栗の渋皮煮。

2005年09月14日 | Preserving.

気温は、まだまだ夏って感じだけど~秋を感じさせる食材がちらほら。
去年は10月に入ってから始めた栗仕事を、今年は早めにスタートしてみた。

栗の鬼皮を剥くのが面倒なので、毎年3L~4Lサイズの栗で作るけど、
ひとくちでパクッとつまめるのが食べたくなって、Lサイズの栗1kg買って渋皮煮作り。



渋皮に傷を付けないように鬼皮を剥くのが、チョッと大変なのね (;´Д`A ```
Lサイズを選んだもんだから、栗剥きバサミを使っても2時間くらいかかっちゃった。
そこから、重曹でアク抜きして~栗を茹でて、シロップで煮る3日仕事。

去年まで使っていた琺瑯の鍋を、今年はル・クルーゼに変えて作ったら、
栗が小さいせいもあるんだけど~メッチャ火が入るのが早かったのね。
皮剥き時間は倍かかったけど~加熱時間は半分だったので、良しとしましょう。



今回、砂糖はてんさい糖を使ったので~シロップがかなり黒め。
香り付けの洋酒も入れなかったので、コクがある甘さと素朴な味がイイかも。
先週焼き上がった~初めて作った粉引の皿にのせて ( ̄m ̄〃)ムフッ

そうそう~煮上がったら、WECKの瓶に詰めて、キッチリ~加熱・脱気処理っ!
去年、同じように瓶詰めしたものは10ヶ月間~余裕で保存出来たからね。

今年は、渋皮煮をあと2kgと甘露煮を1kg作る予定。。。待ってる人がおりましてね(^▽^;)
そのまま食べても美味しいけど~和菓子・ケーキ・パンと使えるから頑張らなくっちゃ!
益々、我が家の保存用冷蔵庫はパンパンな状態になりますが・・・(汗)


レシピは、こちらっ♪

【  栗の渋皮煮の材料  】
生栗 1kg ・ 重曹 大さじ1.5 ・ 砂糖 700g ・ 水 700cc ・ ラム酒 50cc


【 1 日目の工程 】

① 栗を70~80℃のお湯にしばらくつけておく。(皮を剥きやすくする為です)

② 鬼皮を包丁などで渋皮に傷を付けないように剥き、剥いたら水に浸けておく。

栗剥き鋏で剥きました

③ 栗を鍋に入れ、かぶる位の水と重曹大さじ1を入れ、よく混ぜて一晩おく。




【 2 日目の工程 】

④ そのまま火にかけ、ひと煮立ちしたら火を弱め、アクを取りながら10分茹でたら、
煮汁を捨て、栗を乾燥させないように、すぐに栗を流水に取ってさらす。

1回目は茹で汁真っ黒です

⑤ 栗を水から1個ずつ取りだして、指の腹を使って大きな繊維(筋)を取除く。

⑥ 再び栗を鍋に戻し、栗かがぶる位の水と重曹大さじ1/2を入れて10分茹でたら
煮汁を捨て、すぐ流水に取ってさらし、繊維を取り除く。

繊維を取ってる途中

⑦ ⑥と同じ作業を重曹は入れずに2回繰り返す。
指で取れない繊維は、串や歯ブラシ等使ってキレイに取り除く!

⑧ ひとつ食べてみて、渋味が抜けて、柔らかくなっていたらOKです。
ダメなら、様子を見ながら茹でて、流水にさらすのを繰り返す。

繊維の除去完了

⑨ 鍋に砂糖と水を入れて、煮溶かし、繊維をを取除いた栗を一晩漬けておく。




【 3 日目の工程 】

⑩ ⑩に落し蓋をして、ひと煮立ちしたら、弱火にして、20~30分煮る。

⑪ 栗を取り出し、煮汁が2/3くらいになるまで煮詰めたら栗を鍋に戻す。

⑫ 冷めてから、ラム酒を入れたら完成です。お疲れ様でした♪
※ お酒が苦手な人は、シロップが熱い時に量を減らして加えて下さい。
小さいお子さんが食べる場合は、省いてしまってもOKです。



※ 栗のサイズによって、加熱時間は変わるので途中で必ず様子を見て下さい。

※ 砂糖はお好みのものを使って下さい。オススメは洗双糖(クオカで買えます)
  量はお好みで加減しても構いませんが少な過ぎると保存性が低下します。

※ 鬼皮を剥く時、繊維を取る時は、渋皮に傷を付けない様に注意して下さい。
  少しなら大丈夫ですが、傷が大きいと~煮崩れる原因になってしまいます。

※ 長期保存する場合は、煮沸消毒した瓶に詰めて、加熱処理して下さい。
  【 WECKガラスキャニスターを使った瓶詰めの手順




コメント (15)
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