珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

大山~広沢寺温泉

2017-05-04 11:09:38 | その他
終日晴天だった5月2日、地元の大山に登ってきました。大山は横浜北部から眺めると丹沢の左前方に位置する独立峰です。一体化している阿夫利神社は雨乞いで有名です。長らく灯台下暗しで登れていなかったのですが、ここにきて機会を探っていました。5月1日も候補日でしたが雷雨が予想されたため、2日の一択となりました。いつもの通勤時間帯に家を出て、玉川学園前から伊勢原へ向かいました。大山ケーブルまでは神奈中バスで移動です。大山が豆腐や駒とゆかりがあること、ケーブルカーの歴史が、ほぼ半世紀で私と同じことなと、いろいろと発見もありました。

大山に登るルートはいくつかありますが、今回は最もオーソドックスなルートにしました。ケーブルカー沿いに直登し、阿夫利神社(下社)以降は尾根を歩いて山頂を目指します。登頂後は、七沢温泉方面へ下ります。


登り始めてすぐ、男坂、女坂にルートが分かれます。山をやっている人なら皆さん同じだと思いますが、単調な石段続きはできれば避けたいもの。事前の触れ込みでは女坂の方が石段が少ないはずでしたが、結構、石段続きでした。


男坂と女坂が再合流してからしばらく進むと、立派な阿夫利神社のお出迎えです。あくまでも本社は山頂で、こちらは下社です。それでも標高700mで江の島をはじめ相模平野を遠望するには十分です。ここから先はいわゆる通常の登山になりますので、ご注意を。


標高を上げるにつれて、散在する山桜に癒されました。もうピークは越えていましたが、桜を見るとビデオテープを巻き戻したような感覚となります。


やがて富士山の見晴らしのいい場所に出ました。富士山見放題を想像していたのですが、意外にもシャッターチャンスは少なったです。富士の白さが際立っています。


登り始めて1時間半ほどで山頂に到着です。一本調子の登坂続きでしたのでいい汗をかきました。GWながら平日でもあったため人も少なく、静かな山旅を楽しめました。


数少ない富士山遠望の機会、2度目は山頂の阿夫利神社(本社)からです。樹木の関係で、山頂の西側の展望はあまり良くなく、間近の丹沢山塊も殆ど見れなかったのはちょっと残念です。


逆に、東側の眺めは見事でした。眼下の山並みの向こうに相模平野、江の島、三浦半島が見えます。厚木のオーディオ仲間のお住まいもこのショットの中でしょうか。


山頂での休憩もそこそこに、下山モードに入ります。七沢へ下るルートはさらに人が減って、ますます静かな山旅となりました。真鶴岬や初島が見えています。


時折大山のピークを振り返りながら高度を下げます。同時に新緑の勢い、濃さが増してきます。何か、山の緑と空の青を独占しているような気分となりました。


想定外のラッキーもあります。ヤマツツジが見頃でした。公園のツツジより背が高く、花に近寄れないのですが、ズームを効かせて撮りました。


実の目で感じた印象を写真で切り取れればいいのですが・・・これは難しいですね。新緑と山桜のパステル調の組み合わせに心が躍りました。


こちらも公園でよく見かけるヤマブキですが、黄色や緑の鮮やかさが違います。


ちょうどこの日は八十八夜でした。もう春を通り越して夏の風情さえ感じられました。この日の終着、広沢寺温泉は間もなくです。


下山後は、広沢寺温泉か七沢温泉で汗を流すつもりでした。七沢温泉の方が宿の数も多く知られているようですが、敢えて一軒宿の広沢寺温泉の玉翠楼にしました。先日の山梨ショートトリップで入ったはやぶさ温泉同様、アルカリ性の温泉でした。


GWの隙間をついた大山登山、何だかんだで家には午後3時には戻ることができました。散歩感覚は言い過ぎかも知れませんが、天気と相談しながら休日の前半をこんな風に過ごすのもあり、と思いました。大山の近くは日向薬師、飯山観音、白山などハイキングルートが充実しています。そのうち、トレーニング中のK&Kさんご夫妻にばったり、なんてこともあるかも知れません。あるいは、日向薬師から大山に登り、ヤビツ峠に下るのも一興です。さて、この翌日はGW恒例、Harubaru邸でのマラソンオフ会でした。というわけで、連日、厚木方面へ繰り出すこととなった次第です。
コメント
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