私は私で、自我が崩壊してしまい大変だった週末なのだが、
どうやら、彼は彼で大変らしい…。
金曜日、20回以上吐いたらしい。
たまたま仕事で外出したいたのだが、電話でそう言われても
どうしようもなく、会社の人が運転する車中だったから
なかなか話しづらく…何の力にもなれなかった。
それを境にまた食欲が低下しているのか、甘くて口触りが
いいものしか食べない。
ゼリーとか、アイスとか…。
昨日もおにぎり1つと、娘の作ったフルーチェだけ食べたみたい。
あっ、あと梨食べたかな…。
そんなこんなで今朝、少し話をした。
「調子悪い…。」と言い出したので症状を聞く。
「動けない…。食欲もないし…、つらい…。」
「また、デプロメール戻してもらう?」と聞く。
彼は双極性障害ではあるが、現在抗鬱剤を2種類飲んでいる。
1つがデプロメール。(50mg/d)
1つがサインバルタ。(60mg/d)
ずーっともう何年もデプロメールを飲んでいて、MAXで200mgくらいは
いっていたのかも。
しかもそれをそのままにサインバルタもMAXで60mg飲んだものだから
段々と突き抜けちゃって、とうとうクリニックを首になった。
で、今の病院にかわってからざっぱりと抗鬱剤を切られ、とうとう
デプロメール50mgまで減らされて、壊れかけたので100mgまで戻して
もらった。
それと同時に、「それ(ラミクタール)わからないなぁ~」という
先生を丸め込みラミクタールを100mgまで徐々に増やしてみた。
それと同時にラミクタールとの飲み合わせが???とのことで
デプロメールからサインバルタに切り替えてもらうべく調整にはいった。
この頃から眠る白熊と化したが、だんだんと穏やかになっていったので
ラミクタール効果だと思っていた。
が、やはり最後のデプロメール50mgまでくると不調を訴えるのだ。
う~~~ん、素人の私が考えることではないが、デプロメールを戻すのか
ラミクタールをもうちょっと盛るのか…。
すると、彼が思いもかけないことを言い出した。
「いいよ、辛くても減らせるものなら、減らしたいから…。」
「えっ、だって辛いんでしょ?」
「このままだと薬漬だから…。耐えるから…。」だって。
薬漬???
確かに、彼は抗鬱剤以外にもデパケンR(1,200mg)、ラミクタール(100mg)
あと、ワイバックスにコントミンを飲んでいる。
眠剤は忘れた…。
量も値段も半端ないけど、そんな風に考えているとは思わなかった。
極論、私はどんだけ薬飲んでも調子がよければそれでいいじゃん!くらい
考えていたから。
だから、掟破りの抗鬱剤2種類でも上げた分、安定剤飲めばいいじゃん!って。
まぁ…薬嫌いの私に言われたくないでしょうが…。
確かに、他の双極性障害を患っていらっしゃる方のブログを拝見すると
薬についてはいろんな考え方があって、できるだけ減らしたいと考える
方の方が多いようにも思える。
私だったら…やっぱりできるだけ飲みたくないよなぁ…と思う。
でも今まで、彼が薬についてそんな風に思っているとは思わなかった。
「薬だけに頼っても…」なんて言葉、彼から聞ける日が来ようとは…。
隠れて規定以上に頓服飲んだり、眠剤飲み忘れたの多量に隠してたり、
一時は抗鬱剤もっとよこせって暴れたこともあったのに…。
まだまだ、足りないだろうけど、ちょっとづつでも患者としての覚悟が
できてきたってことなんだろうか…???