このロッドを手にして2シーズン目をむかえました。
ボクが使用するシチュエーションは開発者サイドの考えとはまったく違い、海でのボートからロックフィッシュをキャスティング(主にジグヘッドでの釣り)で狙うのをメインに、そのときどきで青物やアオリイカなど、ボートからのキャスティングをこの1本でこなしちゃおうっていう使い方をしています。
PE06でジグヘッドは1/2oz~1oz ワームは5インチ位までを、水深10m~30mの間で使用してみましたが、意外と繊細なティップで誘いをかけられ、ベリー~バットにかけての強靭なパワーは魚を根から引き剥がすのに有り余るほどです。とは言ってもオカッパリで5g程度のシンカー+2インチワームのテキサスリグでカサゴを狙ったときは、繊細なアクションは出しずらかったので、ある程度ヘビーウェイトのリグを繊細に動かすと考えて頂くといいかもしれません。
2年続けて70cm~80cmクラスのシイラを掛けましたが、パワーはまったく問題なく、船の下に潜ったシイラをリフトする際にもパワー不足は感じませんでした。ちょっとやそっとの青物では余裕でやりとり出来ると思います。
こういった使い方の中でのデメリットでは、ガイドが小さい為 大型魚に対応する為の太めのリーダーを長めにとれないこと。本来バスロッドとして製作されているので、PE+20lbとか30lbのラインシステムは想定外なはず。
これに対してボクはPE06+フロロ2号に先端30cm位を電車結びでフロロ4号で対応しましたが、今度は20lbリーダーを先端に付けてみようと思います。
エギングに対しては出来ないこともないけど気持ち良くはないかな。見た目からして太く頑丈そうなバットは、激しくシャクリを繰り返すエギングはちょっと腕や手首に負担がかかり過ぎかな。しゃくりにシャープさもなくなるし。
太さと重さからくる操作性の悪さが1番の理由。
感度もそんなに高い方とは言えないので、ある程度の重量があるルアーないしリグを使用した方が釣りはしやすいかと思います。
テーパーは完全にファーストテーパーですね。魚の力でベリー~バットを曲げるヤツはそうはいないでしょう。
このロッドの本来の目的はダイワのHPを見れば分かるとして、このロッドを何も知らないで手にした人は、いったい何ロッド?って考えちゃうほど特殊な物ではないでしょうか。このインプレもちょっと特殊なのは自覚していますが…。(^^;;