1日に何度も何度も電話をかけてくる彼。
いいかげん、うんざりだ。
会社の人の手前もある。
昨日は、
「不動産屋さんから連絡があった。」って。
格安のシェアハウスを紹介してもらったらしい。
住所はギリギリ東京都ってところ。
なかりボロいらしい。
が、彼自身は安いことが一番らしく、即決する気満々。
そんな話を電話で言われても、しらんがな…って。
一応、ネットで住所や最寄駅やら、精神科を調べたり
したけどね…。
次第、次第に現実味を帯びていく離婚後の生活。
でも、その現実に追い詰められているのは彼自身。
ただでさえ、うんざりしているのに、泣きながらかけて
こられても…。
しかも、電話するときは一旦廊下にでるのだが、ここ最近の
寒波で廊下が寒いこと、寒いこと。
週末にはその紹介物件を見に、ギリギリ東京まで行く気らしい。
交通費は彼持ちなので、どうでもいいと言えば、言いけど。
ものすごい方向音痴なのに、電車の乗り換えとか大丈夫なんだろうか
…って思っちゃうけどね。
あげくに、今日は区役所に離婚届の書き方を聞きに行ったとか、
病院に紹介状の件で電話したとか、朝から何度電話が来たことか。
結局、不安で不安でしょうがないんだろうけど。
挙句、
「とにかく、よく考えなさい。
一生の問題だから。」
って言ったら、
「病気のせいにしちゃダメだけど、今からやり直すとかできないよね?」
だって。
もうね、出た~~~~~~~って思っちゃった。
恐れていたそれが出ましたかって感じ。
こう言われるのを、ずーっと恐れていたんですよね。
そう言われたときに、私はちゃんと断ることができるのかって。
だから、
「よく、よく考えた結果がそれなら、それはその時考える。
でも、だからと言って、無理っていう可能性もある。
だから、親に言う前にちゃんと聞いたじゃん…。」
って言っておいたんだけど。
周りに聞いたら、きっと、やめておけって言われるだろう。
私もそう思う。
でも、みすみす何もできない子供のような彼を、放り出すのは
心が痛まないわけではない。
やっと、決心したはずなのに…。
どうか、私に強い強い、意思を授けて下さい…。