僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

桜桃忌

2018-06-22 09:03:56 | 文学
去る6月19日は太宰治の誕生日である。と同時に入水自殺した後なきがらが発見された日でもあり、桜桃忌と命名された。

太宰の誕生日のお陰かは知らないが、その日、3人の方から桜桃をいただいた。

そのひとつ天童産のサクランボ、佐藤錦である。




赤く色づいたサクランボを口にすると、太宰の「桜桃」のシーンが思い出される。

父は大皿に盛られた桜桃を、極めてまずそうに食べては種を吐き、食べては種を吐き、
そうして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。

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2 コメント

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桜桃忌でしたか🙆 ()
2018-06-24 00:23:02
子どもより親が大事と、ふとときどき浮かぶのですけど、彼のどの作品だったか、思い出せずに居ました🙋
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Unknown (Unknown)
2018-06-25 23:05:31
コメント有り難うございます。

そうですね 「桜桃」という作品ですね。
桜桃忌には今でも沢山のファンが墓前に
花やお酒、そしてさくらんぼを供える
みたいですね。

太宰治ほど生前多くの人に迷惑をかけた作家
はいないし、死後これほど愛された作家も
いないと思います。
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