08夏の甲子園・第15日

 第15日:壮絶なる‘智弁劇場’  第1試合:常葉菊川13-10智弁和歌山  2回に智弁は1アウト2塁から相手のミスで先制すると、5回 には2アウト満塁から押し出しで2-0と一方的な展開になる かと思われた。  ところが その裏ノーアウト1,2塁からエラーで1点を返すと 1番のショートへの打球が跳ねてタイムリーになり3-2と逆転。  6回には菊川がノーアウト1,2塁カウント0-3から3ランを放ち 更に7安打4四死球を集めて一挙10点。  智弁も8回に2本の3ベースを含む5安打を集中し4点を返すと、 9回にはヒット・四球・3ベースで2点を返すと1番の2ランで3点差。  なおもノーアウト1塁だったが、1,2塁間のヒット制のゴロを 2塁手がファインプレーで併殺を完成し逃げ切った。  集中打の菊川とド迫力打線の智弁という両チームが共に15安打を 放ち、がっぷり四つに組んだ好勝負だった。  両チームに拍手を送りたい。  . . . 本文を読む
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北京五輪競技第8日:吉田沙保里・女王の証明

 今日から女子レスリングが始まる。  48㌔級の伊調千春と55㌔級の吉田沙保里が登場。  48㌔級の伊調は初戦で中国の黎笑媚に1Pを取られ、2Pの 終了間際に取り返して3Pを制して初戦突破。  2回戦はアテネのファイナルで敗れたウクライナのイリーナ ・メルレニに1Pを取られ、2Pもリードされて残り10秒をきって 首投げからフォール勝ち。  Sファイナルはアメリカのクラリサ・チャンに1Pを取るが2Pを 取り返され、3Pでもリードされるが追い付いて判定勝ち。  55㌔級の吉田は世界選手権2位だったスウェーデンのネレルに 1Pを3-1で先取すると2Pでも危なげなく2ポイントを連取し快勝。  2回戦はヨーロッパ王者・ロシアのナタリア・ゴルツに1Pに1ポイ ント先取されるが、あっさり逆転すると2Pにもポイントを挙げ こちらも完勝。  Sファイナルで前回ファイナルで対戦したカナダのトーニャ・ バービック相手に1Pを先取し、2Pにも6P追加してTフォール勝ち。  2人揃ってファイナル進出となった。  夕方にファイナルが行われる。  48㌔級はカナダのキャロル・ヒュンに開始直後に片足タックルを 決められ先制されると残り20秒で4ポイントを失う。  2Pも伊調のタックルは潰されローリングで2P目を失い完敗で銀メ ダル。  55㌔級では吉田が中国の許莉を圧倒。  1Pに2P先取すると、2Pにも片足タックルから抑え込みフォール勝ち して連覇に花を添えた。  1月に連勝がストップし後遺症が心配されたが、それを糧にしての 連覇には大いに価値がある。  やはり吉田沙保里はクィーン・オブ・レスリングだった。 . . . 本文を読む
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