彼が私の実家に挨拶に来て、それを見送った翌日31日に
また会った。
別に彼に会うのが主目的ではなく、義兄の子供たち
つまり、娘とその従妹たちで会う約束をしたから。
私と義姉で打ち合わせ、食事とカラオケに行こうと。
で、彼はそのついでに一緒に来るというだけ。
娘に至っては、
「えっ、パパも来るの~。」的な。
とやかく言われることはないと思ったが、会って早々に
義兄に謝罪した。
総勢で8名。
食事もカラオケもにぎやかかだった。
娘は私と離れているのが、少し不満そうだったが
従妹たちと仲良く過ごして、楽しそうだった。
従妹たちが、今まで一緒に泊まっていた娘がなぜいないのか
どう理解しているかは不明だが、あえて私から言うこともない
と思ったが、一番年上のお姉ちゃんに、
「これからも仲良くしてくださいね。
で、お母さんに相談して○○(娘)の家にも遊びに来て。」
とお願いしておいた。
そいて、翌年の31日にもみんなで会おうと約束した。
そこには彼も含まれるわけで、それならそれでと思った。
実家での年越は実に12年ぶりくらい?
実弟のお嫁さんの手前、申し訳なかったが、にぎやかに過ごすことが
できた。
何より、子供が二人いるってのがよかったらしい。
確かに、一人と二人ではにぎやかさが違う。
娘もお嫁さんからお正月料理のあれこれを教えてもらい、手伝いを
一生懸命していた。
ゲームをしたり、テレビを見たり、お酒を飲んだり、ごちそうを食べたり。
実母がやけにうれしそうだった。
私も、いわゆる出戻りなわけだが、温かく弟夫婦にも受け入れてもらって
うれしかった。
前日の電話で、彼から
「今さらだけど、一緒の年越は最後だろうからこっちでってのは無理?」
と言われた。
彼と言うより、義父がそう言っているらしい。
「うん、無理。」
と短く答えた。
今さら…っていうか、この期に及んでというか…どこまでもどこまで
義父の常識と私の常識はかい離していた。