”社民党・辻本清美氏が離党!”
結構大きくマスコミで取り上げられてたね。
このままだと、次の総選挙で落ちる可能性大なので、離党を決断したっていう話。
そういう計算が働いたのも事実だろうけど、その前に与党の反対ばっかりしてる社民党に嫌気が差したっていうことじゃないのかな。
結局、彼女は現実の政策を色んな困難を乗り越えながら、確実に実現させていくということが、いかに大事でやりがいがあって面白いかってことに目覚めたということでしょう。
それこそが現実の政治だし、反対ばっかりしていては何も始まらないことに気が付いたのではないか。
民主党が政権を取ったことで、55年体制は完全に終焉したけど、このこともそれを象徴するかのような話だと思う。
いわば政策を担当してきたプロ集団である与党とその暴走を防ぐ役割の野党という図式はもうその役割を終えたということに他ならない。
これからは、万年与党や野党であってはならず、政権担当能力のある政党がその時その時の民意を受けて、時代に則した政治を行わなければならなくなったわけだ。
国民を置いてけぼりにするような政治をすれば、次の選挙で政権の座から落ちてしまうから、常に緊張が伴なうそんな政治運営が強いられるはず。
今回、そういう意味において民主党に大いなる期待が寄せられたけど、現実はまだまだだっていうレベル。
実際、期待ハズレもいい所だったけど、初めての政権運営だったわけだし、まぁこんなもんかなという気はする。
でも、あのまま自民党で良かったはずもないしね。
ただ、民主党は、日に日に官僚に取り込まれていってる様が透けて見えてる所が情けない。
どんなに適切な仕分け業務を行ったところで、縮小された分は他で使われるだけ。
公務員法改正を行い、公務員もリストラでクビに出来る環境を整えなければ、本当の意味において無駄金を削ったとは言えないのだ。
ここまで来れば、察しのイイ方はピーンと来るはず。
そう、結局”みんなの党”が躍進を遂げた理由はそこにあるんだと思う。
勿論、自民も民主もだめなので、しょうがないからという消極理由で選んだ人も多いだろうけど、政策を聞けば聞くほど、彼らの主張はブレがないし、もっともなことを言ってる。
本当に政権を取ったらとてもじゃないが、官僚を敵に回して本当にその政策を実現できるかは”?”だけど、是非貫いて欲しいと思う。
ただ、法人税を引き下げたら景気が回復して、暫らくは増税なくとも財政赤字の悪化が緩和されるというシナリオにはかなり疑問だし、いささか無責任かなという気もする。
こうも腰砕けでブレまくりの民主党にガッカリさせられてるわけだから、彼らを最後の砦としたい気持ちはみんな一緒ってことだね。
だからこそ、”みんなの党”ってわけかな。
でも、もうコロコロ首相を変える事はやめて欲しい。
ここ4年ちょっとで安倍首相から5人も変わっていて、落ち着きがなさ過ぎ。
マスコミ自らが世論調査して、何か失敗をすると、すぐに責任問題を煽って、辞任に追い込むような報道も考え物。
米国では世論調査はマスコミはやらないそうで、専門会社に任せているみたい。
今の日本じゃぁ、まるでマスコミ辞令で首相が変わってる感があるのは、やっぱり問題でしょう。
ようやく、政権交代可能な政党による日本の新しい政治の枠組が生まれようとしてる時だから、無理もないだろうけど、あまりにもヒドイ。
しかし、逆に言うと、それだけ首相が変わろうとも、そして政権すら変わっても、結局日本の基本的根幹政策は何も変わらないわけだから、誰でもいいという印象は確かにあるよね。 笑
この国を動かしてるのは、やっぱり官僚という証明をしてるようなもんでしょう。
首相なんて、飾り物くらいの位置づけにしかならないのかな。
”みんなの党”には頑張って欲しいけど、単独では政権取るまでにはいかないだろうから、やっぱり政界再編は必至だと思う。
次の総選挙までのあと3年半、大いに注目したいね。
それまで、民主党で持つのかな?
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