DON!で「夏の医学都市伝説」についての番組を見た。
「扇風機をつけたまま寝ると死ぬことがある」→ホント
・実際に死に至ったケースがある。扇風機だけでなく、クーラーでも同じことが言える。
1972年 23歳の男性が扇風機をつけたまま寝ていて、翌朝、心不全で亡くなった
1987年 33歳の男性がクーラーをつけたまま寝ていて心不全で亡くなった
(※ともに毎日新聞)
扇風機やクーラーの風が直接肌に当たる状態が長時間続くと、皮膚表面の汗がどんどん蒸発していくので、体内の水分が失われ、「脱水症状」が起こる。さらに、蒸発の際に体の熱が奪われていくので、体温が下がり「低体温症」に陥ってしまう。
この2つが重なると、体を流れる血液がドロドロになり、 血流も悪くなるので心筋梗塞や脳梗塞などが起こりやすくなる。
<その2>「天ぷらとスイカは一緒に食べてはいけない」→ウソ
油の多い食品と水分の多いスイカを一緒に食べると、油と水がおなかの中でケンカしてしまい、おなかをこわすと言われてきたが、根拠はない。満腹になるほど両者を食べても大丈夫。
○その他の組み合わせ例
『うなぎと梅干し』
うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いと言われるが、実は良い。
うなぎは脂分が多いが、梅干しの中に含まれるクエン酸は胃酸の分泌を促してうなぎの脂分の消化を助けるほか、食欲も増進させてくれる。
おそらく、うなぎは高価なものなので、食べ過ぎないように贅沢を戒める意味で生まれた俗説だと思われる。
『トマトとキュウリ、ダイコンとニンジン』
よく食卓にあがる組み合わせだが、実は悪い。それぞれ、トマトやダイコンには、ビタミンCが多く含まれている。しかし、キュウリやニンジンには、アスコルビナーゼという
ビタミンCを破壊してしまう物質が入っているので、組み合わせとしてはよくない。
・アスコルビナーゼは酢や酸に弱いので、酢が入ったドレッシングを使うとか、酢で和えることで野菜のビタミンCを守ってくれる。
「夏風邪で熱が出たら汗をかくと良い」→ウソ
昔は、汗をかくというのが常識だったが、夏でも冬でも、無理に汗をかくのは体に負担をかけるので良くないというのが、現在の医学常識。特に夏は、汗をかきすぎて脱水症状を起こす可能性もあるので、逆に避けてほしい方法。
・現在は、汗をかいて体温を下げる方法よりも、首の周囲やわきの下などの太い血管が集まる場所を冷たいタオルなどで冷やして物理的に体温を下げるという方法が一般的。
・入浴やシャワーを浴びるのは、まったく問題なし。高熱の時や、強い寒気を感じる場合には、体力を消耗するので、シャワーぐらいで済ませる方のが無難。
●「風邪は人にうつすと治る」→ウソ
人から風邪をもらっても、発病するまで潜伏期間というのがあり、風邪の場合、おおよそ2-3日で、その間は症状がでない。
たとえば、中山さんが、馬場さんにうつしたとして、馬場さんに風邪の症状がでるまでに2~3日かかるわけだが、その間に、中山さんは通常、風邪がなおり、中山さんが治った頃に、馬場さんに症状が出始める。だから、「うつすと治る」という迷信が広まったと考えられる。
「お酒を飲む前に牛乳を飲むと、胃に膜が張って悪酔いしない」→ウソ
牛乳を飲むと、確かに胃に膜は張ります。これがアルコールの吸収を抑えるという噂になったが、実は、その後にアルコールなどの水分を摂ると、その膜も一緒に流されて吸収されてしまう。「膜が張るからアルコールの吸収が抑えられる」ということはまったくありません
○お酒の種類によって、二日酔いのしやすさに違いがある?
いくつかの臨床試験から、焼酎やウォッカのような蒸留酒でかつ色が透明なお酒の方が、二日酔いの症状が軽いということがわかっている。それは二日酔いを起こさせる物質が、比較的分解されやすく翌日に残りにくいから。ただし、どんなお酒でも飲みすぎれば
二日酔いになる可能性はありますので、飲みすぎには注意。
・二日酔いしてしまったら......
基本的には、水分の摂取が最も重要。お酒を飲んだ翌日は、体の中にアセトアルデヒドという物質が残っているために吐き気や頭痛を起こすが、それを排出するために水分は必要になる。
お酒を飲んだ後は脱水症状を起こしやすいので、まずは水分補給。通常、1-2リットル(体重の2-4%)が目安。また、ハチミツが効果的だという研究結果も出ている。
ハチミツに多く含まれている果糖の一種(フルクトース)が含まれている。それが、アルコールの代謝を助けて二日酔いの頭痛の軽減に最も効果があったという研究発表がアメリカであった。
目安はスプーン2杯程度で、ハチミツ入りのパンや紅茶に入れても効果があるという報告がされている。
「扇風機をつけたまま寝ると死ぬことがある」→ホント
・実際に死に至ったケースがある。扇風機だけでなく、クーラーでも同じことが言える。
1972年 23歳の男性が扇風機をつけたまま寝ていて、翌朝、心不全で亡くなった
1987年 33歳の男性がクーラーをつけたまま寝ていて心不全で亡くなった
(※ともに毎日新聞)
扇風機やクーラーの風が直接肌に当たる状態が長時間続くと、皮膚表面の汗がどんどん蒸発していくので、体内の水分が失われ、「脱水症状」が起こる。さらに、蒸発の際に体の熱が奪われていくので、体温が下がり「低体温症」に陥ってしまう。
この2つが重なると、体を流れる血液がドロドロになり、 血流も悪くなるので心筋梗塞や脳梗塞などが起こりやすくなる。
<その2>「天ぷらとスイカは一緒に食べてはいけない」→ウソ
油の多い食品と水分の多いスイカを一緒に食べると、油と水がおなかの中でケンカしてしまい、おなかをこわすと言われてきたが、根拠はない。満腹になるほど両者を食べても大丈夫。
○その他の組み合わせ例
『うなぎと梅干し』
うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いと言われるが、実は良い。
うなぎは脂分が多いが、梅干しの中に含まれるクエン酸は胃酸の分泌を促してうなぎの脂分の消化を助けるほか、食欲も増進させてくれる。
おそらく、うなぎは高価なものなので、食べ過ぎないように贅沢を戒める意味で生まれた俗説だと思われる。
『トマトとキュウリ、ダイコンとニンジン』
よく食卓にあがる組み合わせだが、実は悪い。それぞれ、トマトやダイコンには、ビタミンCが多く含まれている。しかし、キュウリやニンジンには、アスコルビナーゼという
ビタミンCを破壊してしまう物質が入っているので、組み合わせとしてはよくない。
・アスコルビナーゼは酢や酸に弱いので、酢が入ったドレッシングを使うとか、酢で和えることで野菜のビタミンCを守ってくれる。
「夏風邪で熱が出たら汗をかくと良い」→ウソ
昔は、汗をかくというのが常識だったが、夏でも冬でも、無理に汗をかくのは体に負担をかけるので良くないというのが、現在の医学常識。特に夏は、汗をかきすぎて脱水症状を起こす可能性もあるので、逆に避けてほしい方法。
・現在は、汗をかいて体温を下げる方法よりも、首の周囲やわきの下などの太い血管が集まる場所を冷たいタオルなどで冷やして物理的に体温を下げるという方法が一般的。
・入浴やシャワーを浴びるのは、まったく問題なし。高熱の時や、強い寒気を感じる場合には、体力を消耗するので、シャワーぐらいで済ませる方のが無難。
●「風邪は人にうつすと治る」→ウソ
人から風邪をもらっても、発病するまで潜伏期間というのがあり、風邪の場合、おおよそ2-3日で、その間は症状がでない。
たとえば、中山さんが、馬場さんにうつしたとして、馬場さんに風邪の症状がでるまでに2~3日かかるわけだが、その間に、中山さんは通常、風邪がなおり、中山さんが治った頃に、馬場さんに症状が出始める。だから、「うつすと治る」という迷信が広まったと考えられる。
「お酒を飲む前に牛乳を飲むと、胃に膜が張って悪酔いしない」→ウソ
牛乳を飲むと、確かに胃に膜は張ります。これがアルコールの吸収を抑えるという噂になったが、実は、その後にアルコールなどの水分を摂ると、その膜も一緒に流されて吸収されてしまう。「膜が張るからアルコールの吸収が抑えられる」ということはまったくありません
○お酒の種類によって、二日酔いのしやすさに違いがある?
いくつかの臨床試験から、焼酎やウォッカのような蒸留酒でかつ色が透明なお酒の方が、二日酔いの症状が軽いということがわかっている。それは二日酔いを起こさせる物質が、比較的分解されやすく翌日に残りにくいから。ただし、どんなお酒でも飲みすぎれば
二日酔いになる可能性はありますので、飲みすぎには注意。
・二日酔いしてしまったら......
基本的には、水分の摂取が最も重要。お酒を飲んだ翌日は、体の中にアセトアルデヒドという物質が残っているために吐き気や頭痛を起こすが、それを排出するために水分は必要になる。
お酒を飲んだ後は脱水症状を起こしやすいので、まずは水分補給。通常、1-2リットル(体重の2-4%)が目安。また、ハチミツが効果的だという研究結果も出ている。
ハチミツに多く含まれている果糖の一種(フルクトース)が含まれている。それが、アルコールの代謝を助けて二日酔いの頭痛の軽減に最も効果があったという研究発表がアメリカであった。
目安はスプーン2杯程度で、ハチミツ入りのパンや紅茶に入れても効果があるという報告がされている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます