跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

おみや

2007-01-18 00:11:13 | 連絡帳
昨日、勉強会に参加したら帰りがけにとある制約条件のもとWA1のモニタープログラム(と書いてあるのでそう表記したがモニタープレゼントだよなぁ...。)に参加する機会を得た。今回の勉強会にソニーがいくらの予算を組んだのか判らないが、手法としてまるでメソッドが確立していないプログラムを(ソニー的に)どこのだれだかわからない野生のブロガー対象に実施するだけでもリスクであろうに。

正直云って運営面から見てもプライバシーポリシーその他リスクファクターになりそうなポイントが山ほどあるのだが田口氏個人の信義でうやむやにして無理くり実現している観強し。本人申告だけでええんか?とか、ね。一瞬緊張が走ったのは気のせい?やった田口氏もやらせたソニー(会社全体に根性があるかのような書き方は好みではないが...。)もいい度胸と根性であると思う。敬服する。

つうか跳箱的にはトラブルが発生した際にどうマネジメントする(つもりだった)のかがノウハウ的に一番気になるのでだれか暴れてくれないかと内心期待していたのはホントの話。

なんにせよ、願わくば今後この手のマーケティングプログラムを定着させるために、ぜひとも心理学的、社会学的、かつ経済学的側面から定量的観測を行っておくべきであろうと思うのだが...。今回のところ、どのように纏め上げるか田口氏の職人芸に期待したいところであります。(と他人事のように書いてみる)

さて、肝心のおみやについて、このなんともカテゴリ分けしにくい製品を跳箱的に見て平均的主婦がどう使うか?それ以前に使うか?いや、さらにそれ以前に使う、というところまでイケるのか?大いに関心があるのでヨメさんの利用状況を観察してみたいと思う。

実は出張中、忙しさにかまけて土産を買ってくるのを忘れたのでちょうど良かったような気もしていたりするのはここだけの秘密。

まずは目に付くところに箱を置いておく。

喉もと過ぎれば暑さ忘る

2007-01-17 23:16:13 | メディア
YouTubeが昨年、年末までに "New Content Identification Architecture"を出すんである、と発表して関係各方面からのクレームを躱していたのを跳箱は忘れていません。ええ、フリーライダーに死の呪いを。

さて、年も明けて半月も過ぎたんですから、それなりのブツが用意できているんであろうとひさびさにYouTubeを見てみたもののそれらしきモノはどこにも見当たらず。おひ。

どういうことであるかとザッと検索かけてみたところRedHeringにYouTube Late on Content Identification?との記事発見。いわく、

December 31 came and went, and companies such as Warner are still using informal, decidedly low-tech systems to track their artists on YouTube and then notify the website, according to the Financial Times.

Representatives from YouTube and Warner Music Group declined to comment on record, but a spokesman from Warner did not deny that the music group has not yet gained access to the content identification system.

どうも一応すでにWarnerなどにはツール提供されているようではあるものの人様にお見せできるレベルのものにはなっていない模様。

できの良し悪しもあろうけれども、一旦はニュースリリース出したわけだからして特段の契約関係に無い著作権者にも自身が権利侵害を受けているかを検出する手段を提供すべきでありましょう。大手の提携先だけを優遇していると取られかねない対応が続くならDMCAに忠実な運営を行っているというYouTubeの主張も色あせるのではないかと思うものでありますがいかに?

単純にニューラルコンピューティング舐めてましたごめんなさい、であるならばそのように説明すべきでありましょう。

もしや

2007-01-17 20:45:18 | コミュニケーション
先日、ビルゲイツ大先生のキーノートスピーチ(於ベネチアン)の直前に行われたソニーのプレスカンファレンス(於LVCCノースホールの奥地)は、良し悪しは置いておくとして聴衆を引き込む力があったと感じた件はすでに書いたけど、LVCCのノースホールの奥からベネチアンまで戻ってくるのは平常時で30分掛り、バスもしくはタクシーが捉まらないと下手したら1時間掛りだったりするので、ソニーのプレゼン終了後、一日早くオープンしているソニーブースをじっくり見学することもパーティ料理を賞味することもあきらめて速攻でベネチアンに戻ったもののキーノート会場にたどり着いたのはぎりぎり開始15分前。すでに入場制限が始まっていて、あぶれた来場者が溢れるエントランスを紫色のパスケースを振り回してなんとかもぐりこんだものでありました。

要約すると、バタバタであったと云いたい訳であります。そんななか、ホテルに戻って写真整理をしていて気がつかなきゃいいものを気が付いてしまったのはここだけの話。

肝心のSONYのまんまるい新製品、一枚も写真とってねぇや。

どうしよう。実は今回かなりスケジュール過密でノースホールにもう一度行くチャンスは無い予定。(結局最終日にちょっといってきたけど)ヤバし。

どうしよう、うん、諦めよう、と、さっさと言い訳考えるモードに入って数日後、メール処理中にかれこれ5~6年は購読しているものの、ほぼ全自動で百式フォルダ(未読)送りにしてしまう百式のタイトルが目に留まる。いわく、

Ajaxなどでよく作りこまれた世界時計のWorld Clockr

出張中は世界時計が気になるんで、珍しくひとしきりWorld ClockerをいじってからUIきれいだけどブラウザ依存するのがイマイチである(だったらAjaxと書いてあるんだから最初からいじるな、ではあります)と気に入らずリンクだけ保存したところで、ふと気が付いた。

ブログマーケティング勉強会議 sponsored by SONY

おお、Sony、もしやまんまるいのあるか?16日、なんとか日本に帰り着いているな、その日。何の気なしに参加申し込んでおいたら数日後、別件で立ち寄っていたSFでブチブチ切れるAT&TのWiFiと悪戦苦闘している最中に"当選メール"が来た。あ、これって抽選だったんだ?ありがたや。

山盛りの郵便物と格闘した帰国翌日の晩、タクシーかっ飛ばして飯田橋方面へ。少々遅刻したものの、会場の真ん中のテーブルにはお目当ての"まんまるいの"あった。いそいそと写真を撮る。後ろからとか蓋開けたところとか、すき放題撮れて満足。

勉強会の趣旨やら運営手法やらまるで気にせず自分の聞きたいことばかり聞いていたら怒られた。そらそうだ。

HPのしかくいのの詳細がまだわからないのでなんとも言いようが無いけどHDMI付きは家電メーカーならではっぽいといえばぽい。HPのノートにはHDMI付いているモデルもあるけどHPブースでアテンドのお姉ちゃんの目を盗んでひっくり返して見たしかくいのの後ろにはUSBくらいしかポート付いてなかったし。(実はアレに近い仕様のモデルって12年くらい前に企画あったんだよね。拡張スロットが全部PCMCIAつう、えらくチャレンジャーなブツだったんですが当時としては過激すぎてボツになった)

ホームサーバーをVista PCとして使わせようとするSONYとPC臭さを消そうとしているHPって、なんかあべこべな感じも。そもそもテレビ番組、という20世紀的コンテンツフレームワークをいじらずに外側から21世紀っぽくしたところで本当に持続的に面白くなるんだろうか?今できることを今やることも大切だし、そうしないとカネ廻らないとはいうものの...。

体験の全体像をデザインする一環として機器のデザインができる状態に無いから、ちぐはぐなモノになってしまうのかもしれない。あ、箱のデザインの話じゃないよ?体験のデザインの話。

先週のIDCとの議論が脳内フラッシュバックしたりしつつ夜は更けたのであります。

Wynn

2007-01-17 19:01:07 | 通信
去年IDCに噛み付いた件について、執念深くWynnの朝飯会で蒸し返してやろうとてぐすね引いて早起きしたものの...。

結局、ICDの主要顧客はモノ売ってなんぼのメーカー様なので放送や通信市場をモノ=端末なんぼ売れるか?という視点からしか見ざるを得ないんである、ライフタイムバリューなんて云ってもメーカーに相手にしてもらえないからしかたないんである、と身も蓋も無い独り言を聞かされてずっこけた。

ああ、すまん、つらい立場だったのね。

モノがコモディタイズしつつある状況でモノから収益を上げることに執着するのであるなら、それこそ反重力級の超発明によって世界の仕組みを作り直さなければならないだろうと思う跳箱としては、古巣の業界のあまりの変化の無さに少々苦い思いをしてしまったのはホントの話。

例によって黒焦げのベーコンはいただけなかったけど卵がおいしかったのとクロワッサンが絶品であったことが特記事項でありましょう。根拠地Sandsから近いのもマル。

非公式レポート:演出論上の問題だけなのか?

2007-01-08 18:32:38 | 収集品
松下とソニーのプレスカンファレンスを見比べるのもどうかとは思うけど、アマゾンとのコラボ付きのIPワイヤレスフォンの発表をおまけ扱いしてまで、持ち時間のほとんどをフルHDプラズマでがんばるんである、という退屈な、(おまけにへたくそな英語での)決意表明に費やした松下と、閉鎖性がなんなんである、というクレームをふと付けそびれるほどのテキパキとした場面転換でグイグイ聴衆をシームレスな家電連携マンセーな結論に引っ張っていくソニーの両社が記者に与える印象の差って、お家柄の違いなのか、演出論の違い、ってことで思考停止していいものかどうか...。

直後のビルゲイツ大先生(あの人はプレゼンの神様です)と弟子たちによるVista Ultimateのデモ満載なキーノートを見てしまうと、そういえば日本の会社って自社の製品を動かして、こーゆうことがこんなにかんたんになったんだよ、と説明することが無いなぁ、とか思ってしまうのであります。

コンセプトをプロダクトに落とし込んで説得力のあるユースケースを具体的に示す能力って大事だよなぁ。(やべ、カタカナばっかり)

今年のゲイツ先生のプレゼンは面白かった、つうことで。(MSのサイトでキーノートは見れまっせ)

あけおめことよろ

2007-01-07 20:17:21 | 収集品
あっという間に正月休みが通り過ぎて気がついたら門松撤去日も終わりかけている今日この頃皆様いかがお過ごしか?

どうでもいいんですが今年のCESには小学生のPressがいるらしいです。なんてクサい演出。とはいえ、いたいけな小学生が繰り出すこまっしゃくれた質問(たしかに相当かわいくない)にあからさまに不愉快そうな顔をして対応する某社のお姉さまから世間の荒波を感じとってくれればそれはそれで将来の糧になるんじゃないかとも。幸運を祈る。