日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

手指の痛み

2022-12-22 | からだの事
左手に痛みがあったのは昨年の終わりころ。
指、特に親指を曲げることが出来ず、グーは握れなかった。
リウマチのせいかと思って受診日にDr.に診てもらったら変形性指関節症かばね指ではないかと言われた。
日常指のない手袋を使ったり、入浴の際に手指をマッサージしたり、色々試しているうちに症状はなくなったのだが、数ケ月前から、今度は右手に痛みが出てきた。
左手の時よりは良いかなと思うのは、少しなら親指を曲げることが出来る。
タオルを絞ることが出来なかったり、ボトルのふたを開けられなかったり、不自由はあるけれど何とかやっている。
 
困ったなと思ったのは年賀状に添え書きを書く時だ。
それでなくとも字が下手なのに、右手が痛いので更に下手くそな字を書くことになってしまった。
年賀状は自分で作ったのだから、必要な人には添え書きも入れてしまえば良かったと思ったけれど、印刷を終えてしまったのでどうにもならない。

今年は寒さも厳しく感じるけれど、春が来て暖かさが感じられるようになったら手指の痛みも少しは良くなるかな。


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満天のゴール

2022-12-01 | 趣味の時間
日曜日から気温が下がり、月曜は雨模様。火曜日は終日雨。
日中でも照明が必要なくらい室内も薄暗かった。
そして水曜日はついに今季初の積雪があり、今日も朝から雪。しかも朝の最低気温は氷点下5.8度。一気に寒気が入ってきた。


いま、日曜日に図書館で借りてきた本を読んでいる。
藤岡陽子さんの「満天のゴール」

作者の藤岡陽子さんは1971年京都に生まれ、同志社大学文学部を卒業して報知新聞社にスポーツ記者として勤務。退社後、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。その後結婚し出産したが、経済的に夫に依存することに不安を感じ、慈恵看護専門学校を卒業して看護師資格を得、いまも現役の看護師として働いていると言う。

 夫が浮気した。妻は別れる気はない。
それでも息子を連れて限界集落の実家に帰ったのは、夫が考え直してやり直すことが出来るのではないかと思ったからだ。
ところが浮気相手に子供が出来て夫は離婚を急ぎ、ついには妻の実家を訪れる。
まだ小学生の息子のほうが父親に愛想をつかして追い返してしまう。
なんとも情けない状況だが、妻はようやく「やりなおせない現実」を知って今後を考える。
彼女の就職の決め手は看護師資格だった。看護学校を卒業して資格は得たが臨床経験はない。それでも人材不足に悩む病院に看護師として採用された。
老人が殆どという集落の唯一の病院で、外来診療のほかに、病院まで来られない人のために訪問診療を行っている30代の医師。
そこで暮らす人々はそれぞれが屈託を抱え、それでも人生のゴールまで何とかやり過ごしていこうとする。
医師の過去もかなり過酷なもので、決して明るく楽しく読める本ではない。
しかし、心に重く響いたのは確かだ。


     
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