日本海側に面する、私の住む地方都市では例年に
ないほどのドカ雪…。
シーズン当初からこれだけ降るのは初めてかも…。
娘は初雪に大喜びで、土曜日朝飯前から外遊び始めるし。
来客がある予定だったので、しょうがなく雪かき始めたら
彼も手伝ってくれて。
3人で、駐車場を片づけたり、雪だるま作ったりして。
車のタイヤを変えていなかったので、日曜日は彼と二人で
タイヤを変えたり、娘の自転車を奥にしまったりして…。
なんか、当たり前のことが、当たり前にできて、それはそれで
幸せだったりして…なんて考えちゃうんだけど…。
彼は、金曜日役所に行って離婚届の書き方を聞いて
その場で署名し、通院する精神科に紹介状を頼んで怒られ
ふと気が付いたらしい。
「あれ?俺間違ってる???」って。
あれだけ、みんなに言われてもまったく気づかなかったのに。
金曜日の朝には、その離婚届をいつ役所に持って行くかも
相談していたはずなのに、その半日後には
「やっぱり、離婚やめたい…。」って。
なんだそりゃ~だよね。
家に帰って、その話をし始める彼に、
「ファイナルアンサー?って聞いたよね。」って言うと、
「だって、病気の本にこういうときに決断しちゃダメって書いているし。」って。
いやいや、あんたずーっとそう言ってるし…。
そもそも、あんた躁鬱でも鬱でもないらしいじゃん…って。
結局、
「まぁまぁ、揺れるのはわかるけど、本当にもう1回ちゃんと考えなさい。
私のためだとか、○○(娘)のためだとかじゃなくて、自分のために。
で、ちゃんと考え抜いて出した答えだけ教えて。
そして、その答えに大人として責任と覚悟を持ちなさい。」
って説教してあとは、相手にしないつもりだった。
が、彼は翻意したことをあっさりと私にだまって義父に電話で話した。
まただよ、また私が悪者だよ…。
彼は義父の希望通りに翻意した。
で、ことがもとに戻らないのは私のせいだってことになるでしょ。
もうね…、どこまでこいつはお子様なんだって。
「あのさ、思いついたら、なんでもかんでもぺらぺらしゃべってんじゃないよ。
どれだけ周りを振り回したら気が済むの。
謝ったら、それですべて許されるって思ってんのは3歳児まででしょ!」
と、激怒り。
あまりに頭にきたので、条件を出した。
「一緒にいたいって言うなら、条件がある。
今までしたきた様な悪行三昧はもう二度としないことは当たり前だけど、
最低限、仕事しなさい。働きなさい。
A就労でも、アルバイトでも、障害者枠でもなんでもいい。
自分の掛かりは、自分で稼げ!」
って…ヒドイかな…???
まぁ…ヒドイよね。
でもね、ちゃんと理由があるの。
1つは、彼のパーソナリティ障害って結局は自己肯定感が低いってことが
問題でしょ。
自分を自分で肯定できないって彼の場合は、仕事だと思うの。
仕事が生きがいで、仕事が全部みたいな生活してきた人だから、
仕事をしていない自分はやっぱり肯定できないと思うの。
だからこそ、どんな仕事でもやれれば、きっと少しは肯定してあげられる
のかもしれないって思うの。
もちろん、こんな仕事とかって不満が出てくるのは想定内だけど、でも
絶対にそこのハードルは超えてほしいなって。
もう1つは、自立のため。
いちいち、私にお伺いを立てるのは、自分に自由にできるお金がないから。
お小遣いだって、そう十分に渡してあげられるわけじゃないし。
精神の自立は、まず経済の自立からだと思うのね。
勝手に借金はもう勘弁だけど、こまごましたものを自分の裁量で自分で買う。
そういう大人として当たり前のことが、当たり前にできるようにって。
彼にも、そう説明して、何も家計のためだけに働けって言っている
わけじゃないって。
でも、週末あれこれ動いたせいで鬱っぽいのか、日曜日の夜には
「やっぱり、こっちで仕事できる自信がない。
無理だから、離婚して東京行く。」
ってまたひっくり返って。
本当に、もうね、嫌になる。
勝手にしろってことなんだけど。
それでも、いつものように、呪文のようにつぶやいた。
「自分のことだから、自分でよく考えなさい。
そしてその答えには、責任と覚悟を持ちなさい。」って。
ずるずると答えが伸びていきそうな気もするんだけど、ひとまず
年内は決着しそうもないかも…。