工事は順調

三か月ぶりのLasVegasは相変わらず工事中で、建機ヲタクな跳箱的に惚れ惚れする街でありまして、トランプタワーもパラッツォも順調ににょきにょき成長中で何よりな感じでありました。

どうでもいいですが来年か再来年あたりのNABは放送機器展ぽさはクレーン（おお、畑違いですがなんとはなし萌え）とカメラだけが醸し出して、残りはCESと大差ない、なんてことになりかねないと思ったのは気のせいでしょうか？Adobe、Apple、Microsoftが元気すぎてずっこけます。

時代は変わったんすかね？

P.S.
会場で古川御大をお見かけしました。あのお方、やっぱり普通の大学教授にはならなさそうだなぁ...。

web2.0あれこれ

どうもO'Reilly的にも書き入れ時はそろそろ終わりか？と思い始めているんじゃないか、との印象を強くしたのは、NAB見物のついでに立ち寄ったweb2expoでMoscone westのクラムチャウダー（そこそこ好きな味なんですが肝心のクラムがほとんど入っていないのが難点です）を食べていた昼下がりのこと。

Semantic Web信奉者の跳箱としては、やれやれ、やっと議論が正常化したかよ？な感の強い集まりだでした、ちゃんちゃん。なのですが、それでもTagが重要である、SSOが重要である、とまともな落着点に落ち着くあたり、正常な人物が一定数以上参加してたんだなぁ、とある意味関心しました。

日本でWeb2.0がなんちゃら～と吠えている諸氏のミニドットコムバブルな胡散臭さと比べると、はるかにマトモ、との印象であります。

とはいえ、出展してもいないJoost（インビテーションに若干余りがあるんで面白いこと教えてくれたら差し上げます）を連れてきてデモさせてもしょうがないだろう。あれほどWeb2.0と関係ないネタもないだろうに。

日経ビジネスがスポーツ新聞ぽい件

少々古くなり始めた記事で恐縮でありますが、4月9日付でNB Onlineに掲載された記事は少々いただけなかったのを思い出したのでメモっておく。

記事を書いた井上氏は、どうも面白おかしく話を膨らませる傾向があるんじゃないかと疑っているんですが、今回問題視している記事については明らかにフカシが入っていると考えているのでその点だけ指摘しとこうかと。

曰く、ボールドで強調して、

NTT東西は、今回フォンに出資したエキサイトの主要株主。エキサイトは出資について株主のNTTに事前に説明し許可を得ている。つまり、エキサイトが出資した段階から、フォンは日本で、より大きなグループを形成しつつあるのだ。

と謳っていますが、

エキサイト社の株主状況を見れば一目瞭然、エキサイト社は伊藤忠ファミリー企業であります。パッと見、二位と三位の株主がNTT東西じゃん、と言い返せそうですが、合わせても7.75%しかシェアが無いので議決をひっくり返す力はカケラもありません。

もし、井上氏が主張するようにNTT東西がエキサイトの行動に対して事前に何らかの"許可"を与えていたとしたらそっちの方が問題です。

跳箱としては、この記事はあたかもエキサイトを通してNTTグループがFONを担いでいるかのような印象を与えようとしているように思えます。

このような胡散臭い記事がNB Onlineで掲載されている、ということ自体が驚きでもありますが、しょせん、よそ様のことなので感想を書き留めておくだけにしておきます。