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日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

2013年度健康福祉常任委員会視察①~浜松市

2013-06-10 | 町田市政・市議会のこと

  5月13日から15日までの3日間、健康福祉常任委員会の視察で静岡県浜松市、岐阜県岐阜市、静岡県掛川市で保健・医療・福祉など4事業について行政視察をおこないました。

【静岡県浜松市】─社会福祉法人天竜厚生会─

 社会福祉法人天竜厚生会では、障がい者施策の中でもとりわけ障がいのある人の高齢化についてとりくみを視察させていただきました。天竜厚生会は、障がい者、高齢者、医療、子どもなど幅広い分野で197事業、一日平均4500人が利用する大きな社会福祉法人です。

 障がい者の親が高齢化するなかで「親亡き後」の問題は非常に深刻です。高齢者の入所施設で障がい者が暮らすことのむずかしさが語られてます。町田市内でも障がい者分野に関わる方々から、幾度となく話をうかがってきた課題です。

 天竜厚生会では、障がい者支援事業部「“暮らし”を考えるWG(ワーキンググループ)」(2013年1月)で今後の構想を描いています。現在は、構想への移行期であり現時点で構想が完全に実現しているわけではありませんが、お話をうかがう限りでは、障がいのある高齢者に特化した入所施設(介護保険の施設ではなく、障害者総合支援法に基づく施設)をつくる方向が現実的かつ実態に合っていると感じました。

 その理由一つは、利用者の経済的負担の問題です。介護保険では利用料は1割負担となりますが、障害者総合支援法に基づく施設ということになれば利用料は所得に応じた負担となるため所得の少ない障がい者であっても入所することが可能とります。

 現実的に、障害程度区分が高い人であれば地域の中で見ることは困難な場合が多いわけです。また、身体、知的、精神の障がいに応じた支援のあり方が求められています。

 とはいえ、天竜厚生会は敷地面積29万1777㎡(本部敷地23万7909㎡)と広大な敷地の中に連携できる施設がいくつもあります。こうした条件だから障がいと年齢に応じた切り分けが可能という面も少なくありません。他の地域でこれとまったく同じようなことができるかといえば、そう容易くはないわけです。しかし、超高齢社会に突入するなかで障がい者の高齢化はいまからとりくみをしなければならないことは明らかです。

 天竜厚生会のWGが示した構想は、一つのモデルケースになるでしょう。東京都内でいかにしてこうした課題に向き合い、安心して住み慣れた街で暮らしたいという願いにこたえられるかが知恵の絞りどころだと感じました。

(つづく)

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