僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

良寛さんのお言葉 「が」を捨てて「げ」で暮らせ

2016-11-21 18:27:01 | ことば

 人って謙虚な人と少し傲慢な人がいます。

オレ頑張ったから業績が伸びた。

努力したので団体で優勝できた。

自分のプレゼン良かったからクライアントの評判も上々。

一番歌がうまい。


などなど人はとかく自慢話をしたがります。


けれど大概の人は、人の自慢が鼻につきます。
しつこいほど自画自賛する人には内心閉口することでしょう。


だからではないのでしょうが、東大在学中のひとや卒業した人に学歴を尋ねると
「一応東大」と「いちおう」がついてきます。
これは必要以上に相手に不快感を与えないためです。
事前に防衛してるのでしょうが、ほとんどの東大生が「一応」とつけるので
やはり自慢話ととることが多いでしょう。

そこでもし仮に万が一私が東大生ならば
「名のるほどの大学ではありません」とでも答えるでしょうか。

話はそれましたが、良寛さんは、「じぶんがじぶんが」と前に出ないで
「お陰様」の「げ」、懺悔の「げ」に生きよと説いています。

私も、ともすると調子に乗って「俺がおれがオレが・・・」と
うまくいったことを強調したくなるのですが、
やめましょう。

「父、母のおかげで・・」

「兄貴のお蔭で」

「友人の支えがあって」

と常にほかの人を立て、自分は謙虚に暮らしたいと思います・・・自省しながら・・・