僕の感性

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秋葉原の通り魔事件

2008-06-19 00:46:24 | Weblog
 犯人、加藤智大の生い立ちはどうだったのでしょうか。彼の3歳下の弟が赤裸々に明かしています。
 容疑者が中1の頃から、父、母、彼、弟と個人ごとの部屋があり、別々に寝ていたそうです。母が食事を告げると3人が部屋から降りてきて無言で食卓を囲み、また各々の部屋に帰るといった日常だったらしいのです。
 そして何よりも、犯人の母親が徹底的に子どもを管理し、洗脳していった経緯があります。
 先生受けする作文に何度も書き直させられる。男女交際は禁止。テレビは、「ドラえもん」と「まんが日本昔ばなし」だけ。漫画や雑誌を買うのも禁止。友人を家に招くのも訪問するのも駄目。成績が悪いと、「口のきき方が悪い」とか「態度が悪い」などと、論点がずれていって体罰にエスカレートしていくこともあったようです。

 もっと深い愛情を注いでほしかったと思います。成績だけでなく人間としての魅力をどんどん引き出して欲しかったとも思います。
 また彼の成績が下がったとたん弟だけを優先してしまったのも間違いです。
彼の両親には、彼が就職してからも温かく見守って欲しかったし、彼の鬱積した心の悲痛な叫びを聞き続けて欲しかった・・・切に思います。


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