日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

自分のための時間

2008-11-30 | 趣味の時間
図書館にリクエストしていた本が入りました。  
道尾秀介氏の「ラットマン」
吉田修一氏の「さよなら渓谷」
楡修平氏の「プラチナタウン」の3冊です。

今日は朝から雨9時前には雨から雪へと変わりましたが、その雨の中、今シーズン最後だと言って夫はゴルフへ出かけました
今日は父のところへも行かず、私は一日家にいて読書三昧。


今日は父の所へ行かないと決めたのは、私の報われないという思いが強くなったから。

父が退院して3か月になりますが、父の栄養状態は一向に良くなりません。
在宅の時は母に言われて野菜も少しは食べていたのに、いまでは全く野菜に手をつけることはありません。
主食のお粥だけは食べるものの、副菜はほんの数口、食べないときはお箸をつけるだけの時もあって。
果物も一切手をつけることはなく、かろうじて水分補給のためのゼリーだけは食べてくれる状態です

金曜日、私が持っていった佃煮をのせ主食は食べたものの、副菜の肉じゃがはつまんでみただけ。
「栄養が足りないのだからもう少し食べて」と言っても食べたくないと、頑として食べようとしない。
「じゃあ(デザートについてきた)バナナを食べて。バナナは栄養があるからね」言ってもまったく食べる様子はありません。
強く勧めると怒鳴るように食べたくないと言うので、テーブルの上にバナナのお皿だけを残して食事のトレーを下げました

根競べのように座っていましたが、スタッフさんが薬を持ってきたので服薬後父は居室へ
いつも食は細いけれど、お粥だけのこの日。私が来たって何の意味もないのかもとひどい徒労感に襲われました。
私がいくらやったって父さえも分かってくれない、なにも報われないという思い。

心が疲れているのだと思いました。
心の休息のために今日一日は自分のために使おう。

昨夜のうちに「さよなら渓谷」は読み終えました。隣家で起こった幼児殺人事件をきっかけに暴かれていく一人の男の過去。重たいテーマですが、4時間くらいで読み終えました。
「プラチナタウン」は今日、午前中で半分くらい読みました。
財政破綻寸前の故郷の町。有名商社に勤務する主人公が思わぬことからその町の町長になる。起死回生のプランは老人をターゲットにした町おこし。
「人は必ず老いる。そして現役を退いた瞬間から、手元にある金がなくなるのが先か、あの世に行くのが先かの競争が始まる」というセリフには思わずう~ん
最後がどうなるか楽しみです。
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バカバカしいけど

2008-11-26 | 実家に関すること
の記事はあまりにもバカバカしい
当初は腹立ち、あきれましたが、日が経ってみればバカバカしいとしか言いようがありません。
ここ何年か11月末の3連休には旅行に出掛けていましたが、今年は父の事があったせいで私に旅行の予定を立てる気力がなく、夫はゴルフの予定を入れました。でも23日は雪でクローズ。24日はプレーに
私はお昼に父の所へ行き、実家へ行き、いつものように動きましたが、どうにも気持ちの整理がつかない。
バカバカしいには違いないけれど、バカバカしいからこそ腹立ちがおさまらない。

弟夫婦が何を考えて「あの家に住みたい」と言ってきたのか
私があの人たちに父を託すはずがないと踏んでのことだったのだと思います。
お正月に父を連れて帰るのは私で、自分たちが頼まれるはずはないと思っていたのでしょう。
ですから「お正月に父を家で過ごさせて」と言われるのは誤算だったのだと思います。

母がいる間に同居しなかったのに、母が亡くなった途端あの家に住むとは言えなかったと言うけれど父を連れ帰ることはできないのに家に住みたいとは言えるんだ
挙句にこの家は○○さんの思うようにして良いってお父さんは言ってたんですよねって
確かにね、父が「お前が住むのが一番良い」って弟に言っていたのは知っている。けれど住まない選択をしたのは自分たちじゃないの
いまになって、しかも義妹が言う言葉ではないんじゃないの
親の事はすべて私まかせでなに!権利だけは主張したいって

弟夫婦には言っていないけれど、母が亡くなる前にもう(弟には)何も期待しないって言ったことがある。そんな風に言わなければならない母親の気持ちを考えると切なかったよねっていまでも思います

家の除雪もしてもらわなくて結構。
父のことだって、会いに行ってもらわなくても私は一つも困ることは無い。
弟が「父の事が大好き」なら、自分の気持ちで会いに行けば良いこと。

私もつくづく馬鹿にされたもんだわ

と、自分の気持ちを波立たせているのもバカらしいのですが

一番良いのは一切関わりを持たないことだと思うのですが、父がいる間はそういう訳にはいきません。
なので、いままで父のために買ったものはレシートを見せて確認してもらったり、年に一度は通帳のコピーを渡していたのですが、それはもうやめる事にします
関わりを断つことはできないけれど、できるだけ関わらないように・・・
でも今度のお正月には義妹は顔を見せるでしょう
私 「お正月に父を連れて帰っても顔もだしてくれない」
義妹 「来てって電話をくれたら行ったのに」
私 「気持ちがあれば来てくれると思ったからね」
義妹 「それじゃあこのお正月は行かせてもらいます」
というやり取りがあったのですから。
いまさら来ては貰いたくないけれど、さすがにそれを言う事はできませんでした。


バカバカしいったらありゃあしない



コメント (6)
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あの家に住みたいんだけど

2008-11-19 | 実家に関すること
一昨夜、弟から電話がありました。
「お願いがあるんだけど・・・」と言って話だしたのは居間の天井が落ちそうになって住めなくなった。水道も使えなくなりそう。この冬は越せそうにないので、実家に住まわせてもらいたいということでした。
もう修繕する値のない家だというのはずーっと前からわかっていたことで、次男が就職して出て行ったあとはアパートに暮らすつもりだってのは母がいるころから言っていたはず。
そんなになる前に何故物件を探さなかったのか理解に苦しみます。

母が亡くなった後の経緯から、まさか弟夫婦があの家に暮らしたいというなんて思ってもいませんでした。
(義妹に)もし私たちが住むようになったらきれいに片づけてくださいねって言われたんだよねそう言ったら「ちょっと待ってくれ」と言って義妹に電話を代わりました。

(ちょっと待って。何でここで電話を替わらなきゃならないのよ。面倒な事からは逃げる気かい)

ごめんなさい。お義姉さんがワックスをかけたり窓を拭いたりしてきれいにしているのは知っているのだけど、アパートと自宅とそして実家の3か所の除雪はとても大変なのであの家に住まわせてもらえたらなって私が○○さんに頼んだの。悪く思わないでくださいね。
お義母さんがいる間一緒に暮らさなかったので、せめて少しでも除雪のお手伝いをしたいと思って住める間は近くのこの家に住もうと思っていたものだから。
春になったらきちんと引っ越すつもりなので、それまでで良いんです。
自分たちの荷物は自宅に置いておけるので必要なものだけ持っていくつもりです。
お義母さんの荷物はそのままで、片づけてくれなくても良いですから。洗濯機や冷蔵庫は使わせてもらうことになるけど。

そう言う義妹に
「今年も父を連れてくるつもりなんだよね」と言ったら「そうなんでしょ」の返事だけ。お正月には父を連れ帰っているのは知っていながら、あの家に入りたいとなったら父をどうするかって事は考えなかったみたい。
もしかしたら、あの家に帰れなければ我が家に連れ帰ると思ったのかも。

「私も急なことで心の整理がつかないから一晩考えさせて」と言って電話を切りました。
もうアパートも決めて、明日には支払いをしなければならないと言うのです
そこまで話が進んでいて何故その夜は悶々として眠ることができませんでした。

朝になって義妹から電話が来ました。
あの家は私のものではないのだし、断れないだろう。いつまでも引きずっていないで片付けなさいってことかもしれないというのが私の判断でした。
弟夫婦がいったん入ってしまったら、そのまま住み続けるかもしれないとも思いました。
それならそれで仕方がない。そこまで思い決めたのです。

「母の荷物はそのままで良いと言うんだし、お正月に父を連れて帰ってくれるなら私は別にいいんだけどね。あなたたちが住むっていうならちょうど良い機会だし、父も弟と過ごせたら喜ぶと思うし、良いんじゃない」

お父さんを連れて帰るのは良いんですけど、と言いながら「この夏あんなことがあったでしょ私が見ているとき何かあったらって思うと・・・」

連れて帰るのは良いと言いながら何かあったときに困る、自信がないと、連れ帰りたくない気持ちは明らか。
「どこにいたってある時はあるのよ。そんなことを気にしていたら親を見るなんてできないのだから。何かあっても仕方ないんだから」
(○○さんはお父さんが大好きだからと繰り返し言うので)
「弟は仕事かもしれないけど夜は帰ってくるのだし、一晩大好きな父と過ごすのも良いんじゃないの」と、これは皮肉を込めて言ってみました。
それでもそうですねとは言わない。

お正月には父を連れ帰っているのを知っていながら、自分たちがやる覚悟もなく家に住まわせてくれってそれは無いんじゃない
「いつもお義姉さんがやってくれてるのだから、今年は私たちがやります」くらいの気持ちで申し入れてくるべきじゃないの

昨日の夕方「やっぱりお父さんの事はお義姉さんにお願いします」と言ってきた義妹。「○○さんにもう少し時間ができたときに連れて帰ってきたいのでその時はお願いします」だって
たった一晩のことでも、父を連れ帰るくらいなら家に入るのは諦めようってこと


アパートに車の駐車スペースは無いのか「自宅に車を置くので毎日自宅には行きますから、あの家の除雪も私がしますから」
除雪が大変だから住みたいと言ってきておきながらそれはないでしょ

無理して除雪してくれなくても、業者を探してみるから良いわ。どうしてもダメだったら私が朝、夫と一緒に出て行って除雪するから心配しないで

「お義姉さんが無理して、何かあったら困るから私がやりますから」って何をいまさら
やると言うのだからやらせれば、という考えもあるだろうけれど意地でもあの人たちには頼まない

大山鳴動してネズミの一匹も出やしない。
弟夫婦に振り回された後味の悪い出来事でした。








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飲酒運転

2008-11-17 | Weblog
大阪でまたひき逃げ事件がありました
今回の被害者はまだ16歳。新聞配達の途中で事故にあい、そのまま5キロも引きずられ死亡したというもの
どれだけの痛みと恐怖だっただろうかと心が痛みます。

加害者は6月にも酒気帯び運転で摘発されていたって
飲酒運転の取り締まりが厳しくなってから逃げるという悪質な加害者が増えたみたい
逃げないで救命措置を取っていれば助かったかもしれない。
それなのに少しでも時間を稼いでアルコール濃度が薄くなれば酒気帯びか、うまくいけばアルコールの検出が避けられるかもしれないと思うのでしょうか

こんな悲しい事件が起きることのないように、飲酒の事実がはっきりすれば、たとえアルコールが検出されなくとも飲酒運転として厳罰に処すべき。
そうでなければ逃げ得と考える不心得者がいなくなることはないかもしれません。




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こうのとりがやってきた

2008-11-12 | 夫と子供と孫のこと
昨日、娘からメールが届きました
subjectが「Reじゃが玉」になっていたので、先日送ったジャガイモと玉ねぎのお礼と思ったら、赤ちゃんを授かったって

バースコントロールはしていないと言っているのにその兆候がないまま、結婚してすでに8年。私たちも孫は持てないと諦めていたのです。

夫は、ただ可愛がる存在として子供が大好き。
我が子の誕生をとても喜んだけれど、子供とよく遊んでくれたという事はありません。子供は可愛いけれど、自分はもっと可愛かったのでしょう
それでも、赤ちゃんがやってくる喜びは夫の方が大きいだろうと思います。

私は産み育てる性として、持つ喜びの大きさだけではなく育てる大変さを知っているので、無ければ無いで心を決めて人生を送れば良いことと思っていました。
けれど娘夫婦が年老いて、もちろん私たち親も先立って、病を得たり、片方が先立って「おひとりさま」になったときに子供がいないのは、とても不安だったり心寂しかったりしないだろうかと心を痛めてはいました
「おひとりさま」の老後を送るのは大変な覚悟が必要だろうという思い。

子供はいるだけで心の支えになってくれる。
今の世の中、いろいろな心配も不安も多いけれど、年老いて人生の終わりが見えてきたとき、やっぱり後始末をしてくれる子供がいるというのは安心できることに違いありません。


ようやく授かった子が無事に産まれてくるように、遠く離れている私はただただそう願うだけです
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腹も身のうち

2008-11-07 | Weblog
父の所へ行くために出かけるのは11時30分ころ
いつも11時にはメールチェックをしながら昼食を食べ、慌ただしく出かけます
父のところで一緒に食事をすることも考えましたが、ほかの方との兼ね合いもあって無理っぽいよう。居室で食べるのは良いのだけど、それなら早めでも自宅で済ませた方が楽かなと、そうしています。
先日、お昼を食べる時間がないまま出かけました。
すぐ自宅に戻れば13時ころには帰ることができるのですが、出たついでに用事を済ませて結局帰宅したのは14時半。
すぐお昼にしたのですが、いつもと同じ量を食べても満腹感がありません。
で、お菓子を食べました
満腹感がないまま、それでもあまり食べすぎては良くないと思ってやめたのですが・・・

食べすぎでしたなんだか胃にもたれて気分まで悪くなって
腹も身のうちって言うけれど、自分の胃の許容量を超えるほど食べても分からないなんて
あまりにもお腹が空きすぎて満腹中枢がマヒしてしまったの
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マイケル・クライトンの死

2008-11-06 | 趣味の時間
アメリカ大統領選でオバマ氏が当選したのは喜ばしいニュースでしたが、マイケル・クライトン氏が亡くなったのは驚きのニュースでした
大好きな作家で、新作が出るのを楽しみにしていたのですが

この年になると外国作家の作品はなかなか読みにくいものですが、クライトン氏の作品はすぐ入りこめて一気に読めました。

好きな作家と言えば今年2月に亡くなった高野裕美子さん。51歳という若さでしたから驚きもひとしおでした。

大好きな作家の新作が読めなくなるというのは寂しいことです。   
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ドラマ、明日の記憶

2008-11-02 | 趣味の時間
昨日からゴルフに行った夫今朝電話がありました
「ゴルフ番組を録画しておいて」というのです。
今日プレーするゴルフ場はどしゃぶりだそう 

夫はまだ現役ですから平日はいつも居ないのに帰宅しないというのはとっても気が楽

昨日父の所から帰宅した直後、友人が訪ねてきました
友人が来なければ読書かパソコンに充てられたであろう時間ですが、5時過ぎまでお喋りを楽しみました

夜は、ありあわせのもので夕食をとりながらDVDをセット。夫がいないこの日に見ようと決めていたのは「明日の記憶」
荻原浩原作のドラマ化で主演は渡辺謙と樋口可南子。
原作がとても良かったのでテレビで放映されたときに録画したのですが、普段テレビを見ない私はなかなか見ることができずにいたのです。

もし原作を読んでいなければとても良かったと思えたでしょうが、やはり原作にはかなわない。
画像で見るのと違って本を読むというのはイメージの膨らみが大きいせいでしょうね。

わずか一晩の夫の不在でしたが、ゆったりとした気持ちで過ごせた至福の時でした
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