No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

7月2日和童塾ワークサマリー

2006年07月03日 | 身体の使い方・打ち方
毎回ワークを始める前に、フェデラーやその他のプレーヤーの動きを
プロジェクターで映しながら松本先生に解析してもらっています。
これを僕自身はワークと同じぐらいか、それ以上に楽しみにしているのですが、
見るポイントがシロートとは全然違っていて、
自分が見えていない点がいかにたくさんあるかということをいつも思い知らされます。

昨日はナダルのバックハンドのランニングパスを分析してもらいました。
ナダルの一番スゴイところは、何と言っても追い込まれてからのカウンターショットですよね。
根拠のないただ僕の印象ですが、
歴代の名プレーヤー達よりも左右合わせて1メートルぐらいはリーチが広い気がします。
しかもボールに追いつくだけでなく、それをエースにしてしまう。
こんな選手は今まで一人も見たことがありません。

松本先生にその場面をお見せしたところ、
「これはすごい。この動きができるのは合気道の塩田剛三先生クラスだね。」
とおっしゃいました。
(ちなみに塩田剛三先生はもうお亡くなりになってますが、
合気道の達人で様々なところで紹介されています。)

それで何がすごいのかと言うと、走っていって最後に打つときに、
普通の人は脚を踏ん張るところを逆に抜くんですね。
踏ん張らず、抜いて身体を崩すことで、全体重をボールの乗せていくことができます。
ノーマルスピードで見るとあまり何が起こってるのか気付けませんが、
スローで見ると本当にクシャって崩れているのが良くわかります。
先日のウインブルドンアガシVSナダルのファーストセット2-1デュースの場面ですので、
興味のある人はスロー再生されてるものをさらにスローで見てみてください。

ただしこの動きは普通の人にはまず無理だそうです。笑
現役の他のスポーツ界を見渡してもまずいないと。
なので、要素を取り入れても良いでしょうけど、
無理して真似て怪我をしないでくださいね。

さて長くなってきましたが、ワークサマリーです。
いつものように参加されてない方には意味不明だと思いますが、お許しください。

①中臀筋を抜いて崩す

 右脚を抜いた場合は左に崩れる。
 反対はその逆。

②仙骨のワーク

 正座して腕を押さえてもらった状態から、仙骨を前方に押出すように立つ。

③股関節を抜いて斜め前方に動き出す

 右股関節を抜いたときは左脚が前に出る。
 このとき仙骨で押出される感覚を掴むと平行移動できる。

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1 コメント

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Unknown (namba)
2006-07-04 12:27:00
読んだだけで鳥肌ものですね。(遅刻が痛い)



ナダルのあの角度はやはり異常ですよね。

足の力みが邪魔して身体が回らないことは常々感じてましたが、あの走りから足の力を抜くとは。

スロー見てみます。



ウインブルドンも王者対決になるかもね。



時代とテニスが違いますが、あの角度はボルグが打ってたのでは。
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