新型GSX-R1000 ２０１６年大阪モーターサイクルショー

　海外では公開済みだが、新型のGSX-R1000も日本初公開となった。

　　　

　　

　

デザインについて言えば極端にひどいとは言えないが、

正直現行型の方がカッコ良いデザインだと思う。


　性能面は未知数だが、まさにフルモデルチェンジというほど進化した、

YZF-R1と比較すると、現行の改良型の域を出ていないように思える。


　しかし、R1や10Rが軒並み200万クラス突入しているなか、

GSX-R1000は160万程度のクラスに留まるというなら、

R1に対し競争力が生まれるのではないだろうか。

SV650 ラリーコンセプト 2016年大阪モーターサイクルショー

スズキのブースにて世界初公開となった

SV650ラリーコンセプトを紹介。

　　　

　　

ノーマルのSV650はすでに公開済みであったが、

大阪ではそのラリーコンセプトがワールドプレミアとして公開された。

　保守的なノーマルSV650に対して、ハーフカウルやフォグランプが

装着されたSV650ラリーコンセプトはアグレッシブな感じがして、

個人的にはこちらのほうが好ましいデザインに思える。

　このコンセプトモデルがフォグランプやライトガードの部分は省略されて、

ハーフカウルバージョンのモデルとして発売されるのはほぼ確実かと思われる。

むしろ最近の傾向として日本では、このハーフカウル付きモデルのほうが

販売の主力になるのではないだろうか。

新型グロム 2016年大阪モーターサイクルショー

　海外では発表済だが、日本では初公開となった新型グロムを紹介。

　　　

はっきり言って、メカニズムとしては旧型グロムとほとんど変化はないが、

外装はフルモデルチェンジと言って良いほど大きく変更となっており、

　LED化され、２段重ね型になったヘッドライトやマフラーがアッパー型から

ダウン型に変更となったところが特に目に付く所である。


　個人的には旧型のデザインのほうが好みだが、発売から数年たって、

目新しさが薄くなったグロムのテコ入れは、販売戦略として

必要なのだろう。

トリシティ155 大阪モーターサイクルショー2016

ヤマハのブースにて隠し玉として展示されていたトリシティ155を紹介。

　　　　　

　すでに発売されているトリシティ125と外見上の違いはほとんど見当たらず、

おそらく155CCのブルーコアエンジンが搭載されているであろうエンジン周り　と

155と誇らしく表示されたエンブレムでなんとか識別可能となっている。

　車体が重いこともあって、現行のトリシティ125は動力性能にいささか問題があったのだが、155CCに排気量UPすることによって
主に街乗りでの軽快性の向上、合法的に高速道路、自動車専用バイパスを利用できるという効果を得ることができる。
（その反面、保険でファミリーバイク特約が使用不可となるが）

　しかし、トリシティより軽量なマジェスティSでも高速で常用できるのは時速100キロ程度なので、
トリシティでの常用速度はそれ以下になることが予想できる。

　片側２車線の高速やバイパスなら、左側の車線を走行していればまず問題はないが、
まれに存在する、片側１車線の高速、バイパスにおいては肩身が狭い思いをしながら走行するハメとなるだろう。
　
　しかしおなじ三輪のMP3アーバンで高速を走った時の感想では、走行安定は二輪と比較にならないほど高いので、
転倒の心配もなく、安心して高速走行を楽しむことができるという大きなアドバンテージを持っている。

　正直トリシティはヤマハの期待を大きく下回る売上となっているが、個人的には３輪バイクに大きな可能性を感じているので、
155CCの発売がカンフル剤となって、少しでも盛り返してもらいたい所である。

Concept CB TypeⅡ （コンセプト CB タイプ2） 大阪モーターサイクルショー2016

すでに公開済だったConcept CB の追加モデルとして、

Concept CB TypeⅡ　（コンセプト　CB　タイプ2）が世界初公開で展示されていた。

　次期　CB1100と思われる　Concept CB だが、
　　　


現行のCB1100にも発売当初にはタイプⅠとタイプⅡの２タイプあったことを覚えているだろうか。

　ハンドルの高さ以外にほとんど差がなかったため、結局タイプⅡは廃止されたしまったのだが、

その反省と言うべきか、今回はタイプⅠとタイプⅡで全く別のバイクといっても良いほど、外観が異なっている。

　　　　

　落ち着いたデザインのタイプⅠとスポーティなタイプⅡと明確にキャラクターが分けられているので、

このまま発売されればどちらもヒットしそうなデザインである。

CRF250 RALLY プロトタイプ 2016年大阪モーターサイクルショー

　2016年3月20日に大阪モーターサイクルショーに行ってきたので、
展示されていた車両を紹介したい。

　まずはコンセプトモデルからプロトタイプに変更されて、
ほぼ発売が決定されたと思われるCRF250 RALLY プロトタイプ

　　　　　

　昨年の大阪モーターサイクルショーで展示されていたコンセプトモデルと比較して
一番の変更点は四角と丸を組み合わせたヘッドライトが、丸目２灯に変更されたところであろう。


好みの問題だとはおもうが、個人的には大きく改悪されたと思う部分で、
できればコンセプトのテイストを再現してほしかった。

性能的には現行のCRF250Lの前面の風防力UP、
アンダーカウル装着、燃料タンク容量UPなどにより
ツーリング性能をUPしたモデルである。

　ノーマルのCRF250Lの価格４６万２千円に対し
５万円程度の価格上昇にとどまれば、
なかなかのヒット作になるかもしれないが、
　個人的な要望としては、たとえ価格が上昇したとしても、
外装だけでなく、エンジンの排気量アップなどの走りの性能にも
手を入れて欲しかったというのが正直な感想である。