れなかったように思いますので再度のご説明いただければコレ幸い。
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