跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

権威付けではなくまっとうな宣伝活動であるらしい。どこがちがうのかは不明。

2005-04-29 13:37:23 | 連絡帳
先日、自分で自分の権威付けする人々がいて香ばしいと書いたら宣伝担当(?)の渡辺聡氏を跳び越えて幹事役(?)のグロービス小林雅氏がプレスリリースする意味をわざわざ説明してくれてた。自分のブログでひっそりと書いているところが奥ゆかしい感じです。

さて、小林氏のエントリーを要約すると、

スポンサー(というか大鴨?)と将来的にこのカンファレンスに参加してみたいと思う潜在顧客(小鴨?)に対して、自分たちが参加できないカンファレンスを宣伝しておくことによって飢餓感を煽り次回カンファレンスの食い付きをよくしたい(てゆうか自分たちと接触を持とうとする大小の鴨が増えるといいなぁ)

ということらしいです。無邪気に楽しみとか書いていた渡辺聡氏はCNETでやっている自身のブログを日記帳と勘違いしていたのかもしれません。

自分たちで権威付けをしているかという点では、少なくとも「権威」ではないだろうと思っています

とのことですが、権威があると市場(ってどのへんよ?)に認知されていないから権威付け=ブランディングに腐心してんじゃないの?っていう疑問がふつふつと沸いてきますが本人が違う、っていうんだからたぶん違うんでしょう。

さて、問題はこういう宣伝の仕方すると食いついてくるのは厨房ばかりとなりかねず、本来マトにしている潜在スポンサー様やセレブ(だかなんだか知りませんが主催者にとっての見知らぬ社長さんと主催者的に厳選したい見知らぬ経営幹部さん)様があんまり食いついてこなさそうなところです。

あー、食い詰めた会社の痛々しい社長さんは食いつくかも。痛々しい社長さんを多数かき集めて従来から参加されていた社長さんたちで骨の髄までしゃぶる、という企画だったりするとバッチリな気もしますが、いくらなんでもエゲツなさすぎるのでそれは無いだろうなぁ。

なんにしても宣伝計画考え直したほうがいいんでないかと。

経営努力です

とのことですが、ええ、それはもう立派な営業活動です。これからも頑張って権威付けに精を出して営業成績向上に努力なさってくださいまし。

それにしても小林氏から、

ちなみにブログに書いてください!と私から御願いしたのは、山田さんと神原さん

と遠まわしに渡辺聡氏には宣伝してくれなんて頼んでないもんと書かれ、CNETの絡みを強調していた渡辺聡氏の書き方にも、

今回の主催は、CNETさんではなく、New Industry Leaders Association(NILA)だ

と訂正されてしまうあたり、渡辺聡氏は訂正記事書いたほうがいいんでないかと思ってしまいます。CNETというメディアがどの程度社会の公器(ってそもそもなに?)なんだかわかりませんがCNETはお抱えブロガーを放し飼いにしすぎている気もします。

KDDIの決算発表おもしろいね

2005-04-28 20:22:08 | 通信
http://tb.japan.cnet.com/tb.php/20083269
より。

昨年度に引き続き一社で固定も音声もやっているKDDIの決算発表が面白いです。一社の決算資料の中に通信業界の栄華盛衰、悲喜交々ぎゅっとつまっていて感慨深いものがありやす。

今決算も移動体の成長に支えられていて、いまやKDDIの屋台骨を支えるau事業は

同社の売上の7割、利益の9割を占めるまでに成長

となんじゃそら、すげーなこれ状態ですし対する固定は、

売上高は前年比4.3%減の5960億円、営業損益は167億円減少して3億円の赤字に転落

と予定通り痛いことになってます。

今年はメタルプラスの拡販で費用増となるため増収減益見込みとのこと。メタルプラス単体はどーでもいいけどFMCでトータルのARPUがどうなるのか興味津々。

決算説明会のプレゼン資料には注目のWIN定額制導入の影響まとめが出ててこれが面白いです。なーるほどね。

コンテンツビジネス収入が113億円、内、回収代行が56%ってことなんだけど、これが全キャリア似たり寄ったりだとすると、auがキャリアシェア21%、回収代行手数料がコンテンツ代の9~10%とするとモバイルコンテンツ業界ってのは2004年度は3300億円前後の規模だったってことになるけどほんとかなぁ。

モバイルコンテンツの市場規模はMCFによると2003年は2232億円だってっていうから、30%も市場伸びてる計算になっちゃうな。ありえん。

あー、他社のハイエンド顧客を改宗させてるから高いんだ。たぶん。DoCoMoとVodafoneの決算資料と比べてみないとなぁ。ってDoCoMoの発表は5月10日かぁ。ってVodafoneなんか猛烈に不親切になってないか?調子悪い会社ってやだねぇ。

なんかこう、コンテンツ消費が移動体のデータ通信の伸びを支えていた時代は終わりつつあるんだ、って感じがひしひしと伝わってくるようなこないような。

思い切ったねDoCoMo

2005-04-28 16:26:38 | メディア
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20083238,00.htm
より。

携帯電話を活用したクレジットカード業務「おサイフケータイ」による新クレジット決済サービス事業の共同推進を中心とした業務・資本提携を行う

んだそうな。

フェリカ搭載携帯電話にエディでの小口プリペイド決済機能搭載からはじめて、銀行口座からのエディへのオンラインチャージ機能の搭載と順調に駒を進めてきたDoCoMoがクレジットも搭載して決済タイミングを後ろに倒す機能まで搭載したと。

昔は携帯電話の請求書で合算請求してさぁ、とか言ってたんだけど、やっぱり通信事業の会計とは分けて管理することになったらしい。(そりゃそうだ)

アプリやコンテンツも含めて自社内で丸抱えを狙うAppleみたいな路線のauに対してインフラだけきっちり押さえようとするMicrosoftみたいなDoCoMo。おもしろいね。

日本のGDPって500兆くらいで家計が60%くらいあるんだし、音楽~、とか映像~とか細かい話しないでまるごと全部の市場に対して決済だけ絡む、ってのは大掛かりで金持ちならではの手で素敵。

でも究極の置き換え市場でもあるからどれだけほかの決済手段よりキテる、サービスに仕上げられるかで獲得できるシェアがだいぶ変わってくるだろうね。

それともなにかなぁ、エディのリーダーをPOSに付けてください~、って営業して回るのが思いのほか辛くって、すでにクレジット決済対応している店にクレジットとして使ってもらってからエディにもたいおうしませんか~、えへ、って営業することに方針変更したってことなんだろか?

それにしてもクレジット搭載するってカードリーダーにどうやって携帯電話読ませるんだろ?

個人のちから?

2005-04-28 15:54:05 | メディア
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20083186,00.htm
より。

2005年4月22日に

マサチューセッツ州在住のプログラマーが、ニコンのプロプライエタリな暗号化技術を解読したことを明らかにした

という記事がCNETに掲載されていて、

これに先立つ2004年9月28日にはアドビ、RAW画像データの仕様を発表--業界標準狙うという記事も出ていたんだけど、

今度は、

カメラマンの団体がデジカメ・メーカーにRAWファイル形式の公開を要求

なんだと。

たしかにデジタルデータの保存性には問題が多くて大変そうでこれはこれで面白そうな話だよね。(ちょっとまて、今の話はそれじゃない)

この三つの記事を読んで感じた点は

ある個人が合法かどうかは問わず体張って問題提起したりしたとき、ネットを介して情報がすばやく広汎に伝わり、利害をともにする個人がすげー速度で組織化され、一種の利益集団を形成して、問題(というか利害の対立またはその問題に対してその利益集団とはちがうプライオリティ設定しているステークホルダー)に対して交渉し始めること(結果が伴うかは別ね)が可能になってきてんだね

ってとこ。(別に例はWindowsのアンバンドルでもなんでもいいんだけど、この動きはえらくスマートな感じがするので気に入ったのさ)

これがネットの活用による個人のエンパワーメントなのかと言われるとちがうんでないかい?と疑問符つけるけど、リアルタイム性が高くなって伝えることのできる情報量が多くなってコストが低下するとこれまでは組織化されるところまでいかなかったような問題とか不満でも表面化していく可能性はあるね。

そういう問題が頻発すると企業サイドはコスト上昇するんで企業の大型化が進みそうな気もするけど。

一方、かぎりなく個人にちかい小規模で動的に組み合わせが変わる事業体も育つんだろうけど責任を負わないかわりに安価にサービス提供する、という形態とか使ってやっていくことになったりするんだろうなぁ。

責任と義務の負担バランスのモデルがそういう状況に対応していってくれないと富の集中が起こりやすくなるだけのような気もする。

いまさらなに言ってんだ、なのかもしれないけどね。

経済産業省ってそんなにDRMがほしいの?

2005-04-28 01:25:03 | 知的財産権
http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/gov/meti20050427.html
より。

私的録音録画補償金制度を縮小・廃止したいぞ、と。

とはいえ、情報メディア白書2005によると私的録音録画補償金は8.4億円しかないんだと。日本音楽著作権協会の年収が1094.7億円だっていうから1%以下じゃん...。

さして影響あるとも思えず。むしろその程度の犠牲で、

技術的保護手段の導入によって,「権利者側が著作物に複製防止技術を講じていれば,私的なコピーであっても,これを改ざん・除去した場合は著作権侵害に該当する」ことになった。言い換えれば,「技術的保護手段が講じられている否か」,「その程度がどれだけであるか」によって,デジタル・コンテンツに関しても「私的複製の範囲」が決められることになったのである。

なんて取り締まりできるようになるなら安い買い物だよねぇ。

どうでもいいけど、経済産業省ってベーハーウェアちっくなとりあえず口走ってみた的なコメント多いよね。このあいだもちょっとむかついたばかりだけど。

北欧ギャグって難解です。

2005-04-28 01:08:59 | 収集品
http://computers.livedoor.com/series_detail?id=11943
より。

パンクして沈没していくところを捉えた写真。Opera社によると、この写真は地元の人が台所の窓から超望遠レンズで撮影したもの。まるで目の前にいたように感じるほどシャープに撮影されている。

気のせいでしょう。超望遠レンズで撮ったにちがいありません。そうですとも。

ユビキタスセンサーネットワークか

2005-04-28 01:00:46 | 収集品
http://www.aes.co.jp/seihin/haiteku/tel.htm
より。

携帯電話のイヤホンジャックに接続し、温度測定したい場所に設置することで、携帯電話に電話をかけることで音声回答により温度を知ることができます。

ものは言いようですが考えようによっちゃP2P(電話網通るけど)なセンサーネットワーク(だれがどこで温度告知しているのか知りようが無いですが)を志向したデバイスとも言える訳で。

無駄に楽しいところが好き。

PHS(とか)について考えてみる その2

2005-04-28 00:54:01 | 通信
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050427/160280/
より。

音声定額サービスの引き合いがいい感じらしい。

しかもFMCまで準備中とも取れます。ほんとはIP電話事業者との相互接続交渉しているだけなのかもしれないけど。

せっかくだから050番号に番号変換してちゃっちゃとFMC実現しちゃってほしい。激希望。

法人からの引き合いもアリとか書いてあるけどこの部分は現在発表済みの料金体系じゃ(導入企業の規模とワークフローにもよるけど)あまり取り込めそうに無いね。導入台数増えるほど無駄が増えるし。

法人需要をマジで狙うなら基本料金を番号維持料程度(まあ150~300円)に引き下げてプライスキャップ付の従量料金制を導入するとかしないとね。その代わり最低契約台数10台とかにして契約制限つけるの。(つけなくてもやっていけるはずなんだけどね、既存契約者が乗り換えるとまずいし)

ついでに、Willcom(か、パートナーさん)で音声直収サービスも始めて0AB-J番号と050 or 070の番号変換用意して法人顧客のPBXに接続すると。0AB-J番号もそのまま使えるし素敵なサービスになると思うんだけどどう?

移動体音声&データ定額とFTTHでデータ通信&音声通信をまとめて売るのって分計サービスとかアプリ充実させたらそこそこ売れるんじゃないかなぁ。

フラクタリストのコラムが再びつまらないことに。残念。

2005-04-27 19:30:59 | メディア
http://japan.cnet.com/column/cc/story/0,2000052890,20083191,00.htm
より。

更新が早かったのでいやな予感していましたが再びフラクタリスト社社長のコラムが孫引きバキバキのつまらないものに戻っています。

中国でのSMS配信話するなら、せめてどういう網構造になっててどうやって片端課金実現しててコストどーなっててどんな仕掛け用意しないといけないとか、どんなもんが儲かってるとか、コンサルっぽいウンチクかたむけてほしかったです...。

これじゃ新聞記者が聞きかじりで書いた記事と大して変わりない。

自分で自分の権威付けする人々。

2005-04-27 19:21:44 | 連絡帳
http://blog.japan.cnet.com/watanabe/
より。

自分で自分たちをキーパーソンと呼び、招待制である(つまり参加者を募集していない)にもかかわらずイベント告知をするという香ばしい人たちの会合があるんだと。

自分で自分を権威付けするって難しいね。

ちなみに渡辺氏は日本の従来の会合はつまらんと言い切っておられますがその理由が、

日本はつまらない。なぜだろうかと考えると、参加している人たちが面白くないのだ。 日本はスピーカーも参加者も大企業系(IT分野だと外資系)。

だからなんだそうな。まるきり理由になって無いじゃん...。

個人の成功と事業の成功

2005-04-27 19:03:47 | メディア
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20083172,00.htm?tag=nl
より。

個人的には大成功、事業的には大失敗を繰り返しているMarc Andreessen氏とMike Homer氏が

今回、テレビやラジオ番組のほか、一般の人が作成したコンテンツを配信/閲覧できるTivo似のオンラインネットワーク「Open Media Network」を開設

したんだそうな。

例によってどーして儲かるのか、どーして事業的に継続性が約束されるのかまるでわからない企画ですが生暖かく見守りたいです。

ま、始めた当人的には個人的に面白くて個人的にカネが増えれば(減らなければ)まあいいか、とかな企画だったりするとさらにゲンナリしちゃうかもしれませんが...。

金持ちの考えることはよくわかりません。

NTTドコモ9社のポケベル事業の命日

2005-04-26 18:45:37 | 通信
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050425/160046/
より。

2007年3月末でいわゆるポケベルサービスを終了とか。

六本木でベル番ゲットするために鎬を削った日々、メッセージ打ち込みのために文字コード表もどきを丸暗記した日々、返事が来るまでのもどかしい時間、さらば。

そういえばあのころベル使ってた子たち、みんなもう30歳くらいになっちゃったんだねぇ。(局所的な話題ですまん)

メディア利用調査

2005-04-26 18:40:17 | メディア
がインフォプラントから発表されたと。

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/372256
より。

。「身近に感じるメディア」では、「テレビ」と「インターネットサイト」をあげた人がともに7割超で、「テレビとインターネットの2大メディア時代になった」(同社)という。また、「新聞」が30.9%(前年36.1%)と大きくダウンしたのが目立った。

んだそうな。

そういえば今年も時期だねぇ、とか思ったんで久しぶりに総務省の通信利用動向調査を漁りにいってみた。

http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/statistics/houdou05.html

ガーン、まだ発表されてない。例年4月の下旬には発表されているのに今年はまだ発表されてない。こんなことはH13年以来のことだね。担当者替わったんでしょか?

そういえば今年は2005年。てことは、東大の日本人の情報行動調査の実施年だね。てことは、

日本人の情報行動〈1995〉

東京大学出版会

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日本人の情報行動〈2000〉

東京大学出版会

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に続く日本人の情報行動2005が来年の夏くらいには出るんだろうなぁ。

なんだか本の宣伝しかしてないな。このエントリー。えへ。

通信事業者を買収するコンテンツ事業者

2005-04-26 00:58:17 | メディア
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/371670
より。

逆もまた真なり。

Adelphia社買収により、Time Warner社とComcast社は、ケーブル事業を強化し、サービス提供地域を拡充する。Time Warner Cable社は約350万の加入者を獲得し、加入者総数は約1440万に達する。Comcast社は約180万の加入者を獲得し、加入者総数は約2330万となる。

いやー、すごいね。1440万加入と2330万加入とは。米国6000万世帯の半分は加入していることになるよ。

こういう進化のしかたをしてきた市場と日本市場を比較するのは難しいね。あまりにも違いが多すぎて。