08夏の甲子園・第16日

 第16日:脅威の‘つなぎ’と‘一発’  第1試合:常葉菊川9-4浦添商  浦添は疲れの残る伊波ではなく慶應戦で好投した島根を 登板させるが、1回は3人で終わらせたものの1点を先取した 2回に足が痙攣して乱れ2安打1四球でノーアウト満塁から 死球で押し出しとなって同点、更にタイムリーで逆転され 伊波が緊急登板。  伊波は2アウトまで取るが2番から走者一掃を打たれ、更に 満塁から5番にHRを打たれて9-1となる。  2回に2ベースとエラーで先制した浦添だが2アウトから3連 打で2点を返すと、6回にも4番の2ベースを足場にタイムリー で1点を返しなおもノーアウト満塁と攻め立てる。   ここで菊川は1アウト後、伊波のセンター前に抜けそうな 一打をセカンドがファインプレーでキャッチし併殺。  これで勝負は決まった。 . . . 本文を読む
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08夏の甲子園・第15日

 第15日:壮絶なる‘智弁劇場’  第1試合:常葉菊川13-10智弁和歌山  2回に智弁は1アウト2塁から相手のミスで先制すると、5回 には2アウト満塁から押し出しで2-0と一方的な展開になる かと思われた。  ところが その裏ノーアウト1,2塁からエラーで1点を返すと 1番のショートへの打球が跳ねてタイムリーになり3-2と逆転。  6回には菊川がノーアウト1,2塁カウント0-3から3ランを放ち 更に7安打4四死球を集めて一挙10点。  智弁も8回に2本の3ベースを含む5安打を集中し4点を返すと、 9回にはヒット・四球・3ベースで2点を返すと1番の2ランで3点差。  なおもノーアウト1塁だったが、1,2塁間のヒット制のゴロを 2塁手がファインプレーで併殺を完成し逃げ切った。  集中打の菊川とド迫力打線の智弁という両チームが共に15安打を 放ち、がっぷり四つに組んだ好勝負だった。  両チームに拍手を送りたい。  . . . 本文を読む
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北京五輪競技第8日:吉田沙保里・女王の証明

 今日から女子レスリングが始まる。  48㌔級の伊調千春と55㌔級の吉田沙保里が登場。  48㌔級の伊調は初戦で中国の黎笑媚に1Pを取られ、2Pの 終了間際に取り返して3Pを制して初戦突破。  2回戦はアテネのファイナルで敗れたウクライナのイリーナ ・メルレニに1Pを取られ、2Pもリードされて残り10秒をきって 首投げからフォール勝ち。  Sファイナルはアメリカのクラリサ・チャンに1Pを取るが2Pを 取り返され、3Pでもリードされるが追い付いて判定勝ち。  55㌔級の吉田は世界選手権2位だったスウェーデンのネレルに 1Pを3-1で先取すると2Pでも危なげなく2ポイントを連取し快勝。  2回戦はヨーロッパ王者・ロシアのナタリア・ゴルツに1Pに1ポイ ント先取されるが、あっさり逆転すると2Pにもポイントを挙げ こちらも完勝。  Sファイナルで前回ファイナルで対戦したカナダのトーニャ・ バービック相手に1Pを先取し、2Pにも6P追加してTフォール勝ち。  2人揃ってファイナル進出となった。  夕方にファイナルが行われる。  48㌔級はカナダのキャロル・ヒュンに開始直後に片足タックルを 決められ先制されると残り20秒で4ポイントを失う。  2Pも伊調のタックルは潰されローリングで2P目を失い完敗で銀メ ダル。  55㌔級では吉田が中国の許莉を圧倒。  1Pに2P先取すると、2Pにも片足タックルから抑え込みフォール勝ち して連覇に花を添えた。  1月に連勝がストップし後遺症が心配されたが、それを糧にしての 連覇には大いに価値がある。  やはり吉田沙保里はクィーン・オブ・レスリングだった。 . . . 本文を読む
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08夏の甲子園・第14日

 第14日:近畿決戦で生き残ったのは?  第1試合:大阪桐蔭7-4報徳学園  近畿勢同士のQファイナル。  2回表に報徳が2ベースで先制すると、その裏には桐蔭が5番のHRで 追いつく。  報徳は4回に3ベース、5回には2ランで4-1と大きくリードを奪うが 桐蔭は その裏に3安打で1点を返すと6回に4安打に2つの四球を絡めて 4点を挙げペースを引き込む。  7,8回にも追加点を挙げた桐蔭打線が16安打を報徳・近田に浴びせ 7-4で逆転勝ち。 . . . 本文を読む
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北京五輪競技第7日:柔道ニッポン最後の砦死守!

 最初は競泳。  女子200m平泳ぎファイナルは金藤理絵が7位、種田恵が 8位入賞。アメリカのレベッカ・ソニが世界記録で金。  男子200m背泳ぎで持ちタイム3位の入江陵介が、5位に 入った。アメリカのライアン・ロクテが世界新で金。  北島もデビューはシドニーで4位が最高だったから金籐や 種田、入江らはロンドン以降が楽しみな存在だ。  男子200m個人メドレーでは高桑健がSファイナル同様5位 に入る。マイケル・フェルプスが、またも世界新で金。    女子200m背泳ぎSファイナルは中村礼子が、1組2位で全体 4位でファイナル進出。  一方で伊藤華英は1組7位で全体12位で敗退した。  また男子100mバタフライのSファイナルでも藤井拓郎が 2組4位・全体7位でファイナル進出。 . . . 本文を読む
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08夏の甲子園・第13日

 第1試合:浦添商3-1関東一  2回まで関東は2アウトからヒットのランナーを出すが、得意 の足で攻めるものの盗塁失敗でチャンスを潰す。  3回に浦添が1アウト1,3塁からスクイズ先制すると、関東も その裏に2アウト3塁からエラーで追いつく。  6回に関東が2アウト1,2塁を潰すと、7回に浦添は1アウト2塁 からヒットと四球で満塁から2アウト後に1番の2点タイムリーで 勝ち越し。これが決勝点となった。 . . . 本文を読む
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北京五輪競技6日・レジェンド オブ ブレスト

 今日は競泳の最初のファイナルが、北島康介が登場する 男子200m平泳ぎだった。  11:00過ぎにファイナルが始まり北島康介が定位置の第4 コースに登場、スタートから飛び出して途中まで100mに続き 世界新のペースだったが最後の50mで失速し五輪新記録に留 まったものの2位以下を大きく引き離す独泳での連覇だった。  2大会連続2種目制覇という事を考えると、北島康介こそ ‘レジェンド・オブ・ブレスト’だと思える。 . . . 本文を読む
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北京五輪競技5日・キャリアという名の武器

 まずは競泳、Sファイナルで2位通過した松田丈志が男子 200mバタフライで4年前の山本貴司に続くメダル獲得なるか? というのが最大のポイント。  2種目目に行われた男子200mバタフライ・ファイナルで 後半追い上げフェルプス、チェー・ラースロに続いて3位で ゴール。  マイケル・フェルプスは世界新記録で5個目の金。  松田の記録は日本新だった。  女子200mバタフライSファイナルは1組で登場した星奈津美は 4位だったが全体の10位で落選したが、2組で登場した中西悠子 は4位タイで全体の5位タイとなりファイナル進出。  前日全体の6位でSファイナルに進出した北島康介は、1組で 流して五輪記録で泳ぎ全体1位でファイナル進出。  女子200m個人メドレーはオーストラリアのステファニー・ ライスが世界記録で金を獲得、前日スイムオフでファイナル進出 した北川麻美は6位に入る。  更に男子800mリレーファイナルでもフェルプス率いるアメリカ が、世界新記録。  ファイナルに残った日本は7位入賞となった。  北島康介は偉大だが、北島以外の選手がメダルを獲得してこそ 日本のレベルアップが証明される。  だからこそ松田の銅メダル獲得は偉大な記録だ。 . . . 本文を読む
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08夏の甲子園・第12日

 第12日:恐るべしミラクル・常葉菊川  第2試合:常葉菊川11-9倉敷商 倉敷は1回に先発の萩原を攻め2ベースから3連打で先制すると四球を 挟んで2ベースと連続スクイズで5点を先行。  3回にも2アウトランナー無しからエラーで出たランナーをタイムリーで 還して6-0とリードを奪い、投げても4回まで菊川打線を 3安打に抑えて 楽勝ペースかと思われた。  ところが5回に菊川は1アウト2塁からエラーで1点返すと、2アウト2,3塁 から2点タイムリーで6-3。  なおも2アウト1塁から連打で1点返し、更に1,3塁のチャンスで 5番の ‘ミラクル男’の伊藤が逆転3ランを放ち7-6。  直後の6回に倉敷も1アウト3塁からタイムリーで追いつき7-7で迎えた 8回にエラーで出塁した先頭打者をタイムリーで還して勝ち越すと、更に 2ベースと2ランとたたみ掛け4点をリード。  9回にミスで出した2人のランナーを2ベースで還され2点差となるが、危 なげなく逃げ切った。  何と言っても5回に出た菊川の集中打は見事、楽勝ペースが一転あっと いう間の大逆転になる。  点差に関係なくミスに付け込む集中力はさすがだった。 . . . 本文を読む
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北京五輪競技4日:五輪の神に愛されし谷本歩美

 今日は連覇がかかる体操男子団体決勝と、競泳のファイナルが ある。  予選では中国に5ポイント差を付けられての2位通過だけに連覇は、 かなり厳しいと思われていた。  中国と同じ組に入った日本は最初の床で大きなミスがなく、中国 相手にリードして終了。  あん馬で中国に逆転されたものの、ここは想定内。  ところが課題の つり輪で2ポイントリードされ、跳馬では坂本が 着地で大きくマットを はみ出すなど2人が失敗。  ここで5ポイント以上の差を付けられ勝負はついた。  しかも つり輪と跳馬の不調でアメリカにも逆転され 銀も危ない かもと思われたが平行棒と鉄棒で持ち直し、アメリカが最終種目の あん馬で2人失敗した事もあり再逆転して銀を確保した。  正直なところ連覇を目指してダメになるとメダルすら確保できない 可能性があった。  事実 残り2種目を残して勝負がついたときに失速してもおかしく なかったが、しっかりと銀を確保したのは評価してやりたい。 . . . 本文を読む
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08夏の甲子園・第11日

 第11日:横浜、03年選抜の雪辱なる!  第2試合:横浜7-4広陵  1回表に先頭打者HRで先制した広陵だが、なおも2アウト1,2塁 で追加点ならず。  2回にも1アウト1,2塁から2ベースで2点目を挙げるが、なお2,3 塁でセンターフライでタッチアップした3塁ランナーが刺され流 れが変わる。  横浜は その裏に2ベースで1塁ランナーを返して1点差にすると 3回にはエラーで出たランナーをタイムリーで還して同点。  4回から広陵は先発の左腕・森宗から中田にスイッチするが、 横浜は2番の3ベースと中継ミスで2点を勝ち越し。  5回に広陵は1点を返すが、その裏に横浜も1アウト1,3塁から 2ゴロで1塁ランナータッチが成立せず併殺崩れで1点を追加。  6回にも3,4番の長短打で2点を追加し、広陵の反撃を1点に抑え 7-4で逃げ切った。  広陵は横浜の9安打を上回る11安打を放ったが前半のチャンスで 思ったような得点ができず、5回には1アウト1,3塁でタイムリーが 出たものの1塁ランナーが三進したスキにバッターランナーが2塁を 狙って刺されたのが痛かった。 . . . 本文を読む
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北京五輪競技第3日:王者北島は強かった

 今日の注目は北島康介。  日本が誇る稀代のスイマーが100m平泳ぎで連覇できるか?  ライバルの世界記録保持者・ハンセンの調子が、今ひとつ なのに対しノルウェーのダーレオーエンが好調なので予断を 許さない。  11:30頃にレースが始まる。  スタートでリードを奪った北島はターンの時点ではダーレ オーエン、ハンセンに次いで3位で折り返すが、後半の追い 込みで一気に抜き去り58秒91の世界新記録で見事に金メダルを 獲得した。  やはり王者・北島康介は強かった! . . . 本文を読む
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08夏の甲子園・第10日

 第10日:清峰ジャイアントキリングならず  第3試合:東邦5-4清峰  清峰、東邦ともども初戦で10点づつ叩き出しているので 両チームの投手が どこまで踏ん張れるかが焦点だ。  3回に清峰は1アウト2,3塁から2番のタイムリーで先制する と、東邦も その裏に連打と四球で満塁から4番の内野ゴロで 追い付くと4回に7番のHRで勝ち越す。  5回に清峰が1アウト1,3塁から2番がセンター前に落として 追い付くと、その裏に東邦も3番の2ベースで勝ち越し。  6回に清峰が2アウト2塁から8番の2ベースで追い付き7回には 2アウト2塁から2つの四死球で満塁と攻め立てるが勝ち越せず。  その裏に東邦は先頭打者の2ベースを足場に犠牲フライで3 たび勝ち越すと8回に清峰が2本の2ベースで3たび追い付いた。  8回裏に東邦は先頭打者が粘って歩くとバント野選でノーア ウト1,2塁からバントで1アウト2,3塁としたチャンスにスクイズ で4たび勝ち越し遂に逃げ切った。  清峰は東邦の6本を上回る11安打を放ったが、3回に先制した 直後に1アウト1,3塁で3番が2ゴロ併殺、5回に追い付いた直後に 1アウト2,3塁でスクイズ失敗で1点止まりだったのが響いた。 . . . 本文を読む
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ウルトラセブンEP45・円盤が来た

 当初のタイトルは‘夜毎の円盤’だったそうだ。  実相寺監督が自ら脚本を書いた作品。  セブンでは珍しい市井の一市民が事件に巻き込まれるEP、 とはいえ‘明日を捜せ’のような予知能力を持った者では なく、気の弱い天体観測好きの青年や自動車修理工場の頑固 オヤジといったセブンワールドとは異質のキャラが異彩を 放っている。 . . . 本文を読む
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北京五輪競技第2日・北京に日の丸上がる

 午前中は競泳のファイナル初日が始まる。  いきなり男子400m個人メドレーでマイケル・フェルプスが 世界新で金を獲得。   続いて男子400m自由形では韓国の朴泰桓がグラント・ハケ ットやアメリカ勢を抑えて韓国競泳界初の金メダルを獲得 する。アジア勢のレベルアップは日本にとってもいい刺激だ。  女子400m個人メドレーでもオーストラリアのステファニー・ ライスが男子のフェルプス同様・世界新で金メダル。  思えば8年前のシドニーでは田島寧子が金メダルに限りなく 近い銀を獲得しているが、8年経ってレベルが一気に上がり 日本の手の届かない種目になりつつある。  注目の男子100m平泳ぎSファイナルでは北島康介が登場した が、前日の予選よりペースダウンするタイムで2位通過。  前日に続いてノルウェーのダーレオーエンが五輪記録を叩き 出し1位で通過した。  世界記録保持者のハンセンは2組3位で全体の5番目での通過 だから、明日のファイナルはダーレオーエンが強敵になりそうだ。 . . . 本文を読む
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