『図典「大和名所図会」を読む』奈良名所むかし案内 1 第一章 第二章 艦真和尚(唐招提寺)写す 創元社 本渡章(著)
本渡章(著)
創元社
2020年
256ページ
3800円+税
奈良に住んでいると和本にせよ陰影本にせよ「大和名所図会」を手に取ったり見たりする機会に恵まれる。
今回は「大和名所図会」を解説中心に紐解いた『図典「大和名所図会」を読む』を読むことにした。
まずは
第一章 南都の大寺 法隆寺/東大寺/興福寺/元興寺/唐招提寺/薬師寺/当麻寺/西大寺
第二章 飛鳥そして万葉 天香具山/飛鳥社/多武峰/鬼の厠と肉几・益田岩船/初瀬/三輪社(79ページまで)
を楽しんでみました。
これまでにどこかシコの講義や講演、書物で読んだ内容も多いのですが、改めて読んでみると大変に面白い。
著者である本渡章氏の切り口に魅力を感じています。
P.28
艦真(かんしん)和尚
遣唐使(けんたうし)
同船(とうせん)にて
来朝(らいてう)し
給ふ時
龍神
仏舎利を
望しかば
即(すなハち)與(あた)へ風波(ふうは)
を
鎮(しづ)め給ふ
30,31ページでは、艦真和尚が伝えた「戒」 とは何かなどが詳しく解説されている。
以下はデーターベースより
はじめに
◆第一章 南都の大寺 法隆寺/東大寺/興福寺/元興寺/唐招提寺/薬師寺/当麻寺/西大寺
◆第二章 飛鳥そして万葉 天香具山/飛鳥社/多武峰/鬼の厠と肉几・益田岩船/初瀬/三輪社
◆第三章 神仙境の風景 宮滝/山上嶽の役行者/葛城山/久米寺と久米仙人/漆部仙女と押阪の直/雷丘の栖軽
◆第四章 大和旅情 さらし場/吉野の筏流し/飛火野・春日野/龍田の紅葉/吉野の花見/新春風景/五條里の駅/奈良坂・般若寺/木綿とりと勧進比丘尼/旅の夕立
◆資料編
図典「大和名所図会」 巻之一 添上郡南都之部 巻之二 添上郡 巻之三 添下郡 平群郡 広瀬郡 葛下郡 忍海郡 巻之四 山邉郡 城上郡 城下郡 宇陀郡 巻之五 葛上郡 宇智郡 高市郡 巻之六 十市郡 吉野郡
おわりに
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奈良の名所絵が引ける、使える画期的な図典
原寸復刻された迫力ある名所絵を読み解き、江戸時代の奈良へ誘う案内書。全三十景に厳選した絵図は、全体図を鑑賞したあとで部分図を添えて細部まで絵解きし、丁寧に解説する。南都の寺、飛鳥の名所から四季の行楽地、修験の峰々や川辺、人の暮らしや生業も題材にし、現代につながる生活文化や歴史・地理が体感できる。さらに資料編として、約180点に及ぶすべての絵図を縮小掲載し、地名やキーワードでも引ける画期的な図典。
写真は『図典「大和名所図会」を読む』奈良名所むかし案内 引用
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