跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

無理やり?

2007-09-13 19:20:00 | コミュニケーション
自社従業員を対象としたアンケート結果(しかも調査内容、手法等一切説明なし)とやら根拠と称して"変化さえも認識できない層"は10歳代~24歳に多いと主張している海老根氏の会社(オプト)は本当に論理的になんちゃら戦略をサポートできるのかしらん?であります。

そもそも社内でアンケート取ってるのに10歳代のサンプル数を人口構成に見合うほど確保できるんですか?

自社の事業セグメントには高い将来性がある、という結論を暗示するために根拠を明かせないアンケート結果とやらを使うのは非常にマズい手だとおもう。無理やりに過ぎませんか?

百歩譲って現在の10歳代~24歳(要するに1983年から10年間くらいに生まれた層)は"変化さえも認識できない層"で、マスメディアによるコミュニケーションが効きにくい、と仮定できたとしても十年後にこの集団が今と同じメディア接触態度を続けている、とまでは言えないでしょう。学生から社会人に生活環境が変わるだけでも消費行動は変化するんだし。情報行動の態度変化の時系列データを見てみたらどうでしょう?

ジェネレーションマーケティングの話にしてしまうと"変化さえも認識できない層"というキーワードがツマラナイものになってしまいそうでもったいない感強しです。いっそジェネレーションZとでもしますか?


どうしてもジェネレーションの話に引っ張っていきたいなら跳箱はあまり引用しませんが、

消費社会白書〈2007〉進む生活の階層化、消費を牽引する成熟層―平成趣味人の誕生

JMR生活総合研究所

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あたり眺めてみてはいかが?

言いえて妙、なんだけど....。

2007-08-28 00:06:00 | コミュニケーション
ひさしぶりに脳みそのどこかが発火するコトバです。

「メディア利用の変化さえも認識できない消費者」(海老根氏が湯川氏のコトバに言及)

あー、なるほどね。出典は例によってCNET経由で、

次世代広告テクノロジー
織田 浩一,高広 伯彦,須田 伸
ソフトバンク クリエイティブ

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さて、跳箱は頭悪いのであまり象限数(レーダーチャートってさ、隣接する軸を同組み立てるか悩まない?そこんとこどう相関しているかちゃんと分析してから配置してる?してなくてもいいっちゃいいんだけど...。)が多くなるとこんがらがってしまうので四象限で考えることが多いんですが、よく使うのが、消費軸(義務的消費と裁量的消費)と関与軸(高関与な財と低関与な財)で、海老根氏言うところの消費像は、低関与で裁量的な消費に位置するんだろうなぁ、と、ふと思った。

たしかに、こういう無意識的な行動が支配していそうな部分って定量的に把握するのが難しそうです。総市場規模なり総家計支出なり、母数を把握して、意識的な支出をさっぴいていって最後に残ったこれなんだ?が答えになるんだろうと思います。と、思うゆえに、海老根氏がその後に続けるように、"メディア利用の変化さえも認識できない消費者"が"既存4マスメディアを殆ど見ない若年層に近い"といきなり紐づけてしまってもよいものか?とブレーキを踏みたくなってしまったので、以下いつもの調子。

ネットコマースを含む通信販売市場は1999年に底を打ってから毎年数千億円単位で成長している素敵分野で小売事業所数減少と好対照となっていますから、たとえ"若い女性"がネット通販で服をじゃんじゃん買っている事実があっても、そのことと"メディア利用の変化さえも認識できない消費"を相関しているとしてしまうと間違えてしまうんじゃないかと。

さらに海老根氏は電子コミックについても言及されていますが、読書行動の変化について有意の調査を跳箱は見つけられていません。少なくとも、インプレスの電子コミックビジネス調査報告書などから現在の電子コミックの出版状況(出版というべきかは疑問だけど)を推測しつつ各販売サイトにおける旧作比率の高さを眺め、日本人の情報行動調査やら国民生活時間調査などをつまみにコンテンツ消費行動を行っている年齢層を個別のデータから見る限り"移動中や就寝前に書籍や雑誌などを読む習慣の無かった人達"とまでは言えないんじゃないかと力なく反論しておきたいです。(念のため:海老根氏は決めつけてはいないそうなのでその点留意のこと)

直観的な言い方で跳箱らしくなくって申し訳ないですが"メディア利用の変化さえも認識できない消費"ってのは、コンビニで買い物しててお会計の寸前にレジ脇に置いてあるチロルチョコをふとついで買いして10円よけい支払ったら〆て588.3円也だった、(ってことは支出シェア2%弱?)てな程度の消費を指すんじゃないだろうかと素朴に思う次第。

とすると、一回数十円で別段登録とか面倒な手続きが発生しなくて数十円なりのバリューが提供されるようなモノ(というよりコト、だろうなぁ)を提供してそれでも成立しうる"サービス"事業者が"メディア利用の変化さえも認識できない消費"を獲得することになるんじゃないかと想像します。

今あるところだと電話による時報とか天気予報とか番号案内とか?かな。

決済(コスト)がネックだよねぇ...。であるがゆえに、ネットにおいてはgoogleなどの広告媒体によってしか開拓されえていない消費領域なんじゃないかと思う次第。

もうちょっと考えてみる。

もしや

2007-01-17 20:45:18 | コミュニケーション
先日、ビルゲイツ大先生のキーノートスピーチ(於ベネチアン)の直前に行われたソニーのプレスカンファレンス(於LVCCノースホールの奥地)は、良し悪しは置いておくとして聴衆を引き込む力があったと感じた件はすでに書いたけど、LVCCのノースホールの奥からベネチアンまで戻ってくるのは平常時で30分掛り、バスもしくはタクシーが捉まらないと下手したら1時間掛りだったりするので、ソニーのプレゼン終了後、一日早くオープンしているソニーブースをじっくり見学することもパーティ料理を賞味することもあきらめて速攻でベネチアンに戻ったもののキーノート会場にたどり着いたのはぎりぎり開始15分前。すでに入場制限が始まっていて、あぶれた来場者が溢れるエントランスを紫色のパスケースを振り回してなんとかもぐりこんだものでありました。

要約すると、バタバタであったと云いたい訳であります。そんななか、ホテルに戻って写真整理をしていて気がつかなきゃいいものを気が付いてしまったのはここだけの話。

肝心のSONYのまんまるい新製品、一枚も写真とってねぇや。

どうしよう。実は今回かなりスケジュール過密でノースホールにもう一度行くチャンスは無い予定。(結局最終日にちょっといってきたけど)ヤバし。

どうしよう、うん、諦めよう、と、さっさと言い訳考えるモードに入って数日後、メール処理中にかれこれ5~6年は購読しているものの、ほぼ全自動で百式フォルダ(未読)送りにしてしまう百式のタイトルが目に留まる。いわく、

Ajaxなどでよく作りこまれた世界時計のWorld Clockr

出張中は世界時計が気になるんで、珍しくひとしきりWorld ClockerをいじってからUIきれいだけどブラウザ依存するのがイマイチである(だったらAjaxと書いてあるんだから最初からいじるな、ではあります)と気に入らずリンクだけ保存したところで、ふと気が付いた。

ブログマーケティング勉強会議 sponsored by SONY

おお、Sony、もしやまんまるいのあるか?16日、なんとか日本に帰り着いているな、その日。何の気なしに参加申し込んでおいたら数日後、別件で立ち寄っていたSFでブチブチ切れるAT&TのWiFiと悪戦苦闘している最中に"当選メール"が来た。あ、これって抽選だったんだ?ありがたや。

山盛りの郵便物と格闘した帰国翌日の晩、タクシーかっ飛ばして飯田橋方面へ。少々遅刻したものの、会場の真ん中のテーブルにはお目当ての"まんまるいの"あった。いそいそと写真を撮る。後ろからとか蓋開けたところとか、すき放題撮れて満足。

勉強会の趣旨やら運営手法やらまるで気にせず自分の聞きたいことばかり聞いていたら怒られた。そらそうだ。

HPのしかくいのの詳細がまだわからないのでなんとも言いようが無いけどHDMI付きは家電メーカーならではっぽいといえばぽい。HPのノートにはHDMI付いているモデルもあるけどHPブースでアテンドのお姉ちゃんの目を盗んでひっくり返して見たしかくいのの後ろにはUSBくらいしかポート付いてなかったし。(実はアレに近い仕様のモデルって12年くらい前に企画あったんだよね。拡張スロットが全部PCMCIAつう、えらくチャレンジャーなブツだったんですが当時としては過激すぎてボツになった)

ホームサーバーをVista PCとして使わせようとするSONYとPC臭さを消そうとしているHPって、なんかあべこべな感じも。そもそもテレビ番組、という20世紀的コンテンツフレームワークをいじらずに外側から21世紀っぽくしたところで本当に持続的に面白くなるんだろうか?今できることを今やることも大切だし、そうしないとカネ廻らないとはいうものの...。

体験の全体像をデザインする一環として機器のデザインができる状態に無いから、ちぐはぐなモノになってしまうのかもしれない。あ、箱のデザインの話じゃないよ?体験のデザインの話。

先週のIDCとの議論が脳内フラッシュバックしたりしつつ夜は更けたのであります。

日本人の情報行動2005 ざっと読み

2006-11-13 11:15:55 | コミュニケーション
待ちに待った日本人の情報行動2005(今回の表紙は赤地に白抜き文字だった。跳箱はなんか黄色に黒文字の予感がしていたのだけど...。)が届いたので早速ざっと読み。

うーん....。

昼飯食いながらちょっと考えてみる。また後で。

-2006/11/19/06:55追記-

ほぼ一週間放置していたらAmazonの準備もできたようなのでとりあえずリンク張っとく。

日本人の情報行動 (2005)

東京大学出版会

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仕入れは仕入れでもローデータ購入費だったのかも。

2006-08-10 03:01:07 | コミュニケーション
さっきのエントリで中島氏をからかって(いや申し訳ない、でも中島氏はかつての近藤氏に匹敵するエンターテイナーに化ける可能性があるような無いような...。)からちょっと気になったんですが、MySpaseの件ってのはgoogleが苦手なSNS分野(そういえばこんなんも)を補完するための手なんじゃないかと。

SNSの強さってのは単純化して考えるなら、ノード(ユーザー)数とノードあたりの平均リンク数が大きければ大きいほど強い、でもって持続可能な範囲内でユーザーのアクセス頻度(要するにノードのアクティブ率)が高ければ高いほどよい、ってことになるんではないかと考えるので(ああ、ハカセ、やっぱ忘れる前に書いとくことにしたよ)競争条件が一緒ならWTAが働いて勝者が全部もってくタイプのサービスなんじゃないかと。(サービスとしてどこそこが最強、は割りと早く確定する、ってだけでカネ稼げるかどうかは別)

で、googleがやりたいパーソナライズされたオントロジーでハッピー、てシナリオを実現するためにはSNS由来の情報は非常においすぃ、から金出してでも買いたい、ってことだったのかも。

だとすると$900M払っても、MySpaseのデータを3年間(外部企業としては)独占できるなら比較競争優位を確立するための時間は十分確保できるはず。社会環境がごっそり変わりでもしない限り人間の行動はそんなに変わるものじゃないから基本的なモデルはこの3年間で確立できるだろうなぁ。

googleはこの費用を仕入原価に計上しない予感が...。

さて、次回カテゴリー:コミュニケーションは、SNSはネットにおけるSocial Capitalなアレの萌芽か?で書こう。忘れなかったら...。

反論するわけじゃないけどXMLである必然に言及して欲しいなぁ

2005-09-19 05:28:19 | コミュニケーション
と、素朴に感じたのは江島氏のこのエントリ

ひさびさのエントリでもあり、このところ続いていた消化不良エントリがウソのような充実した内容でもあり、おお、江島氏サエてる~、と素直に感動したんですがセマンティックWebというかエージェント指向コンピューティングと現在のWebをつなぐピースにアフォーダンスを援用してXMLを当てるというのは少々強引じゃないかなぁ?

XMLがアフォードしてきた(それって受けての主観だし)としてもそれを動的に(コンテクストを含めて)解釈できるアプリ(つうかエージェント)がなかったら意味ないじゃん...。

跳箱的希望としてはXMLを出発点としてどー発展していくかのロードマップ提示してくれても面白くってよ?

それとOWLとかにも言及して欲しいのねん。

P.S.
スキーマの動的生成と評価とかもやってくれる賢いオントロジーなエージェント欲しいです。作るのめんどくさいです、だれか売ってください。

"ぐぐる"と掛けてオイラーの贈物と解く

2005-08-01 01:46:46 | コミュニケーション
前回のエントリでモヒカン族なる一族の存在に気が付いたんだけど、モヒカン族の領地(?)の片隅でこんなエントリを見つけた。

面白かったのは、

1905年(あるいは1805年)に存在した語彙の範囲内で「ぐぐる」とは何かを説明しようとするとどういう困難が起こるか、という話

という部分。ソラリスからそういう連想にたどり着いたところがまず面白い。(身近なテーマに置き換える能力は実用的でもあるし)

跳箱はこれを読んで、

オイラーの贈物

海鳴社

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を思い出した。

オイラーの公式を解説するためにパスカルの三角形まで戻って説明している本ね。ひじょーに面白い。

蛇足ながらこれでもまだわからんというなら、

数はどこから来たのか―数学の対象の本性に関する仮説

共立出版

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まで遡ってみたらどーか?と。

ちなみにオイラーの贈物って本はオイラーの公式を導くまでにざっくり200ページ掛けてます。立派。

その心は、と聞かれるとそこまで考えんでエントリ起こしたんで困っちゃいます。

ちゃんちゃん。

たまたま、

2005-07-28 04:47:17 | コミュニケーション
情報伝播モデルについて検索していたら一月ほど前に跳箱も(中途半端に)答えたミュージカルバトンについて、ひっじょーに面白いレポートを掲載しているブログを発見したので紹介。

跳箱的にはまじめにマッピングするならエージェント(つうかボット)作ってミュージカルバトンに"感染"したサイトに取り付かせてTBを遡らせるしかないかなぁ?でもそれだと直系のご先祖様しか辿れないよなぁ。下りは検出できるかどうかブログの作りに依存しちゃうから全体をカバーすんの難しいよなぁと思ってたんですが、この方、検索サイトがありとあらゆる(じゃないけどまあそういうことにしとく)ページをかき集めているのを利用してフィルタリングしてデータ取ることで問題を解決されてます。おお、言われてみれば!

ミームをあんまり目の敵にするこの方の主張(これまたミームだわさ)はいかがなものかとも思いますが、労作なのでぜひ一読されたし。

DoCoMoモバイル社会研究所の出版物

2005-07-27 19:22:06 | コミュニケーション
ケイタロ氏ご要望のDoCoMoモバイル社会研究所が出したその名もモバイル社会白書2005はこちらね。

モバイル社会白書2005

NTT出版

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中身は読んでのお楽しみ。

どうでもいいですが、Mobile Socety Reviewについては、もっと若い人出さないと面白くならないんじゃないかなぁ...。

超流通その4 : P2Pなグループウェアのようなgroove、MSに買収されてたの巻

2005-07-16 03:11:51 | コミュニケーション
すげーなこれ、かっこええ、とかほめる割にまるきり使ってなかったgroove virtual officeなんですが気がついたらマイクロソフトに買収されてたぞと。

そりゃねぇ、Outlookと連携できるわMS Projectと連携できるわ便利この上ないので(日本じゃNTT ATさんが扱ってるざんす)それはもうマイクロソフトが欲しがりそうな感じの製品ではありました。

いままでチェックしてなかったのもあれなんですが、groove社のCEOってRay Ozzieだったのね。Ray OzzieってのはLotusもといIBM Notesの生みの親です。しかもRay Ozzie氏、マイクロソフトのCTOに納まるんだとか。およー、ストックオプションステキそうね。

とはいえ、Microsoft grooveになったらちゃんと日本語版出てきそうなので楽しみっちゃ楽しみ。

んー、それってさ、

2005-07-01 02:10:17 | コミュニケーション
結局、人間関係の(力学)問題じゃん?道具をどんなに取り替えても仕方ないと思うんだけど...。

と、結論先に書いて終わり、てゆうのもなんなんで、なににコメントしてるかっていうと、カリフォルニア州にお引っ越し予定の江島氏が社内ブログ導入記つうエントリーで、

社内での公式コミュニケーションツールとしてブログを導入しよう

てゆうか、導入したんだそうで、その導入に当たって江島氏がポイントとしている点が、

現在のビジネスにおける代表的なコミュニケーションツールである「メール」に日々イライラしていたから

ってところで、さらにメールにイラついている理由は、

「閉鎖性」と「儀礼的沈黙」

を持ち始める点だと主張していて、要するに形骸化したメーリングリストやエイリアスが一人歩きして江島氏いうところの情報流通の派閥化が起こるんであるからけしからんと言いたいらしく、それを防ぐために全部のメールやらなんやらを受け取ってると情報過多になって、

緊急のもの以外は一切処理しなくなるという「メール食傷」に陥った

りしちゃうんでそれも困るからブログで程よいコミュニケーションするんである、すばらすぃんであると書いている件についてだったりする。(江島氏、完全主義者だったのか?)ブログがそれらの問題を解決する特効薬になるとは思えないけど、本人たちが熱中してんだからまあいいか。

道具の問題じゃないんだよ。

超流通 その2 孝好氏へ。

2005-06-24 06:33:37 | コミュニケーション
こないだのエントリーでMicrosoftのAvalancheにちらっと触れてから考えごとしてたらニセモノの良心な孝好氏からコメントもらったんでちょっと書く。

これはプロトコルに関する論文なんだよね。これ自体は(実験条件が理想化されすぎているとは思うけど)無害(というより有益)なもんだよ。

そもそも、ビルゲイツという御仁は著作権侵害が大嫌いな人(そりゃもう知的財産権で稼いでいる人ですから)で、その昔、Microsoftが8bit PC向けのBASICのメーカーだった1976年には、Microsoft BASICをカセットテープからカセットテープにイリーガルコピーしていた当時のパソコンオタクに対して雑誌でホビイストへの書簡って題する公開質問状を発表して「誰が対価無しにプロの仕事ができるだろうか?プログラムし、すべてのバグを見つけ、ドキュメントを執筆し、そしてそれを無料で配るなどという、 3人年分の作業を一体どこのホビイストにできるだろうか?」って怒ったんよ。(まあいまじゃOSSってのもバリバリ使われているけどね、作り手よりフリーライダーの方がはるかに多いのは事実)

よく知らないで毛嫌いしている人も多いけど伝記いっぱい出ているから一冊くらい読んでみたら?

かーなーり古いけど、これは結構良く書けていた記憶がある。(最近出たのはまったく読んでないんでしらんのよ)

ビル・ゲイツ―巨大ソフトウェア帝国を築いた男

翔泳社

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あと、

ビル・ゲイツ未来を語る

アスキー

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ね。まさか西さんが訳者になるとは思わなかったんで驚いた記憶がある。(ただ単にビルゲイツ、ってタイトルの本だったような気もするけど...。)

それに問題なのは伝送手段ではなくて正当な権限を持たない者が他人の知的財産権を侵害することなわけで、その辺の問題はDigital Watermarking とかを使った正当なコピーであることの証明、各種の本人認証手段を使った正当な保有者であることの証明をどうやって実現し、普及させていくか?なんじゃないかと思う。

もちろん、正当な保有権限を付与する際に低コストで安全に対価(御代)と交換する手段の実現もね。

この辺の技術はまだまだ未成熟といわざるを得ないし、当然、普及しているとも言いがたいと考えてる。

もちろん、技術だけじゃどーしょうもないので新しいマーチャンダイジング手法の確立とか課題は山積み。世の中全部の仕組みをネットの存在を前提としたシカケに作り直すわけだから社会学的な問題とか、心理学的な問題とかさまざまな分野のこんがらがった問題を経済的になんとかしていくことを考えないといけないと思う。ネーミングセンスがイタいのはなんだけどサイバーワールド研究会なんかの問題意識は大事だと思う。

なんて感じで、ここ数日、

信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム

東京大学出版会

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とか、

人脈づくりの科学 「人と人との関係」に隠された力を探る

日本経済新聞社

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とか、

きずなをつなぐメディア―ネット時代の社会関係資本

NTT出版

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とか読み返してみてたりしてたりして。

そんな感じ。