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バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

CBR600RR その1

2015-07-20 22:39:49 | バイク試乗、レンタル ホンダ
 2015年6月にCBR600RRをレンタルし、570キロ程度ツーリングしたので
インプレしたい。


   

 性能(国内仕様)

車名・型式
ホンダ・EBL-PC40

全長(mm)
2,030

全幅(mm)
685

全高(mm)
1,115

軸距(mm)
1,380

最低地上高(mm)
135

シート高(mm)
820

車両重量(kg)
189【199】

乗車定員(人)
2

燃料消費率(km/L)
29.0
(60km/h定地走行テスト値)

最小回転半径(m)
3.2

エンジン型式
PC40E

エンジン種類
水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒

総排気量(cm3)
599

内径×行程(mm)
67.0×42.5

圧縮比
12.2

最高出力
(kW[PS]/rpm)
57[78]/12,000

最大トルク
(N・m[kgf・m]/rpm)
52[5.3]/10,000

燃料供給装置形式
電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-DSFI)〉

使用燃料種類
無鉛プレミアムガソリン

始動方式
セルフ式

点火装置形式
フルトランジスタ式バッテリー点火

潤滑方式
圧送飛沫併用式

燃料タンク容量(L)
18

クラッチ形式
湿式多板コイルスプリング式

変速機形式
常時噛合式6段リターン

変速比1速
2.750

変速比2速
2.000

変速比3速
1.666

変速比4速
1.444

変速比5速
1.304

変速比6速
1.208

減速比(1次/2次)
2.111/2.500

キャスター角(度)
23° 55′

トレール量(mm)
98

タイヤ(前)
120/70ZR17M/C (58W)

タイヤ(後)
180/55ZR17M/C (73W)

ブレーキ形式(前)
油圧式ダブルディスク

ブレーキ形式(後)
油圧式ディスク

懸架方式(前)
テレスコピック式
(倒立サス/ビッグ・ピストン・フロントフォーク)

懸架方式(後)
スイングアーム式
(ユニットプロリンク)

フレーム形式
ダイヤモンド

価格
¥1,129,680(ABS無し)
¥1,302,480(ABS付き)
*色がブラックの場合、今回試乗したホワイトは3万円高い。


 今回はCBR600RRを愛車であるYZF-R1(09年式国内仕様)や以前レンタルしたGSX-R600と比較しながらインプレしたい。

           GSX-R600  CBR600RR   YZF-R1

全長(mm)       2030   2030     2070   

軸間距離(mm)     1385   1380     1415   

シート高(mm)     810    820     835    

車重(KG)        187    189     212    

パワー(PS/回転)  125/13500  78/12000  145/11000  

トルク(KG/回転)  不明     5.3/10000  10/10000 

燃料タンク(L)     17     18     18     

ギア          6速     6速    6速     

ABS           無     無     無     

価格(千円)    1382千円  1129千円  1417千円  


エンジンフィーリング・高速性能

 エンジン性能に関しては、スーパースポーツの4気筒エンジンらしく

高回転まで軽やかに吹きあがるスポーティなエンジンで、全く不満はない

と言えるが、これは国内仕様のCBR600RRを単体で見た場合であって、

GSX-R600と比較してみるとその差は歴然で、どうしても無理やりパワーを

抑えられていると言うか、パワー制御の付いているバイクのレインモードで

走っているような感覚を感じてしまう。

 今回レンタルしたCBR600RRが発売された時は、国内仕様の規制が緩められた

タイミングなので、もしかして120馬力くらいで発売されるかと期待したが、

結局従来の国内仕様と同様の78馬力だったので拍子抜けした記憶がある。

 例え78馬力でも、峠やワインディングでそのパワーを出し切れるわけではないし、

高速でもその気になれば、180キロでも200キロでも問題なく出せてしまうのだろうが、

やはりエンジンの吹き上がりの爽快感という点で、フルパワー仕様のGSX-R600に及ばない

と感じるのである。


 

ハンドリング・乗り心地

 GSX-R600のインプレでも述べたように、600SSのハンドリングは、リッターSSに対し、20キロ以上軽量でトルクも低く、

エンジンも回しやすくなるため、かなり軽快な印象となる。

 私のようなあまり腕がないライダーが乗るとリッターSSは、大砲の弾丸にへばりついている感覚で、振り落とされないよう

必死にしがみつくようなライディングになるが、600SSでは多少余裕がうまれ、自分で制御している感覚が強くなる。

 CBR600RRはGSX-R600と比較してもエンジンパワーが低く抑えられているためか、ハンドリングはより軽快な印象を受ける。


 

取り回し

 ハンドルは多少持ちにくいが、リッターSSより20キロ以上軽量なこともあって、取り回しには苦労しない。

  

燃費

 リッター20キロ程度と、15キロ程度に留まるリッターSSと比較するとはるかに高燃費で、ツーリングで距離を走るライダーにとっては

経済的に大きな助けとなる。


 

メーター、デザイン

 GSX-R600同様に、メーターはSSにありがちなデザインで、特に面白みがある訳ではない。



 デザインに関しては、マイナーチェンジ前のCBR600RRのほうが、分かりやすいカッコよさがあったと思うが、マイナーチェンジ後も

ブサかわと言うか、一見ぱっとしないが、だんだん格好良く感じてくるスルメ的デザインだと思う。


   
 
総評

 結論から言うとやはり国内仕様のCBR600RRは無理やりパワーを封印しているようなもどかしさを感じてしまうので、コストを無視すればGSX-R600の方がおすすめということになる。

ただし乗り出しまでの価格差が、ヘタをすると30万円近くすることを考えるとコストパフォーマンスとしてはCBR600RRが上回る。

 なかなか難しい選択だが、もしSSに乗るのがはじめてならCBR600RRを購入して物足りなくなったらリッターSSにステップアップするなり、フルパワーの600SSに乗り換えるなりすれば良いと思うし、

リッターSSからの乗り換えならGSX-R600くらいのスペックがないと物足りなく感じてしまうだろう。

 一番良いのは両車レンタルし乗り比べてみることだが、マイナーな車種だけにレンタルしている店も少なく、レンタル代もかなりかかるのが悩ましいところである。


 

 

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