鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

納得

2014年12月17日 | 日記
昨日、何度も何度も彼から電話がきたんだけど。

最後に来た電話で、義父が納得したって言ってきた。

聞くと、昨日は義母が大学病院の診察日でこっちに来ていた
らしく、彼と話をするために家に寄ったらしい。

家と言っても、入ったわけでなく、駐車場に止めた車の中で
3人で話したらしい。

彼が自分の決意を話すと、最後はわかったってことになったと
いうことらしい。

義父はもう力がないから助けてやれないけれどって相変わらず
大泣きしていたらしい。

それを聞いて私は、

「そう…。」としか言えなかった。

気の毒だと思うし、かわいそうだとも思うし、何より申し訳ない
とも思う。

けれど、私にはもうどうしてあげることもできないんだろう。


ところが、今朝彼が

「お父さんが○○(娘)に溜めていたお金、使わせてもらうって。」

と言い出した。

思わず、

「はっ~?」って。

「お金が本当にないからって。」って。

もうね、すげぇ~びっくりしたって言うか、呆れてしまったというか。

お金がないのはわかる。

なぜなら、全部彼に、我が家につぎ込んだから。

でも、だからって娘のために溜めたお金使うってわざわざ言うか???

黙ってそうするならともかく?

完全にカチンときた私は、

「あ~、そんなんわざわざ言うくらいなら、もう孫だと思っていただかなくて
 結構だわ。

 どんなに困っても、絶対に泣きつかないから安心してもらって。」

と捨て台詞。

実はその話題の前には、今すぐはちょっと無理だけど、また病院に来る際には
娘の顔見に来てもらってもいいしとか、もし義母がまた来年手術するなら、
その間また義父にこの家に来てもらってもいいからとか結構いい人風な
話してたから、なんか余計頭来ちゃって。

あげく、

「もうね、どんだけ私の常識とお義父さんの常識がかけ離れているか
 よくわかったわ。
 だから、その息子と私はうまくいかないんだわ。
 完全なる、感覚の不一致だから、壊れるはずだわ。」

って、吠えまくり。

二言目にはお金がない、お金がないって…。

家のローン以外、私は全部断ったはずだ。

冷蔵庫も、庭木も、旅行代も、もちろん彼のバカ車も。

だのに、最後の最後にお金がないから…って。


ところがだ、話は全然違った。

私のあまりの剣幕に、彼は義父に電話して話を確認した。

すると、娘のために溜めておいたお金は、今渡さずに節目の折りに
渡したいから、それまで預かっておきたいって意味だった。

もうね~、私の朝からの激怒りにかけたパワー返してよ!って。

っていうか…、大丈夫か彼???って。

ちゃんと人の話まともに伝わっているの???って。

もしかしたら、今までの義父とのやり取りもこんな風に彼の
変な変換されてた???って。


しかし、そのあと彼の荷物を片づけにくるって話で私が嫌がる
だろうから、私と娘のいないときがいいとかどうとか…。

いやいや、まったく片付いていない家に来てあれこれさわられる
方が嫌なんですけど…。

せめて、大掃除終わってからにしてほしいっていうか…。


そもそも、この期に及んで荷造りを手伝う親ってのも…。

頼む方も頼む方だけど、受ける方も受ける方…。

やっぱりこの親子私の想像を絶するわ…。


依存

2014年12月16日 | 日記
彼には、私や義父に依存している部分が多々あると思う。

まぁ、最近は義父に電話すれば頭ごなしにダメダメ言われる
だけなんだけど、以前は何かあるとすぐ「お父さん、お父さん」って。

私に対して依存している部分ってのは、生活基盤もさること
ながら、精神的にね、あると思うの。

でも、それってある程度しょうがないことなんだろうなって
思ってきたところもあって。

だって、自分でできないんだもの、誰かに頼るしかないし。

頼るなら、一番近くにいる人だろうし。

怒られても、嫌味言われても助けてほしければ、私に依存する
しかないよね。

でも、そういうのが長く長く続いたことが、ダメになった原因だ
ってわかってる。

私が依存されても、依存されても、へこたれずに、文句を言いながらも
応えてきたことがダメになった原因だって。

だから、誰にも依存できないような環境にいたら、彼は頑張れるのかな。

よく、彼は

「俺、独りで東京行っても頑張れるよね?」

って聞いてくるんだけど、私は

「そんなん、知らんよ。

 頑張ろうと思えば、頑張れるだろうし、

 ダメだって思えば、ダメになるんじゃないの。」

って答える。

だって、そこで無責任に、「大丈夫だよ」なんて言えないし。

言ったら言ったで、「大丈夫だって言ったじゃん」とか言われても
困るし。

でも、共依存ではないと思っているの。

私は、彼に依存されていることに依存していないって。

彼から求められることに、自分の存在意義を見出しているわけじゃ
ないと思っているの。

どっちかと言えば、私は彼の存在よりも、娘に依存しているかもって
思うけど。


でも、彼と別々に生きていくことは、悲しいし、寂しいの。

今まで散々、苦労してきたけれど、でも苦労だけじゃなくて
家族として楽しいことも、うれしいこともたくさんあったから。

やっぱり、悲しいし、寂しいし、不安もあるし、恐れもあるし。

そういう、マイナスな感情あってもしょうがないんだって、
認めてあげないとって思って。


彼は今、あっちに転んだり、こっちに転んだり。

つまり、まだ自分の中で腹が据わっていない部分があって。

そのたびに、翻意されるのがものすごく嫌で。

今朝もそれで喧嘩して。

「よくよく考えて、出した答えだけ教えて。

 ふらふら考えが変わるたびに振りまわされるのはごめんなの。

 どっちにしても、私にはそれなりに苦痛で、それなりに覚悟が
 いるの。

 それを無視して、あ~だこ~だ勝手言われるのは、我慢できない。」

ってね…。

彼はきっと不安が強くなると、こっちに残るって言うんだろうし
少しそれが収まると、やっぱり向こうに行くしかないって言うんだろうし。

私は、向こうに行くにも、こっちに残るにしても必死になって頑張んないと
いけないんだよって言ってある。

向こうに行くなら、独りで生きていかないといけないし、こっちに残るなら
今までのようなことは二度としないで、仕事見つけてしっかりしてもらわ
ないといけないしって。

どっちにしても、必死に頑張んないとだし、覚悟のいることだよって。

でも、どっちもできないなら、実家に帰れって。


なんか、尚一層脈絡のない文章だな。

最近、気持ちがまったく整理されていないまま書き始めて、書き終えても
まったく整理されていない。

それだけ、私自身不安定なんだと思う。

独りで車運転しながら泣いてみたり、会社でブログ書いても泣いてみたり。

こっちに転んだり、あっちに転んだり考えが変わるのは、彼だけじゃない
ってことなんだろうな。



決心

2014年12月15日 | 日記
週末にかけ、彼がギリ東京へ移転視察に行ってきた。

帰ってきたのは今朝の7時半。

料金の安い深夜の高速バスに乗り、電車で最寄りの駅まで
来て、自宅まで歩いてたどり着いた。

「おかえり、ご飯食べな。」って。

本当は昨日帰ってくるものだと思っていて、おでんやお刺身や
サラダを用意していたんだけど、それに納豆とごはんとお味噌汁を
出す。

まだ、娘が家を出る前だったので、混んだ話をするつもりはなかった
んだけど、

「ちゃんと食べてたの?」と聞くと

金曜日に持たせたおにぎりとあとはパンを食べていただけらしい。

「だって、お金使いたくなかったんだもん…。」って。

これだから…って。

薬はちゃんと飲んだみたいだけど、睡眠はよくとれなかったらしい。

まぁ、ある意味全部想定ないか…。

娘を玄関で見送って、二人でこたつに差し向かいで座ると、

「で、どうするの?」と聞くと、

「俺、決心したことだから…。」と言う。

「本当に、それでいいの?」とさらに聞くと

「だって…。」と泣き出す。


正直、彼が翻意するなら、このタイミングだと思っていた。

現実に向こう行って、目が覚める的なことがあるかもって。

でも、目が覚めるどころか、住まいも決めて、病院の目星をつけて
市役所の手続きもあれこれ…現実に着色がされていた。

彼は夜中のLINEで娘の写真を送ってきて

「ほんと、天使だよね…。」って。

きっと、その写真見ながら泣いてたんだろうに…って思うけど。

それでも、決心とやらは揺るがないらしい。

泣く彼の背中をさすりながら、

「本当に私と約束できる?

 絶対にそういうことしない?

 後悔させない??」って。

「うん、俺環境変えて、独りで頑張れるよ。」って。

「ずーっと心配してるし、ずーっと応援しているから。

 ちゃんと生きててね。ちゃんと幸せになってね。

 で、1年に1回くらい帰ってきて、3人で会おうね。」

って最後はこっちまで泣いちゃった。

言っていることはどこまでも甘やかしているかもだけど、でも、
本心から私そう思っているから…。



さてさてさて…。

とうとう私も覚悟を決めるタイミングが迫ってきたようだ。

何を今さら…と思われるかもしれないが、でも本当にリアリティが
持てずにきたんだ。

彼を見捨てる…私が何年も前に恐れていた最悪のケースだ。

でも、彼がそう望むのなら…そう思わせてくれるのが彼の最後の
やさしさなんだろう。

いいようにとりすぎかもだけど、そう思いたいって気持ちがあるんだろうな。


冒険

2014年12月12日 | 日記
彼が、冒険に出かけて行った。

って、単にギリ東京のアパートを見に、2泊3日で
出かけただけなんだけど…。

不動産屋さんが親身に面倒を見てくれているらしく
高速バスのバス停まで迎えに来てくれるらしい。

ただし、そもそもその高速バスに乗れるのやら…。

「駅の○○口ってどこ?」

って言うので、説明したら、ちんぷんかんぷんで。

らちが明かないので、予約したというチケットを見せろというと
彼の思っていた場所よりは、徒歩10分ほどかかるところが
バス乗り場で。

「本当に、大丈夫かぁ~?」

と思わず聞くと、11時乗車予定なのに、8時過ぎに家を出て行った。

たぶん、ストレートに行けば、家から30分ちょいでつくはずだけど…。

まぁ、時間だけはあるから、本人がそれでよければ、よしなんだと
必死に自分を納得させる。

こうやって、ひとつ、ひとつ自分でできることを増やしていくこと
こそが、彼には成功体験になるんだろうと、納得させる。


昨日は、夕方帰ると、リスポダールを飲んだせいか完全に
ラリっていた。

ろれつはまわらないし、話してもモゴモゴ言っているだけで聞きとれない。

そのうちよだれとか出てきそう。

携帯をいじってパスワードが入れらず、何度もエラー音を繰り返す。

立ち上がっては、ひっくり返る。

ついでに、その辺におきっぱなしの飲み物をこぼす。

あげく、窓を開けようとして、必死になって止める私が引き倒す。

窓開ける→屋根に出る→飛ぶなんて、もうごめんだ。

私の力加減がついつい、強くなり思いっきりひっくりかえって頭うつ。

最後は面倒なので、強制的に布団に入れて、寝かせると今度はいびきが
うるさい。

朝、聞くと頭を打ったこと以外まったく覚えておらず、窓を開けてた
なんて、なんで?と自分で聞く始末。

もう、人間として終わってるな…って。

きっともしこのままずーっと一生いたら、こんな介護生活が待っている
のかとかマジで心配した。


朝家を出るときに、一応と思い見送ると、あれがないこれがないと
玄関で大騒ぎ。

あげく、しっかりハグしてくるし。

お蔭で、私が家を出るのが遅くなった。

先に出たはずの、彼を車の私が追い越した。

雨も降っていたので、一瞬乗せたほうがいいのか?と思ったが
そのままスルーした。

きっと、こうやってこれからは別々に生きていくのだからって。

彼は彼のペースで。

私は私のペースで。

目的地(娘の幸せ)は一緒でも、それぞれのペースでいいのだろうって。

分析

2014年12月11日 | 日記
心が痛い。

なんで、こんなに苦しいんだろうって思うくらい。

なんで、こんなに落ちているんだろうって思うくらい。

心が痛くて、痛くて、内側からなんかがあふれてでて
自分が決壊してしまいそうなくらい。

決壊して、本当に自我が壊れてしまう前にきちんと考えないとって。


今、私の中にはいろんな思いが渦巻いていて。

そのひとつ、ひとつをクリアにしたいなって。


1つは、もう楽になりたいって気持ち。

自分のために、楽になりたいって。

今まで散々苦しんできたから、もう十分でしょうって。

誰のこともうらまずに、誰のことも怒らずに、平穏無事に
暮らしたいって気持ち。

穏やかな、不安や心配のない暮らし。

きちんと、自分自身にもご褒美があげられる暮らし。

毎日きちんと、笑顔になれる暮らし。

そういう、普通の暮らしがしたいって思う気持ち。


1つは、娘を思う気持ち。

3人で何かするのが大好きだった娘。

単に雪かきでも、買い物でも、3人一緒が大好きだった娘。

きっと、何事もなかったら、3人でいられたのにって思い。

でも、今の状況では一緒にいることが害になることもあるって思い。

彼が屋根から飛んだ日、横たわる彼を必死に呼んでいた娘。

早朝の雨降る海岸沿いに、警察の人といる彼を迎えに行く折に
「慣れちゃったね。」って悟りきった、諦めきったような娘。

毎日なんやかんやで言い争う、私と彼を必死で止める娘。

申し訳ないやら、情けないやら…。

私が笑顔でいることが、娘への最大の愛情だってわかっていても
それができない心苦しさ。

1つは、彼を思う気持ち。

まるで、お子様のようになってしまった彼を独り遠くにやることを
本当にそれでいいのかって、私は人として間違っていないのかって。

でも、そうやって、お子様扱いすることが彼をダメにしているんだって。

勝手言って、周りを振り回して、挙句結局満足に何もできず、また
周りに助けを求め、泣きわめくのには、もう付き合いきれないって。

私はもう、十分に頑張ったし、これ以上助けられないって。

彼は、私の支配(拘束?管理?)から卒業するんだって。

それは、私や娘のためだけではなく、彼自身が望んだ結果なんだって。

でも、それでも死なせたくはないって思い。

1つは、義両親を思う気持ち。

一生懸命、3人の幸せを思ってきてくれた義両親への感謝。

でも、その一生懸命さは彼のわがままを許すための努力であり
子供のころから、現在に至るまでのお子様扱いが彼の病気の
原因であるとの思い。

それでも、悲しくも愚かな親の思いを裏切ってしまうという罪悪感。


それぞれへの思いが、渦巻いてて。

決して、私の思いだけで、ことが進んでいるわけではなく
基本、彼の決断を優先しようと思っていて、それを受けて
自分の道を決めようと思っているんだけど…。


本当は、事が決まればもっと気持ちが晴れるものだと思っていた。

私は善戦したって、やることはやったって。

でも、そんなの全然違ってた。

どろどろに溶けだした溶岩みたいな怒りの塊はなくなったけど
蒼くて、悲しい涙の源泉みたいなのが、心の中からあふれ出す。

心が苦しくて、苦しくて…。

でも、その苦しさをしっかりとかみしめて、それでも前に進まないとと
いう思いは心のどっかにきちんとある。