最近のお子様は1/2成人式ってイベントが
学校で行われる。
20歳の1/2で10歳の時に、お祝いをしようって
ことらしい。
年齢的にも難しいお年頃に差し掛かっているわけで
ここで自己愛やら親子愛やら育もうって算段かしら。
学校のイベントに先立って、娘は娘のいとこ(実弟の息子)
と一緒に記念写真を撮った。
いとこは一昨年から始めた剣道着姿で、娘は特に何もないので
ペットのウサギを抱いて。
そして、そのあと、実両親、弟夫婦、いとこ、娘と私、
総勢7名で写真を撮った。
私の家族はこの人たちなんだって覚悟ができた。
この先、彼や彼の両親と会うことはあるかもしれないが
でも、もう家族にはなれない。
そう思う覚悟ができた。
写真撮影の後、みんなでお食事会。
娘はとても楽しそうだった。
まぁ、めったに外飯なんて食べないせいもあるし、大勢の食事も
久しぶりだし。
できれば、両親には二人の孫が成人するまで元気に長生きして
もらいたいものだ。
で、1/2成人式にはつきものなんだろうか、それとも子供時代には
そうなのかもしれないが、「将来何になりたいか?」的な
発言が求められるそう。
ちなみに、私は小学校高学年くらいの作文に
「そんな先のことはわからない。」
って書いた記憶があるほど、かなりひねくれたお子様だった。
本当は、サラリーマンつまり勤め人になりたかった。
休みがちゃんと決まっていて、月収が決まっていて、さらにボーナスが
もらえるような。
なぜかって、父親が自営業だったから。
でもなんか、それを書くには夢がない感じだったり、親の手前
書きづらかったのかも…。
娘は、小さい頃からパテシエーヌ(ケーキとか作る人)かデザイン系な
仕事になりたいって。
それが、このイベントを機会に、
「誰にも言わないでね…。」と言いながら教えてくれた。
なんと、彼が仕事をしていた時と同じ仕事したいって。
一応、建築系のデザインの仕事。
「ママ、怒らないでね…。」って。
怒るはずがないじゃない。
母、うれしすぎ。
彼が家を出るときに、残して行った仕事の資料と言うか、
写真集。
それを見ながら、彼と同じ仕事をしたいという娘。
最高じゃん…。
そうやって、どっかで彼とつながっていてくれたら。
散々私が彼をこけ下してきたことが、許してもらえるなら。
もちろん、そんな先のことはわからない。
でも、現状そう思っていてくれる娘はやっぱり私や彼よりも
大人だと思う。