珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

GRFさんご来訪、M.Aさん宅訪問

2022-05-11 20:46:15 | オフ会
GWのオフ会第3弾は、5月5日、GRFさんのご来訪でした。GRFさんに最初にお越しいただいたのは、東日本大震災の前、2011年の1月ですから、もう11年前になります。私にとって最初のオフ会でもありました。GRFさんのブログでSPセッティングの記事が気になり問い合わせたことがきっかけです。以後、約3、4年置きに来ていただき、いろいろとアドバイスをいただいてきました。脇道にそれたり、袋小路に入りがちなオーディオ道ですが、都度、戻していただきました。音作りにおいて多大な影響をいただいたことは、間違いありません。


毎度1曲目をかける時は多少の緊張を伴いますが、お客様がGRFさんとなると、その度合いが増します。オフ会でお馴染みのダイアナ・クラールの「No moon at all」をかけたのですが、イントロの段階で「いいんじゃないの?」の一声でした。身構えていたので、拍子抜けした感もありましたが、とりあず第一関門は突破です。その後、JPOPSを中心にかけ、確認のためリタ・シュトライヒのモノラル音源や、白井光子の歌曲(ブラームス)、ワルターの「田園」、ハーディングのマーラーの10番等を聴いていただきました。

GRFさんはこれまでの音を知っていますので、その差異をどう感じられたかは、気になるところです。「ベールが1,2枚剥がれた音」「精緻な音」というご感想をいただきました。これは嬉しかったですね。肝心の音場調整の方も概ね合っていたようで、トントンと左右のSPを調整するだけで済みました。100点満点は無理でも、その手前でまで自力でやれたことになります。2.5次元のお墨付きもいただけました。2日にgenmiさんが言われた、部屋の壁を感じさせない音場になっていたと思われます。

実は、2011年の最初の訪問でも、最初のSPの位置はそこそこ合っていると言われて、拍子抜けしたことを憶えています。ただし、同じ合っているでも、当時と現在では経験値が異なります。自宅のみならず訪問先の多様なサウンドを聴いてきたことで、音の捉え方が変わっています。おそらく11年前の私が、現在の音を聴いても、同じようには聴こえないでしょう。オーディオの最後の機器が、自身の耳や脳であることが、理解できます。8畳洋間で歌謡曲とクラシックを両立させるという、目指していた方向には来ているようです。

GRFさんは、拙宅の次にも訪問先があったのですが、急遽私も参加させていただけることなりました。同じ神奈川にお住いのM.Aさんです。お宅に着いて挨拶を済ませて、早速、半地下のオーディオルームに通していただきました。タンノイのレクタンギュラ―ヨークが平行法で置かれていました。上流の機器を拝見しましたが、エソテリックのCDトランスポート、dCSのDAC、ジェフローランドのアンプとハイエンドなラインナップ。嘗てはB&Wをお使いでしたが、ビンテージ、タンノイへ移行されたとのことです。


M.Aさんは、SPの個体差による左右の音量差があると言われていました。実際、左側に音が引っ張られる状況でしたが、GRFさんが動き出します。配線の接触を弄り、例によってSPの位置調整を行い、広大な音場が形成されました。イネッサ・ガランテの「カッチーニのアヴェ・マリア 」やベートーヴェンのピアノ協奏曲をゆったりと聴かせていただきました。部屋やSPが変わってもGRFさんがやられていることは同じです。調整が難しそうな状況からの一変を目の当たりにできて、勉強になりました。

GRFさん、久しぶりのご来訪、およびM.Aさん宅訪問へのお誘い、ありがとうございました。11年かかりましたが、漸く、森林限界は超えたのではないかと感じております。
コメント (2)
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