都県境を越えてシルバーパスを使えるように改善を

 町田市内を走るバス路線のうち、３分の１は都県境を越える路線となっており、地域からは改善してほしいという声が上がっています。

 先日の地域の集まりで、町田市から都県境を越えて神奈川県内に出るバス路線で、「神奈川県に入るとシルバーパスは使えません」という内容のアナウンスが流れていると聞きました。

　突然こんなアナウンスが始まった背景には、理由があります。

　これは、一般社団法人東京バス協会が発行する「東京都シルバーパスを利用されるみなさまへ」（平成２９年９月）という小冊子。「大切なことが書いてありますので必ずお読みください」と書いてあります。

　実は、９月議会の一般質問を準備する過程で、この冊子に重大な間違えを見つけたのです。

第８ 都外にまたがる系統のバスに乗車する際の運賃

１ 都内の停留所から乗車し、都外の停留所で下車するときは、シルバーパスを呈示して、乗車停留所から下車停留所までの普通運賃と乗車停留所から都内最終停留所までの普通運賃との差額をお支払いください。

２ 都外の停留所から乗車し、都内の停留所で下車するときは、シルバーパスを呈示して、乗車停留所から下車停留所までの普通運賃と乗車停留所から都内最終停留所までの普通運賃との差額をお支払いください。

　これを読むと、「普通運賃との差額をお支払いください」となっていますが、これは実は間違いなのです。実際には差額ではなく、都外に出た瞬間からの初乗り運賃を支払うことになります。

　一般質問を準備する過程で発見し、重大な問題だと関係部署には話をするとともに、本来は都県境を越えて利用可能にすべきだということを強く求めました。

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