仁村徹という男

2019年10月24日 | 井戸端会議
仁村徹さん、若いファンはピンと来ないかも知れない。ドラゴンズで1984~1995年に活躍した。右方向への芸術的な流し打ちと、ここ一番での勝負強さで知られた。選手としてドラゴンズを去って24年経っており、またコーチとしては1998~2004年に二軍監督や一軍ヘッドコーチでチームを支えた。その後5年間スカウトを務めた。2010~2018年は楽天で二軍監督、一軍ヘッドコーチなど歴任した。

仁村さんのwikipediaを見ると、この様に記載されてた。
『普段は温和な性格であるが、血の気の多い一面もあり、星野仙一をして「怒ったら、俺より怖い」と言わしめた事もある。』
当時の鉄拳指導は凄かった…
ドラゴンズの二軍監督時代、何度かナゴヤ球場で、今ならアウト!👍と言われる指導をお目にかかったことを思い出します。

その穏やかそうな風貌とは裏腹に激情家としての一面でよく知られている。ドラゴンズの二軍監督を務めていた頃、まだ若手だった前二軍打撃コーチ森野さんは壮絶な指導を受け、後年森野は当時についてたった一言「仁村さんはヤバかった」と振り返っているとのこと。
また、ドラゴンズOBの井端さんを鍛え方次第で優れた2番打者になるかもしれないと目をかけたのが、当時の中日二軍監督だった仁村さん。自身も2番打者として職人技とも言える流し打ちを得意としていた仁村さんは、その右打ち、そして送りバントなど、自分の持っている2番打者としてのイロハを井端さんに伝えていったという。
【その仁村さんとの驚くエピソードがこれ。】
井端がある試合でホームランを打ち、喜んでベンチに戻ったとき、ベンチ裏に井端を呼んで思いっきり殴ったのだ。
「必死になって身につけている2番打者としての技術をおざなりにするんじゃない。いま好き勝手にバットを振り回していたら、これまでやってきたことがすべて無駄になってしまうんだぞ。そのあげく、せいぜい控えの守備要員で終わってもいいのか」
仁村の拳にはそういう教えがこもっていたと井端は思ったという。

そんな指導法やエピソードがある仁村さんが、9/24来季中日ドラゴンズの二軍監督に就任すると発表があった。
森野さん井端さん、それに誰よりも熱い指導を受けた現二軍内野守備走塁コーチの荒木コーチなどなど、後のドラゴンズの黄金期を支えた選手を育て上げた実績から再登板となった。
先日ドラフトで1位指名した石川昂弥内野手や昨年のドラフト1位の根尾昂内野手や石垣雅海内野手、高松渡内野手、伊藤康祐外野手、石橋康太捕手などなど、新しいドラゴンズの主力選手となれる様、鍛え上げてもらいたい。
どんな指導をするのか今から非常に楽しみです。
そんな仁村さんはまだ球団とは正式契約を済ませてない為、今は視察というかたちで〝みやざきフェニックス・リーグ〟で戦っているチームを早い段階から戦力を見極めている様です。

一方、ナゴヤ球場では連日秋季練習が与田監督、伊東ヘッド以下一.二軍のコーチも参加して行われてる。





シート打撃では小笠原がマウンドに上がり、周平.福田.大野.阿部.京田に対しフォームを確かめる様に投げ込んでいた。💯






育成の石田マルクは独特のフォームから投げ下ろされる力のあるボールで各打者を詰まらせていた。💯
与田監督伊東ヘッドも熱視線👀
今オフ支配下あるかもね。