2009年5月13日(水)
60番「横峰寺」
八十八箇所の中でも難所の一つで道が険しく狭いと聞いてはいたが、想像を超えるものであった。
途中の料金所で1800円を払わされたが、その先の道は狭くなるばかりで離合もままならない。
朝一番でのお参りだったためか、上りで1台しかすれ違わなかったのは幸運であった。
麓のタクシーに乗り換えても一人1800円だという。
道は険しく狭いのに、1800円はちと高すぎるのではないでしょうか?
やっとの思いで上った駐車場から今度は徒歩で下ること10分、目の前に鮮やかなしゃくなげの花に囲まれた横峰寺が見えてきた。
この瞬間、料金のことはすっかり頭から消えていた。
横峰寺本堂
下りでの車の離合のことを考えると気が重い。早々にお参りを済ませて駐車場へ急いだ。
下りでは5台の車とすれ違った。
道路が若干広くなっているところだったのでことなきを得たが、1日も早い道路拡張を望みたい。
歩いて登れば何の問題もないことではあるが・・・
64番「前神寺」は大きくて立派な寺である。
昨年の今頃石鎚山に登った際に「奥の院」にお参りしたことを思い出した。
水が滴る御本尊の不動明王の台座には沢山の1円玉が貼り付けられている。
白く見えるのが1円玉だが、剥がれ落ちているのも無数にある。
何かのご利益があるのだろう、私も貼り付けてみた。
前神寺大師堂
65番「三角寺」の石段
カーナビに案内されて来たが、いやあ実に厳しい道のりだった。横峰寺以上だ。
急坂と車1台がやっとという曲がりくねった狭い道が数キロに渡って続き、引き返すにも引き返せずやっとの思いで辿り着いたのがこの石段である。
帰りも同じ道を通るのかと暗い気持ちになっていたところ、石段の前にある店の女主人が、『こっちに別の道があるよ、大型バスも通れるよ。時々この道を来る人がいるねえ』だって。
それを聞いた瞬間、涙が出るほど嬉しかった。
横峰寺で会った富山からの夫婦も私たちと同じ道を登って来たように、この道を登る人は結構いるのだと思う。
三角寺山門、門が鐘楼を兼ねている珍しい寺である。
三角寺本堂
66番「雲辺寺」にはRWを利用するのが一番である。
RW料金は往復2000円、山頂までの約2600mが7分で行ける。
秒速10mで日本一の速さだという。あっという間に下りのゴンドラとすれ違った。
RWの山頂駅は香川県だが、山頂前の道路の真中に境界線があり、雲辺寺は徳島県なのだ。
境内には五百羅漢像が立ち並んでいた。
本堂は新築中なので仮本堂でお参りをする。
この日のお参りは、雲辺寺で終了。
雲辺寺まで来たら「大歩危小歩危」まで足を伸ばしたい。
大歩危の谷あいを流れる吉野川。船下りの発着場。
船下りの場所は長瀞のようなゆったりとした川の流れだ。
回りの景色は一関の「猊鼻渓」にも似た感じである。
絶景を見ながらの船下りは心和む。
祖谷にもこのような立派で豪華なホテルが。
「秘境の湯」というそうだが、秘境なんてとんでもない。
秘境の湯は、午後9時まで入れるのが嬉しい。入浴料金は1000円。
露天風呂、緑に囲まれて清清しい気分である。
この日は難所と言われたお寺のお参りを済ませたのでひと安心といったところ。
晩酌の一杯が旨かった。
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60番「横峰寺」
八十八箇所の中でも難所の一つで道が険しく狭いと聞いてはいたが、想像を超えるものであった。
途中の料金所で1800円を払わされたが、その先の道は狭くなるばかりで離合もままならない。
朝一番でのお参りだったためか、上りで1台しかすれ違わなかったのは幸運であった。
麓のタクシーに乗り換えても一人1800円だという。
道は険しく狭いのに、1800円はちと高すぎるのではないでしょうか?
やっとの思いで上った駐車場から今度は徒歩で下ること10分、目の前に鮮やかなしゃくなげの花に囲まれた横峰寺が見えてきた。
この瞬間、料金のことはすっかり頭から消えていた。
横峰寺本堂
下りでの車の離合のことを考えると気が重い。早々にお参りを済ませて駐車場へ急いだ。
下りでは5台の車とすれ違った。
道路が若干広くなっているところだったのでことなきを得たが、1日も早い道路拡張を望みたい。
歩いて登れば何の問題もないことではあるが・・・
64番「前神寺」は大きくて立派な寺である。
昨年の今頃石鎚山に登った際に「奥の院」にお参りしたことを思い出した。
水が滴る御本尊の不動明王の台座には沢山の1円玉が貼り付けられている。
白く見えるのが1円玉だが、剥がれ落ちているのも無数にある。
何かのご利益があるのだろう、私も貼り付けてみた。
前神寺大師堂
65番「三角寺」の石段
カーナビに案内されて来たが、いやあ実に厳しい道のりだった。横峰寺以上だ。
急坂と車1台がやっとという曲がりくねった狭い道が数キロに渡って続き、引き返すにも引き返せずやっとの思いで辿り着いたのがこの石段である。
帰りも同じ道を通るのかと暗い気持ちになっていたところ、石段の前にある店の女主人が、『こっちに別の道があるよ、大型バスも通れるよ。時々この道を来る人がいるねえ』だって。
それを聞いた瞬間、涙が出るほど嬉しかった。
横峰寺で会った富山からの夫婦も私たちと同じ道を登って来たように、この道を登る人は結構いるのだと思う。
三角寺山門、門が鐘楼を兼ねている珍しい寺である。
三角寺本堂
66番「雲辺寺」にはRWを利用するのが一番である。
RW料金は往復2000円、山頂までの約2600mが7分で行ける。
秒速10mで日本一の速さだという。あっという間に下りのゴンドラとすれ違った。
RWの山頂駅は香川県だが、山頂前の道路の真中に境界線があり、雲辺寺は徳島県なのだ。
境内には五百羅漢像が立ち並んでいた。
本堂は新築中なので仮本堂でお参りをする。
この日のお参りは、雲辺寺で終了。
雲辺寺まで来たら「大歩危小歩危」まで足を伸ばしたい。
大歩危の谷あいを流れる吉野川。船下りの発着場。
船下りの場所は長瀞のようなゆったりとした川の流れだ。
回りの景色は一関の「猊鼻渓」にも似た感じである。
絶景を見ながらの船下りは心和む。
祖谷にもこのような立派で豪華なホテルが。
「秘境の湯」というそうだが、秘境なんてとんでもない。
秘境の湯は、午後9時まで入れるのが嬉しい。入浴料金は1000円。
露天風呂、緑に囲まれて清清しい気分である。
この日は難所と言われたお寺のお参りを済ませたのでひと安心といったところ。
晩酌の一杯が旨かった。
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