跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

喉元、過ぎてないから

2007-07-31 02:32:34 | メディア
跳箱的に粘着しているYouTubeが昨年、年末までに "New Content Identification Architecture"を導入して著作権侵害をシャットアウトするんであるといっておきながら今年も折り返し点を過ぎているにもかかわらず、いまだに提供できていない件について続報が入った模様。

技術に疎い迂闊な弁護士が、オーバーランした、というだけのような気もするけれども、

YouTubeを10月に買収したGoogleは、デジタルビデオフィンガープリントのライブラリ構築を計画している。GoogleとYouTubeの代理人を務める弁護士の1人、Philip Beck氏は、このコードを使えばYouTubeにアップロードされる映像をコンピュータシステムがスクリーニングできるようになる、と述べた。Beck氏はさらに、映像の著作権の有無をチェックするスクリーニングプロセスには数分しかかからない、とも加えた。

ほほう、ほんとに実用になるレベルで実装できたら凄い技術ですがホントにできるんかいね?実用的なレベル、というからには、掲載されている著作権侵害ファイルを最低でも過半数は検出、除去できないとなぁ。常識的に考えれば過半数処理できてもケチ付き捲るだろうけど。(口が悪い跳箱がこんなに譲歩するくらいですから、相当難しいことである、と理解いただきたい)

Beck氏の陳述に対するコメントを求められたGoogleは、再びあいまいな回答をしている

だろうね。技術的に少しでも良心が残っていたら安請け合いはできないはずです。もっとも、技術的良心に従ってのことではなく、単に時間稼ぎを狙っているだけなんじゃないかと思いますが。それにしても、本気でスクリーニングを自動化しようとすると原本データ(ようするにパクリ元のビデオとか番組とか)を全部収集する必要があるんですが、このあたりどう準備するつもりなんでしょうか?

まさか、ネットにおけるファイルの正統性検証を行う一種の著作権管理事業者になろうなんて焼け太り狙いだったりするんでしょうか?

わーお?

モデルチェンジ

2007-07-30 17:23:15 | メディア
ついさっき、米国の移動体通信ARPUについて触れたところだからついでに日本のARPUについても拾っておこう。

Willcomが以前から手がけていた組込分野に携帯電話会社もぼちぼちデータ通信機能内蔵ノートPCといった形で手を出し始めた模様でなにより。ソリューションと称して携帯電話端末販売に紐付けることを想定したSI案件(腸ねん転おこしているんじゃないかな案件多し)より、よほどストレートに世の中の役に立ちます。(ハンドオーバー性能その他)とはいえ、料金体系は保守的で実験色が強く、今後に向けたデータ集めにとどまるような気もします。

なんにせよ、日本の移動体通信サービスを再び"やわらかく"し(経済学的な意味で)効率的な状況の実現に向けて軌道修正するために、こういった動きには注目したいところです。とはいえ、一定以上の販売実績を挙げないと、この手のチャレンジはあっという間にしぼんでしまうので、少々はらはらしながら注目することになりそうです。(売れるといいなぁ)

さて、日経が纏めたデータなど眺めていると、もうしばらくすると音声ARPUの絶対防衛圏死守のために一見、コンシューマ向け音声定額(おそらくはミニマムコミット+プライスキャップか)投入もありえる状況となってきたようにも思えますが、なんら技術的裏づけの無いマーケティング主導の音声定額を日本のキャリアが正面切って仕掛けるとは考えにくいので、音声IP化というか、IP based RANというかFemtocellの実現(SoftBankは2008年と言っているらしいですが、法改正その他の仕込を考えるともうちょっと先になるのでは?)によるFMC商用化のタイミングまではお預けになるのではないかと。

となってくると、今後数年はトリッキーなマーケティングと単発技術(商品)で目先をごまかし続けなければならないはずで、しばらくまったりするのかも。なんて思ったりもしますが伏兵WiMax絡みで面白いことが起こりそうな予感もあるので、まだまだ楽しめそうな市場です。

すまん、まとまらなかった。

大きなお友達のその後

2007-07-30 15:08:08 | ひやかし
3月にA氏からリクエストされてひさびさに存在を思い出した大きなお友達こと近藤氏が、久方ぶりにCNETでインタビューに答えていたのを発見。

相変わらず、やってみたかったからやってみた系の突撃厨っぷりを発揮しているのがほほえましいです。が、

アメリカならではという話は、他の場所にも行ってみないとわからないんですけど、プラスには働いてると思うんですよ。それはやっぱり普通にシリコンバレーの新聞読んでたら、「マウンテンビュー市のGoogleが…」って書いてあるんですよね。YouTubeが買われたっていう話だって、「サンマテオのYouTubeがマウンテンビューのGoogleに買われました」って朝刊に書いてあるんです。

サンノゼマーキュリーは95年ころからネットで読めるけどなにか?(当時、コンテンツアグリゲーター(なんて単語はまだなかった)を企画してたんで徹底的に調べたもんです)素朴でいいんだけど、そんなん別に住むまでもなく、二、三日もぷらつけば気がつきそうなもんだろうに...。(わざわざニューススタンド行かなくてもCALTrainの駅とかでも売ってるよ)

どれだけ周りとコンタクトを増やしていくことに活かしていくかは、これからかなという感じ

おいおい、住んで一年にもなるのにこれからって、引きこもりしてたのか?と突っ込みたい気持ちでいっぱいになります。つうか、米国に住んで日本の仕事してるという段階で本末転倒ですし、これならまだ江島氏の方が見込みあります。江島氏は江島氏でイタいエントリ起こしてますが...。まあ心が病んでいるらしいからそっとしておこう。

近藤氏もそうだし、江島氏もそうなんだけど、なんか、ベイエリアつうかサンノゼ界隈に幻想を抱いてないか?なんか、見ていてお坊ちゃまの遊学の延長線上の行動な気がしてしかたない。(別にいいんだけどね、よそんちの親(会社)のカネだし)北米市場で本当に成功したいなら北米市場に根を張った人間に任せたほうがいいんじゃない?その任せた人をマネジメントする能力は要るけど。

販売台数占い

2007-07-30 14:24:09 | ひやかし
発売直後に一部のアナリストが最初の週末だけで50万台売れたんじゃないか?と景気のよい煽りを入れていたものですが、AT&Tの発表した第二四半期契約実績では14.6万台、もう一方の当事者であるAppleの四半期開示では27万台と、どっちにしても期待はずれな結果に終わって(ここまで半年間市場を煽りに煽って右肩上がりまくっていたApple株価急落したとのこと。合掌。(もともと歴史的高値域だったんだから仕方ないとも)

たった二日間の販売実績数値であるにもかかわらずAT&TとAppleの発表が倍近く乖離しているトホホな問題についてCNETのTom Krazit氏がいい仕事をしているので一読されたい。

Krazit氏が指摘されている諸点について跳箱も同様の検討を行ったが、あまりに思考の取っ掛かりが少ないため、ある程度以上の確信を持って書けることがない状態だと白状しておく。

なにはともあれ、初期販売台数について市場の期待を(裏切った場合に自身に跳ね返ってくるリスクを受容して)膨らませてきたAppleは消費者がランニング支出(しかも期間縛り付き)を伴う消費行動に対してスポット支出のみの消費行動と比較してどの程度慎重になるかという点について経験不足を露呈したといえるのではないだろうか?端末売っておしまい、じゃないってことで。

さて、糞意地の悪さを身上としている跳箱であるからして発売前後の熱狂というか騒乱状態もおさまりハイプ曲線がはやくも幻滅期にさしかかろうとしているらしい(正月からこっちこのネタだけで引っ張り続けてきたんだから、情報としては消費されつくしているわけだし)、このタイミングでiPhoneに塩を摺りこんでみよう。

毎度おなじみCTIAによると米国の携帯電話契約件数は2006年末時点で233,040,781件、対して2005年末は207,896,198件なので、年間純増は25,144,583件となる。素敵です。

この国はここ数年の契約件数成長率が安定している上に、人口は3億人を超えていまだ増加中(つまり限界市場規模までまだまだ余裕あり)なので限界市場規模までまだまだ余裕あり、しかも一人当たり国民所得もさほど変化していないので、今年も前年同様2500万件前後の市場拡大は期待できるでしょう。

さらに、これまたおなじみNPDによると2006年の米国端末販売は143millionと新規加入者の購入分を差っぴいても1億1800万台の買い替え需要(もちろん、二台目需要等々含まれているはずですがめんどくさいから考慮しない)があったとのこと。これまた素敵です。大雑把に言って月間1,000万台が販売されていることになります。(以前と比べて買い替えサイクルが短縮されていている模様。だいたい2年に一度買い換える感じか。)

ちなみに、これまたNPDによると金額ベースでは全体が$8.8 billion($1=126として)平均販売単価は7700円弱となるので総販売台数中かなりの数がPay as you goなどの安価なプリペイド携帯($30-50程度)で占められていることが想像でき、高性能(高額)端末市場がさほど大きくないことが推察されます。

もひとつおまけにAT&TのInvestor Briefingを読むと、2007Q2の総合ARPUは$50.63、内データARPUは$25.92(Wireless Data Revenuesが$1651MでSubscribersが63.7Mと公表しているんだから、ついでに内数もつけておいてほしいものです)とデータの稼ぎが良いことったらありません。データ通信カード様々でありましょう。もっと言うとデータ通信モジュール内蔵ノートパソコン様々なのでありましょう。ビジネスユーザー依存率高そうです。(まるでちょっと前のWillcomみたいです)米国の携帯電話利用者は他国と比較して伝統的にMOUが突出して高いので、このデータARPUの急上昇は注目に値すると考えます。(いや、なに、ビジネスユーザーがものすごい勢いでカネ払っているだけなんでコンシューマーに即波及するとは思えないですが)

要するに、低単価端末にプリペイドSIMを組み合わせた低ARPU顧客層がすごい勢いで増えつつあると同時にデータ通信カード内蔵ノートPCやBlackberryなどのスマートフォンを経費でじゃぶじゃぶ使う社用族層の二つのセグメントが伸びている状態のようです。(このエントリで引用している公開情報だけだと、これ以上突っ込んだことは言えないけど、某社や某社のデータを引用するともうちょっと詳しいことが判る。が、さすがに経費で買ってるン百万円のデータをここで引用するのは憚られる...。)

もう一方、年初に発表されたCEAのState of the Industryにおいても指摘されている通り、デジタルポータブルオーディオの販売は成長期を脱し安定期に突入していますので、2005年末の20%から数ポイントしか所有率は伸びていないと見られますから、iPodはすでに新規購入ではなく買い替え需要が中心の市場に遷移(米国市場の話だよ)してしまっていると推測できそうです。

やれやれ、ここまで整理すれば(しなくたってホントは判りそうなもんだけど)お分かりいただけるでありましょう(誰に?)。iPhoneはiPod利用者でかつスマートフォン利用者(所有者とはしない)で且つ、平均的端末価格の10倍にもなる高価なイニシャルコストを支払え、さらに最大で平均ARPUの2倍のランニングコストを2年間に渡って支払い続ける意思と能力のある顧客層にしか手の届かない商材であり、さらにAppleという会社とその製品に対して好感を持っている層でなければ購入してくれそうも無い商材でもあります。

跳箱は年末までに(提携キャリアが増えるとか、プライスアクションするとか、新製品出すとか)なんらかのてこ入れ策が実施されない限りiPhoneは100万台以下の販売実績に終わってもしかたないんではないかと考えています。(もっと言うと50万台以下でもおかしくないとも思ってます)

物欲の夏

2007-07-24 22:43:47 | 収集品
モノの半日いぢっただけでiPhoneを放り出し、きっちり発売日に納品されていたのにこれまた放置されていたWS011SHの存在を思い出してしばしこねくり回していたところ、某所からG900納品始まった、つうかヲレハウケトッタと連絡あり。スバラシい、すぐさまなんちゃって日本語化しよう、そうしようとけしかけたが、ぜってーいやだと即答(なんで彼は日本語読めないんだろう?プンスカ)され意気消沈。しょうがないからeXpansysで買っちゃうか?と思ったら早くも香港在庫は掃けきったとのこと。しかたない、あと一ヶ月もしたらX01T(SIMロックされてるが...。)納品されるだろうし。WS011もX01Tも同じWM6じゃねーかと突っ込まれる向きもあるかもしれないがClassicとProfessionalの違いはやっぱいぢり倒しておかないといけないんであります。と言い張っておく。(どうせ6時間で飽きるけど)やっぱ買っちまうか?

と、かなりどうでもいいことを考えていたらすっかり会議が終わっていたので、eXpansysに注文を出そうとしてたらLenovoから日本語版X61tのSXGA+版出たとのメールが届く。おおぅ。

脊髄反射で発注しそうになった。危ない危ない...。(子供いるんだから気をつけなきゃ)

マシンパワーと技術の無駄遣い(とその昔はGUIに頼るだけで言われた。もっと昔は高級言語使うだけで言われた。人はものすごい勢いで軟弱者になっているんでありましょう。でもいいんだもんね、だってカッコいいんだもん。)と言われようとも高解像度アイコンがちっちゃくギュッと詰まって見えるしぱっと見て大意をつかみやすい=情報量が多いから高解像度ディスプレイは大好きさ。そりゃもう904SHを3GSM Congress会場で見かけた次の瞬間に東京に予約の電話入れそうになった(904SHはVGA携帯のハシリでありました)し、ThinkPad T20pとA20pが発表された時はSXGA+とUXGAと聞いて両方即発注、正気に返ったときにはすでに納品されてたり。

世間は順調に(ある種の)衣替えの季節を迎え始めたようで何よりであります。

跳箱はディスプレイ解像度の向上は14.1inch換算でSXGA+の10倍(10500x14000)程度まではぎりぎり意味があると思っている(人間の目玉の性能を考えてみよう)ので、この点だけ考えても、まだまだ世の中には面白いことが起こる余地があると思ってます。(つうかそこまでやる時は液晶みたいな技術の延長じゃなくて分子配列いぢる方向とか光を直接いぢくる方向とかで考えるんだろうなぁ。いっそ脳みそに直接流し込んだ方が楽かも?)

すっかり脱線したけどWS011SHの感想に話を戻すと、

つまらない。

端末であります。そもそもWindowsMobile6がつまらないんだから仕方ないと言えば仕方ないんですが、Vista積んだ親PCのコンパニオン端末として使うのが王道であろうWM6機にあってBluetooth積んでないとはどーゆうことであるか?まったくもって、けしからんのであります。なんでOutLook積まなかったんか?等々、コスト見合いで日和ったらしい仕様に仕様もないと嘆いてみたり。G900もといX01Tに一縷の望みをつないでみる。

まあいいや。

跳箱はiPhoneのマルチタッチは評価しますが、このインターフェースの単位時間当たり情報入力(可能)量の少なさがかなり気になっています。このインターフェースでなんでも処理しようとするとSemanticWebどころかHAL9000級またはスタートレック級の推論能力と状況把握能力をデバイスに持たせなくちゃならなくなりそうだし、そうなると甲殻機動隊も真っ青な管理社会を実現しないといかん、と泥縄なことこの上ない演繹思考があさっての方向に走り出すのでこの辺で止めとく。もっとも情報機器全般において直感的であることが最も重要であるならペンタブレットはもっと売れてもいいはずなんで、そのあたりにヒントが転がっているんではないかなぁ。

そんなこともあって生産性の高い入力手段とインターフェースデザイン(で、かつ普及の可能性があるもの)大募集中であります。エンゲルバート先生の片手キーボード(SolBiancaのブリッジでは大活躍していたインターフェース)とかその子孫のTagType(AXISの表紙を飾ったこともありました)とか今も売ってるFlogPadとかとか。個人的にはTagTypeが優秀だと思うんだけど...。

なんにせよ、まだまだ解決しなくちゃいけない問題が山ほどあっていいかんじであります。欲求不満が溜まると創作意欲が湧くんであります。端末側の問題解決の歩みが網側というか社会資本側の問題(デカイしオモイ)を動かすトリガーになる可能性の件とかも考えないとね。というか調査(夏休みの自由研究?)しますか久しぶりに...。

歴史に学べ

2007-07-23 20:12:04 | ひやかし
というほど大昔の話を引っ張り出したいわけじゃないですが久方ぶりに、

アップルがマッキントッシュを生み出して、それが模倣されてウィンドウズが生まれ

などという寝言を目にしたのでつまらないとわかりきった指摘をすることにする。(とはいえ、こういう寝言が見受けられるようになってきたということは、このあたりのことは最近だれも教えてくれなくなったってことなんだろうか?)

ちょっとは元気が出てきたらしい江島氏はApple Macintoshを模倣してMicrosoft Windowsが生まれたと本気で信じ込んでいる(そうでないなら悪質な歴史歪曲と指弾せざるを得ない)ようですが、PARCにおけるAltoおよびSmalltalkすなわち暫定Dynabookについてちょっとおさらいしておいたほうがいいでしょう。

なにがなにやらな向きは、

SMALLTALK‐80―言語詳解
Adele Goldberg,David Robson
オーム社

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ほぼ入手不可能とは思うけど、この辺とかあさってみるべし。(いつごろ書かれた本なのかに留意のこと)

どうも江島氏は躁状態に入っているらしいんで言っていることがいちいち大げさなのはご愛嬌としてもiPhoneを見て初めて

ネットへの常時接続が保証されているモバイル端末

のもつ可能性が理解できた模様。末期的なまでに想像力不足と評さざるを得ません。で、そんな視界の狭さと底の浅さでは

iPhone的なものを使った新しいライフスタイルについてのアイデアが、どんどん出てきます

と言われても出てくるのはalternative志向(嗜好かなぁ)なfollowerプロダクト乃至サービス止まりっぽいと眉に唾付けたい気持ちでいっぱいいっぱいです。

iPhoneが発売されるまで米国市場にデータ定額サービスがなかったとでも言うんかい?(ああ、知らなかっただけか...。)つうか、一介の開発者ならいざしらず、江島氏も経営者のハシクレではあるわけなんだから、AT&TがなぜこのタイミングでAppleと(一説には契約獲得インセンティブ以外にも月次通話料収入からもインセンティブを得ている)今回のような契約を締結したのか、とか、googleはこのタイミングでプロダクトビルトインしたマッシュアップサービスを提供することによってどのようなビジネスを狙っているのか、とか少しはマシなこと考察して書いたらどうなんだ?と説教調になってしまうのは跳箱の悪いところですがどうせ、こんなクソブログ誰も読んでないからまあいいか。

さらに江島氏は、

ユーザインターフェースのアドバンテージは、決して定量的に評価できない

などとこれまた妄言を吐いていますが、Universal Designはテキトーに自称するだけで成立するとでも?ISO13407(というかHDC全般)勉強しておいてほしいところ。

基礎をきちんと押さえた上で、

戦略的ブランド・マネジメント
ケビン・レーン ケラー
東急エージェンシー

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知的財産権としてのブランドとデザイン (21世紀COE知的財産研究叢書)
青木 博通
有斐閣

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リーディングス ネットワーク論―家族・コミュニティ・社会関係資本

勁草書房

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あたり読んでおくと通り一遍の議論には耐えられるだけの基礎ができるでしょう。

最後のネットワーク論はなんでここで関係あるのかナゾがナゾを呼ぶかもしれないけどネットワーク外部性についてきちんと考察し始めたらものすごい勢いで必要になる概念が山ほど取り扱われているので必修扱いです。

江島氏が本気でこの分野に関心を持ったのなら、同じCNETでブログ書いている黒坂氏あたりに相談してみたらどうかと。黒坂氏のパートナーであるらしい渡辺氏はまったく評価しないが、黒坂氏は江島氏ほどのドが付く素人が最初に師事するには適切な教師だろうと思うよ。余計なお世話だけどどうせ誰も読んでないからまあいいか。


ところでまったく関係ないけど跳箱はアンリ・カルティエ=ブレッソンを崇拝しContaxT2をこよなく愛用(つうかブレッソン崇拝しているならM3にSummicron 50mm付けやがれです)しているにもかかわらずデジカメ便利すぎるのでこのところPowerShotS80を常用しているんですがIXY900ISの方が便利なのに気が付いてガックリな今日この頃。S2手放してからはレンジファインダー一本道であります。レンジファインダーといえばG1もいいカメラだったなぁ。マコナルが持ってたっけ。そういやなつかしのFM2はどこへやったんだろ?

チープ

2007-07-19 17:19:14 | メディア
Il Fornaioで昼飯を食ったあと、アポまでの時間つぶしにUniversity Ave.をプラプラ。ひやかしで入ったはずのAppleストアなのに出てきたときにはiPhone8GB入りの白いビニール袋を持っていたのはなぜ?

まあいいか。

あれから一週間、朝からバタバタと北京からの団体客を捌いて客にちなんで遅めの昼飯をなじみの中華屋でかっこんではたと、iPhoneどーしたっけ?と思い出したが吉日とばかり午後のアポをすっぽかしてインチキアクティベーションにいそしみ、しばしいぢくってみた。結論、

なんともチープな機械だ...。

パッと見のインパクト重視のデザインで実質的にはローテク商品です。UIはよくできていますが、個人で買うなら数世代待ったほうがいいでしょう。現時点では実用品としてはWindows Mobile積んだスマートフォンの方が優れていますね。(あ、IMAP対応したメールクライアントは良いなと思いますが)

Appleが絶望的なまでに移動体通信技術を理解できていないことが解る(もしくは事実を認めたくないがゆえの妄想発言か?)ITMediaのiPhone発売日掲載の記事を見つけたので参考までリンク張っとく。

やっぱりAppleは技術企業じゃなかったんだね。

そう、あれは船の科学館だったと思う。

2007-07-11 21:44:43 | 連絡帳
その昔、両親に連れられて月の石(これだけは本物だった)を穴が開くほど見つめ、屋外展示のサターン5やらオービターやらの原寸模型を見上げて目を輝かせた純真な時代を思い出して胸キュン。もうちょっとしたらウチの子も連れてこなきゃなぁ、と思いつつ、さ、次のアポまであと30分しかねーぜ、と慌しくもなくあとにしたのはNASA AMES Research Center

あ、参考まで申し上げておきますとお子様連れで見学のために訪問される向きには圧倒的にJohnson Space Centerの方がお勧めです。AMESの見学施設は仮設テントみたいなちっちゃなやつなんで。

ところでMountain View最強の野良無線ことgoogle wifiを使ってみた。かなり前に触れたきり、一度も試すことなく(いや、めんどくさかっただけなんだけど)放置(だって全米制覇どころかMountain Viewから広がる気配無いし)してたんですが、訪問先で会社のインフラとしてgoogle wifiを平気で使っているところ(まあ新興ばっかりだけど)がごろごろあったのに眩暈を覚えた。ようするにインターネットサービス系の人には無線伝送インフラは透過的なものでしかない、つうことなんでしょうか...。

危険だなぁ、と思いつつ、google wifiの狙いってこの辺かと納得したりも。