うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ブナとイヌブナ(冬芽)

2021-04-16 | 冬芽、葉痕

似ている2種が近くにあったので並べてみました。2種とも落葉樹ですが、枯れ葉が落ちることなく枝に結構残っていました。落葉しないで枝に葉が残ることを枯凋性(こちょうせい)と言い、ブナ科によく見られるそうです。

                  👇ブナ
イヌブナの冬芽と比較すると、芽鱗の数がイヌブナよりも多くなり、やや太めです。芽鱗の先端は白くなりますが、白色と褐色の間に灰色が入り、3色のグラデーションとなるようです。枝に残っている枯れた葉は厚ぼったく、表面にテカリがあります。

                     👇イヌブナ
ブナの冬芽と比較すると、芽鱗の数がブナよりも少なくなり、やや細めです。芽鱗の先端は白くなり、白色と褐色の境界線が比較的くっきりしていて、2色に分かれているように見えます。枝に残っている枯れた葉は薄く、葉の丸まり方がブナよりも強く出るようです。

(撮影日 2021/4/7)



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