内村良一氏

　剣道の第５７回全日本選手権は３日、東京・日本武道館で６４人によるトーナメント戦を行い、８月の世界選手権（ブラジル）代表で２９歳の内村良一５段が、同じ警視庁の高橋秀人５段との決勝で延長戦の末に面を奪い、３年ぶり２度目の優勝を果たしました。
準決勝では世界選手権男子個人を制した寺本将司６段（大阪府警）との激戦を制しました。


文化の日の夕方、久々に剣道観戦です。彼は２００６年の日本選手権でも大学生で初優勝を成し遂げました。

準決勝のときテレビ解説者は寺本将司６段有利と述べていましたが、私は絶対内村が勝つと確信していました。彼の間合いの取り方、防御時の竹刀の動き、飛び込み面の潔さや機敏さを鑑みると内村の技術が一歩抜きん出ている気がしたのです。

彼は年間３６０日練習しているそうです。
優勝後のインタビューも指導くださった先生方への感謝の言葉に終始していました。決して自分の優勝という名誉を誇らず、来年はわからないしこれから一からの出発ですと謙虚にこたえていました。
彼は九州学院高校時代、学業でも１０番以内をキープし況や剣道の成績は言うまでもありませんでした。
剣の道に身を置く人はどこか尊んだ雰囲気を感じさせてくれます。