日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

年の初めに

2011-01-07 | 実家に関すること

6日から天気は荒れ模様。

気温も低く本日、7日朝は氷点下2桁の記録を出したが、年末年始は穏やかな天気だった。

今年も父と共に実家で新年を迎える事が出来た

常時車イスを使用するようになった事もあったが それよりも導尿をするようになった事で連れて帰る事が出来るかどうか迷った。

が、帰宅前に導尿を済ませることで連れ帰る事が出来た。

昨年は食欲の低下に驚いたが、今年は状態の悪化に驚かされた

父がトイレに立って介助した際、下着を下ろす時に左腰に褥瘡が出来ているのに気が付いた。

パッチが貼ってあるのだが撚れて糊面が下着にくっついて、下着を下ろすと皮膚も引っ張られるようで父はかなり痛がった。

気をつけて下着をゆっくりとはがすようにしても痛いようだ

手当てしてやりたいと思ってもどうして良いのか分からない

トイレに立つたびに父も、私も大変な思いをする事になった。

 

昼間は長椅子に横になって過ごした父。

20時頃にベッドに誘導して、21時に睡眠導入剤を服用させ

夜は私も眠る事は出来ないだろうと、早々に私もベッドに

父はなかなか眠りに入る事が出来ない様子で、しきりに腰の痛みを訴える。

昼間よりも夜間の訴えの方がひどいようだ。

大きな声で痛いと叫ぶ。

私が隣で寝ているのに誰かいないのかと叫ぶ。

コールボタンを探す。

2,3時間ごとにトイレに起きるのを介助して、長い夜を過ごした。

 

明け方に少しウトウトして、私は7時前に起きた。

父はゆっくり寝かせておこうと思い、夫と2人で朝食を済ませた

なかなか起きてこない父を、服薬の都合もあるので9時に起こした。

朝食を済ませてソファに横になった父は、なかなかトイレに立たない。

お昼前にようやくトイレに行ったが、下着が長時間体に密着していたために褥瘡パッチに貼りついてしまった

痛がるのを何とかはがしたけれど、もうダメ

早めに昼食を取らせて施設に送り届けた。

 

 

翌日、2日は義妹が自分の実家でお正月を過ごすのが恒例となっていて、父のところにも顔を出してくれる。

なので私は3日に様子を見に行った。

やはり安心感があるのか、落ち着いていて顔色も良い。

1日置いて5日に行った時はトイレの介助もしたが、褥瘡も乾いて良い方向に向かっているようだった。

就寝前に導尿する事で夜間も落ち着いているというので安心した。

 

もう来年は連れ帰るのは無理だと思わせられたが、落ち着いている父を見ると出来れば来年もという気持ちになる。

これから先、父の状態がどうなるかは分からないが、出来るだけ痛みを感じず穏やかに過ごす事が出来るようにと思う。

今年は辛いことの少ない年であってほしい。

 

このブログを訪れてくださる皆さんにも良い1年でありますように。

今年もよろしくお願いします。

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6 コメント

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Unknown (nihao)
2011-01-07 16:53:48
今年も無事ご実家で新年を迎えることが出来てよかったですね。
今や一年のけじめとなる年中行事となりましたね。
お父上も言葉には出さずとも喜んでくださったと思います。
さぞかし大変なことだろうと想像いたしますが、「出来れば来年も」というご家族の気持ち、よくわかります。

>今年は辛いことの少ない年であってほしい。
ホントにそうね。
お父上の痛みはうららさんの痛み。
皆さまにとって穏やかな一年でありますように...

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年の始め (umi)
2011-01-09 14:14:17
毎年元旦は自宅で過ごさせてあげたいと思って連れて帰って来るのでしょうがわずか1年でも体の衰え、状態の変化は大きいですね。
施設に戻って落ち着いた様子、施設での生活に慣れているんでしょうね
寂しさも感じるけど安心感も出る複雑ですね。
褥瘡は早めの手当てが大事だから戻ってから良い方向にむかって良かったです。
今年を心身共に穏やかに過ごせるように祈るのみですよね。
返信する
nihaoさん (うらら)
2011-01-09 14:44:21
父の、痛みとの闘いは40代からです。
人生の半分は痛みとの闘いだった事になります。
それでも70代までは自分を律する事が出来たのですが・・・

先だって亡くなった高峰秀子さんは「長く生きすぎた」と言っていたようですが、父も今年は86歳。高峰秀子さんと同じ年になります。
父も長く生きすぎたのかもしれません。
早く痛みから解放してやりたいと思う気持ちと、もう少し頑張れるかなと思う気持ちの狭間に私もいます。
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umiさん (うらら)
2011-01-09 14:52:18
>施設に戻って落ち着いた様子、施設での生活に慣れているんでしょうね

きっと安心なのだと思います。
父にすれば病院という感覚なのでしょう。入退院を繰り返し、病院生活に慣れている父ですから。

殆どベッドに寝たきりの父。
しかも筋肉も衰え脂肪もないのですから褥瘡になっても当然なのでしょう。
まだ自力で動く事が出来るのに、と思いますが、父にはもう今その時の楽しかないのです。
施設にいて安心感が得られているという事が救いです。
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Unknown (たんぽぽ)
2011-01-11 12:51:31
うららさん、お久しぶりです。

>施設にいて安心感が得られているという事が救いです。
本当にそうですね。
これがなかったら、自分の心の折り合いをどこでつけたら良いかわからなくなりますものね。
母を実家には連れて帰れなかった私です。
母も荒れ放題の家を見るのをいやがったし・・・
常日頃ご実家の手入れをして、お正月にはお父様をお連れするうららさんに頭が下がります。
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たんぽぽさん (うらら)
2011-01-13 13:10:55
お久しぶりです

>常日頃ご実家の手入れをして、お正月にはお父様をお連れするうららさんに頭が下がります。

実はもう重荷になってきています。
夏は良いのですが、冬はやっぱり大変で。
けれど父にはもう契約能力が無いので、家を処分しようにも出来ません。
このまま見ていくか、あるいは後見人の申請をするか。
後見人は申請しても時間がかかるというし手続きも面倒なので、結局このまま見て行くより仕方ないと思っています。

親の老いをみていると、自分の老後も考えさせられますね。
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