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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

回顧

2015年01月07日 | 日記
さてさて…、いつから思い起こせばいいのか…。

前々回の内容は、クリスマスイブまでさかのぼるわけだ。

その日私は、彼と一緒に最後の受診をし、検察庁に出向き
検事さんとお話をした。

カウンセリングの先生と、検事さんは本当に熱心に彼のことを
考えていただき、励ましてくださった。

検事さんには、色々事の経緯を説明したうえで、そういう結論を
選択しようと思うと話した後、

「それでも、彼とこれで全部の縁を切ろうとは思っていないので。」

と言うと、

「この状況でそう言える奥さんは、すばらしいですね。」

って言ってくださった。

今までの頑張りを認めてもらえたようで、うれしかった。

正直、私たちの出した結論を非難されると思っていたから。

身に錆がある以上、非難されたらきっと私自身ひよるかも…って。

でもそれは、すべて杞憂に終わった。


全てが終わった後、私はそれでも会社に戻り仕事をした。

年末で仕事が忙しいとはなかったが、自分をフラットに戻す
ためにも、普通のことを普通にしたいと思ったから。

ただし、この日はクリスマスイブ。

普通以上にやることがたくさんあった。

ここ数年、娘はサンタさんの手紙に自分のプレゼント以外に
私や彼のものまでねだるようになった。

しかも、今年はそこにウサギの分も追加された。

娘の分は、早々にネットで手配した。

彼の分も、近くのお店でゲットした。

あとは、私の分とウサギの分…。

仕事を終えてから、ケーキと食料とそれをゲットしにあちこち
走る。

娘にはゲームソフトと写真立てを。

本人のリクエスト+1っていうのが、私の手法。

何か日頃の娘を見ているうちで、思いつくものを1つだけ加える。

去年は部屋に置く、時計を。

今年は、淡い色のガラスの写真立てにした。

たくさんの思い出を大事にしてほしかったから。

娘も+1を楽しみにしてくれていた。

彼には、カードケースを。

これから車生活から電車生活になるにあたってカードを
持ち歩くことが多いだろうと思って。

既にスイカを一度無くしているので、派手な黄緑の引っ張ると
伸びる紐のついたケースを用意した。

ウサギには人参型のかじり木を。

そして、私自身には新しいお財布を。

それまで使っていたお財布は彼が浮気のお詫びに買ってくれた
ものだったけど、随分と痛んでしまったし、心機一転と思って。

色々お店を回ったり、あれこれ悩んでいる時間がなかったので、
あと予算もだけど…、明るいオレンジのものを。

元気な色を持ち歩けば、ちょっと元気になるのかも…と。

急いで帰って、料理を作り、娘が主催するパーティが始まる。

サンタの防止をかぶり、まずは乾杯。

そのあと、娘から私と彼とウサギにクリスマスプレゼント。

フェルトで作ったツリーに安全ピンがついている。

あとは、しおりやお菓子。

食事をして、ケーキを食べて。

部屋の飾りつけまで、頑張ってくれた。

彼は何もしないけど、でも泣くことなく一緒にご飯を食べた。

夜中、起きてそれぞれのプレゼントを出す。

そのあと、クリスマスツリーに隠された娘の書いた手紙を回収し
そこに、サンタさんからの手紙を詰める。

次にサンタさんとトナカイ用に用意されたお菓子とカードを回収。

指さし確認し、また布団に戻る…。

朝、起きてプレゼントに気付くと、一気に上がる娘のテンション。

親をやっていて、よかったなと思える瞬間だ。

段々だませなくなっていくけれど、何がいいか考えたり、用意したり
それをセッティングする時間も親としての醍醐味だろう。

彼も彼で、喜んでくれた。

もう何年も、プレゼントを渡しているけれど、返ってきたことは
一度もなし。

その代り、自分にも1つだけ欲しいものを買えるシステム。

寂しいかもだけど、でも如何にも私たちらしい。


そして大忙しだったこの日を境に、私は珍しく大風邪を引いた。