晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

凄惨を極める事件はなぜおきるのか?

2015-03-23 09:23:14 | 暮らし
 このところ、親が子を祖母祖父が孫を子を殺害する事件があとを絶たない。決して精神的に追い込まれていないにもかかわらず、簡単に人をあやめてしまう。何時からこんな世の中になってしまったのだろうか。すべて日本で起きている事件なのである。

 国会では情操教育が必要として、道徳教育を導入する動きさえある。確かにこれは、教育の問題が大きいのではないかと思われる。人は生まれ変わることはできない。一回限りの命である。

 最近気になる言葉として、尊属殺人という言葉は死語になっているようだ。今年喜寿を迎える我々世代では、尊属殺人は特に罪が重いのだと小学生時代から知っていた。

 今、未青年の間では、人を殺しても7~8年の刑を受けるだけだとたかをくくっているような気さえする。川崎の事件だってそうだ。遊び仲間を殺しても親も子も平然としている。罪の意識が感じられない。

 刑法の改正だって一向に進まない。死刑廃止とか騒いでいる一部弁護士グループもあるが、刑の軽さが犯罪を犯す要因の一つであることは間違いないだろう。ただ、刑を重くすればすべて解決するとは思わないが、再犯を抑え犯罪に手を染める抑止力になることはあるはずである。

 少子高齢化社会が問題とされているが、まずはせっかく生を受けた子供たちの命を守り、年間3万人を超えるという自殺者をなくしていく努力も必要だろう。むしろそちらのほうが先かもしれない。