一時持ち直したかに見えた麻生首相もまた支持率が急落して、世間ではいつ解散かと、そればっかり注目されている今日この頃だ。
鳩山総務大臣の更迭はやっぱり拙かったでしょうな。
確かに、疑惑レベルでの西川社長の解任が適切かどうかは私も分からない。
色々とこれに関するニュースを読んだが、どうにもよく分からない。
はっきり言えるのは、国民の財産とも言える諸施設を赤字だからといって、高く売ろうと努力してる姿勢が全く見えなかったことだ。
民間会社としてスタートするに当たって一番大事なスタートラインで躓いている。
しかも、なにやら裏で妙な取引疑惑があるということが一番の問題になってる。
但し、それは未だ疑惑であって、ハッキリしてない。
だが、たとえ疑惑であっても社会の混乱を招き、経営者としての資質に疑問符がついて、これからの経営に支障が出ると判断されれば、解任も決して誤ってるというわけでもないだろう。
しかも民間会社とはいえ、政府が株式を保有してるわけだから、大株主である国が社長解任に動いても何ら不思議はない。
麻生首相の言う所の民間会社だから政府が関与が云々というのは全く根拠がない。
なのに、一時は首のすげ替えまで考えてリストまで用意してたのに、小泉元首相に一喝されて過去の総裁選を支えてくれた盟友を切るという結果はあまりに情けない。
この結論に至るまでの決断力の無さも首相としては致命的ではないのか。
このまま、解散する勇気も持てず、都議選で惨敗して首相を辞任するのか。
自民党内では次期総裁に石原氏や小池氏が取りざたされてるし、このまま下野すると利権を失うと早くも離党の動きも水面下で加速してる模様。
一番心配なのは、これで自民党がガタガタになって、崩壊してしまう事だ。
私は、政権交替可能な2大政党政治を強く望んでいて、現行の政権党と万年野党という構図には飽き飽きしている。
バカみたいに反対だけしてればいいと思ってる野党と自分らの派閥や利権で順繰りに首相や大臣を送り出してる政権与党。
これほど国民をバカにしてる構図もない。
常に政策重視で緊張感を持って政治運営をして欲しいと願うだけだ。
官僚政治の打破、族議員の根絶、2大政党による切磋琢磨。
実際に舵取りしない野党の反対意見なんて全くナンセンス。
そういう意味でまだまだ民主党では力不足、それはよく分っている。
が、熟するのを待ってれば100年経っても、2大政党政治は実現しない。
もし、民主党が政権を取って、その利権に自民党の議員が雪崩を打って群がるようでは、全く意味をなさなくなる。
自民党が、万が一、下野するのなら、この機会に臥薪嘗胆、捲土重来を期して、大きく生まれ変わって欲しいと切に願うばかりだ。
さてさて、都議選はどうなる? - これは注目大ですな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます